TBA

(仮)

配慮 自主規制 不自由

2020-02-15 | 本と雑誌

 

あったかいのか寒いのかわからない。

薄着でいると寒い気がするし、暖房つけるとちょっと暑いような。

うたた寝してもすぐに目がさめる。

眠くて早めにふとんに入るのに眠れないし。

そろそろ季節の変わり目にきてるのかな。

 

 

「漱石山脈」を読んだ。

 

落語家さんのとか、松尾芭蕉のもそうなんだけど、

こういう師匠と弟子を書いた本ってわりと好き。

でも、この本でおもしろいなあとおもったのは、

いわゆる「四天王」ではなくて、

芥川龍之介だったり、高浜虚子だったり、石川啄木だったり、

弟子ではなかった人たちのエピソード。

近寄りすぎると自分が見えなくなってしまうってことはあるんだろうな。

 

 

「現代短歌 そのこころみ」もおもしろかった。

 

最後のほうの現代短歌の章がよかった。

新聞歌壇のなんというかいやあな感じとか、

それに通じる「配慮」ができる自分が好き、っていう居心地の悪い感じとか。

新聞が政治詠を求めているのか、採用されやすいから政治詠をするのか。

某日曜版でよく目にした名前がここに出てきててちょっと驚いたり。

 

「通俗的正義」という言い方をされているけど、

「100分de名著」で取り上げられている”スローガン”と似たものを感じる。

なんとなく正しそうなことを言っておけば、少なくとも叩かれはしない。

でも、安全パイしか狙わなければ、それは自分自身の表現からは遠ざかっていくはず。

だれにも嫌われないものはだれにも好かれない。

表現は自由。

そして○○警察に負けないためには、理屈なんていらない。

やりたいからやる、で、十分。

 

この本で取り上げられてるある歌人の本の中で、

街歩きをしながら歌を詠むコーナーがあって、

メンバーにいた台湾にルーツを持つ人に、

「帝国」と書いたマンホールが気になるか、みたいな質問をしていた。

その方はまったく気にしてなかったのだけど、

そういう「配慮」が「自主規制」になり「表現の不自由」を生んでいくのになあと。

 

 

「歌舞伎町シャーロック」を見た。

モリアーティが闇に落ちそうな感じ。

そのメインのストーリーを進めるためのエピソードって感じがして、

なんか雑に感じてしまう。

というか、シャーロックのメモとか細かいとこばっかり目についてるだけかも。

やっぱり「もう終わりにしよう」で名前を呼ぶのが後催眠になってるのかな。

「8020463840」にもなにか意味があるんだろう。

 


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