俺的RIOT

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振り返る

2022年12月07日 | ザスパクサツ群馬(2022年)
12月1日に大槻監督の契約更新があったので、ようやく出す。
個人的には継続賛成派だったので嬉しい。

今年の成績は22クラブ中20位で残留。
得た勝ち点は42。試合数と同じ勝ち点が残留の目安になるとは言うがその通り。
昨年は4クラブ降格のレギュレーションで22クラブ中の18位。勝ち点も41なので結果として昨年とは大きな差は付いてない。
得点も今年36に対して昨年35。失点も今年57で昨年56なので得失点差も同じ-21。

数字の話。
今年は11勝9分22敗。
特筆すべきは11勝のうち10勝が1点差でさらに9勝が1-0のウノゼロ。
逆転勝ちが無かったので原則として先制して逃げ切るのが今年のスタイルだった。
しかし逆転負けが3試合、追い付かれての引き分けが2試合あるのでしっかりと逃げ切れていたか?となると少し弱いかな。

22敗のうち15試合が1点差。うち7試合が0-1での敗戦。
17節に町田に0-2で敗れるまで16試合で1点差以内の試合をしていたわけで。この中には一時2点差を追いついた長崎戦や3点差を追いついた横浜FCも含まれている。
粘り強く試合を壊さないって部分が見えた一方で前へのパワーが欠けていた印象も受ける。
試合の終盤でもあまり形を崩してまで攻めるってケースもあまり無かったような。

編成の話。
新監督を迎えたが編成は先に走るので新体制の時点で選手の加入は8人。
昨年ギリギリの順位で残留したが大きな編成に変化は無く、指揮官を代えることで変化を期待した形。
攻撃面での主力だった大前(→京都)、青木(→秋田)が抜けて特に攻撃面での再編成を余儀なくされた中で、やはり難しさはあったのでは。
シーズン途中に期限付きで3人。完全移籍で1人を加えたが、攻撃的なポジションで起用される選手ばかり。開幕前の見通し含めて再考する余地はあったのでは?とは思う。
今年のトップスコアラーは新加入の平松選手の8点。個人としてもシーズンハイの成績。出場機会と成績にムラがあった中でもこの結果は素晴らしい。ボックス内で力を発揮するタイプなので守備タスクに追われると持ち味が出にくい部分はあったのかな。それでも、唯一無二の仕事っぷりは惹かれるものがあった。

年間を通して攻撃の軸になっていたのは加藤選手。昨年は4-4-2の左ハーフ。今年は1つポジションを上げてのプレー。左のシャドーポジションからボールを引き出して試合を組み立てる役割が多くて、前線に人が足りなくなってしまう印象も。
これは昨年は大前がやっていて、同じ問題を抱えてしまっていたんだよね。どうしても組み立てに参加できる選手ゆえに生じてしまう。前に張り続けるタイプでもないし、そういうシステムと戦術でもなかったから。
戦術との兼ね合いもあって右寄りで使った方が…と思うこともあったが、それを解決したのが長倉選手だった。

コロナの影響でベンチメンバーも満足に組めない状況もあったが、ギリギリで持ちこたえた。
どれくらいコロナと付き合うのかは分からないが、少人数の編成では緊急時に耐えられないよなぁ。
2種が充実しているクラブでもないので。


戦術の話。
序盤にミラーゲームとして3バックを採用した試合もあったが、原則は4-4-2での守備ブロックと3-4-2-1でのビルドアップ。
あくまでも原則としたのは意図的に5-4-1ブロックにしたり、ビルドアップも3-1で回したりすることもあったから。

ベースとなるのは守備。それは基礎戦術の部分や起用法からも明らか。
4枚ブロックを2列敷いてスペースを埋める、前線の選手はパスコースに規制をかけて誘導。完全なリトリートではなく、前に出られるところは出るしそれがプレスのスイッチ。
FW起用も二択。守備のスイッチとしてスピードを活かして追い回せる選手と奪った後のロングボールのターゲットになる選手。前者なら深堀・髙木彰・川本選手、後者なら平松・北川・鈴木選手。
それぞれに持ち味があって、それぞれがシーズンの中でも調子の波があったのは否めず。それでもファーストディフェンダーとしての役割はしっかりしていたと思うんだ。守備免除で一撃にかけられる(かける)スペシャルワンの選手は不在だったので、そこは全員で同じ矢印を持てたはず。

ボランチも細貝選手が序盤で離脱。その後は岩上選手を中心に守備強度の高い選手を並べたり、組み立てが出来る選手と組ませたりとローテーション。中盤で内田選手が離脱すると、ボランチもほぼ固定。昨年まで出場機会が多かった久保田・中山選手はなかなか出番が無かった。共に組み立てやリンクマンとしての特徴があるが、うまくはまらなったのかなぁ…とは思う。
重きを置くのは守備強度。対人守備の文字通りの強さもそうだし、立ち位置が良い選手が使われてる印象はある。危険なエリアを潰してくれる程、ありがたいものはないしね。そこに「居る」ことの重要性を感じられる。
ビルドアップの時も片方が極端に上がるのではなくて、中間点にお互いが立つ形。3バック+2ボランチなので後ろが過多な感じもする。裏を返せば前線が人数不足でそれが攻撃の迫力に欠けるのにもつながるし。
シャドーとサイドのフォローアップに出やすい立ち位置と必然的に狙われるであろう、1ボランチにするリスクとの兼ね合いだったのかなぁ。サイドバック兼務の左サイドがもう少し前に出て…って言うのは理想でしょうか。

今年は戦術の基礎の部分を落とし込んだとも言える。
立ち位置の取り方で得意不得意が出ていたし、昨年までのスタンダードな4-4-2であれば活きていた選手も苦しんだケースも散見できたから。
選手としての成長と取るか、合わないと取るか。そこは個人の考えなのでね。


「目標」のために「目指すこと」と「出来ること」があって、そこをどう折り合いをつけるかがチームのマネージメント。
格上の相手には守備でリアクションをしながらも決めきるサッカーをして、それ以外には自分たちで主導権を握るアクションサッカーをして勝ち点を積み上げる。それが理想。
変化をブレと言ったり、貫くことを応用が利かないと言う。言う方は勝手だ。
シーズンの中で大きく上を目指す時期と出来る事をする時期があって、それも二極じゃなくてその間にもグラデーションはある。
グラデーションの中で方向性が見えたり、向かわざるを得なくもなる。
悲しいかな大きく上を目指してる時にそれが出来なかった時の反動は大きく何も残らない。1つ1つコツコツと積み上げたものは大きく崩れない。
一発逆転を信じ続けるか、積み上げを確固たるものにしていくか。どちらも信念はあるはず。それを受け入れられるかは個人の裁量。
どちらを選んでも信じる人もいれば、どちらを選んでも批判する人もいる。結果として目標を果たしても後者は受け入れないでしょう。

個人的には異常さを感じるよね。
そんな人間が代表ツラされても迷惑だ。

あ、最後特定の人への愚痴で終わってしまった。
悔しい。


でわでわ
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