カゼひいたみたいで、
ゆうべは薬のんで寝た。
起きたら昼すぎ。
びっくりした。
ひさしぶりに一日が半分になった。
起きてからもしんどいし、
なんにもやる気がしない。
急に寒くなって、
ちょっといそがしいとこれだから。
最近、ふとんに入ってもなかなか寝られないから、
うたた寝をやめようと思って、
本を寒い部屋で読んでたのが悪かった。
「毒々生物の奇妙な進化」
自分の興味の対象に向かって、
突き進んでいく人たちってすばらしい。
口絵のカラー写真というのがどこにあるのか、
はじめわからずに読んでいて、
まあ、こういうのはカラーで見ないほうがいいかも、
と、思ってたら、
まんなからへんにカラーが出てきてびっくり。
毒液を使って快楽を得る、
というような人たちの話が出てきて、
うわってなったけど、
麻薬だって、体には毒には違いないし、
そういうものが科学的に精製される前には、
意外と一般的(ではないか)だったのかも。
ガンズのスラッシュの友だちっていう人の話も出てきたり。
スラッシュっていうと、
ヘビと写ってる写真を見たような気がするし、
「ペットとして飼っていたヘビを動物園に寄付」なんて記事もあるから、
なんか、さもありなん、って感じ。
ダイビングをするつもりもないし、
海にもあまり行かない。
たぶん、アマゾンにも行かないけどやっぱりこわい。
日本にはびっくりするような、
毒を持った生きものはいない、かなと思ったけど、
ハチはこわいかも。
アシナガバチの巣はいまも家にある。
もう死んじゃったかな。
学校に行こうとして靴をはいたら、
なんか痛くて、
でも、遅刻しそうだから、あわてて駅まで走って、
そこでやっと靴を脱いで見てみたら、
中から、瀕死のアシナガバチが出てきたことがあった。
靴の中に入ってて、
そこに足を突っ込んだのが悪かったらしい。
いや、悪くはないだろうけど。
しばらく痛かったけど、死ぬほどではなかった。
でも、もう一回刺されるとまずいのかな。
ゆうべ「編み物王子」っていう人が出てた。
ダイバーシティと編み物。
ジェンダーと編み物。
こどもだろうがお年寄りだろうが、
男の人だろうが女の人だろうが、
編み物をしていけないわけがないけど、
やらなければいけないってこともない。
編み物がアートと呼ばれなくても、
女性のものだと思われていても、
楽しければ男性でもやればいい。
女性でも楽しいと思わなくてもしかたないし、
別に楽しめない人にむりにやらせる必要もない。
こういうダイバーシティとか多様性っていうものを掲げると、
みんながみんなのことを好きでいなければならない、みたいな、
ニコニコ仮面を顔に張り付けてるような印象があるけど、
嫌いだ、っていわれることも受け入れる、
他人のあらゆる意見もとりあえずは尊重してみる、ということも、
また、多様性ではないのかな。
ほんとうに自分がやりたいこと、
ほんとうに自分が正しいと思うことをするのに、
理屈なんかいるんだろうか。
どんなことでも一生懸命に楽しんでいる人を見るのは楽しいし、
それを見てけなす人なんか、残念な人だなって思うだけ。
理屈や意味づけは他人をまきこみ、
思いどおりに指図するためにあるものなのかな。
その人がほんとうにやりたいと思わないこと、
その人がほんとうに正しいと思っていないことを、
わざわざ押しつけることになにか意味があるんだろうか。
それは逆に多様性を認めてないことにはならないのかな。