あついはあついけど、
やっぱりいっときよりはましな気がする。
7月の終わりって、
夏休みそのいちの終わりという感じがしてた。
自分らのころは7月の21日が終了式。
で、いちばん楽しいのが7月の終わりまで。
できもしない予定をいっぱいたてるし、
やっと始まった夏休みの期待がいっぱい。
どこそこに行こう。
なにをしよう。
宿題なんてよゆうよゆう。
得意な科目にちょっと手をつけるだけ。
で、8月に入るとちょっとトーンダウンする。
まだ1か月ある。
宿題もまだよゆうがある。
日程的に行けないところも、
できないこともだんだんわかってくるけど、
まだ楽観的な感じ。
これがお盆過ぎると、
だんだん絶望的になってくるんだったっけ。
でも、いま考えるといちばんかなしいのは、
そういう夏休みはきっと毎年やってくるんだ、って思ってたこと。
でも、同じ夏休みは2度となかった。
また行こうねって言ったところにはもう行けなかったし、
いつでも会えると思ってた友だちにももう会えない。
そうかと思うと、毎日が夏休み、って状況になったりもする。
なにも楽しくはなかったけど。
まあ、人生っていろいろ。