尹美香代表が送る挺対協週間ニュース2015年第24号
6月29日(月)~ 7月5日(日)
相次いでハルモニたちの訃報を伝えながら、心が重いです。ハルモニたちが生きておられる時に問題を解決する必要があるのですが、このようにあわただしく旅立たれるので、私たちの心はとても重いです。だから、少しの間も穏やかな心を持つことが出来ません。もっと勤勉に、もっと頑張らなければならないという覚悟を固めることになります。如何に高い壁であっても、着実に私たちの努力によって成し遂げられた成果を積み重ねて行けば、超えることができるだろうと信じて、一週間一週間の活動を続けて行きます。その足跡を皆さんにお見せ致します。
挺対協常任代表 尹美香 拝
6月29日(月曜日)
〇曜日が何だったか、海外のキャンペーン中には、日も混乱し、曜日も混乱するのが常です。今日は月曜日なんですよ。市民プロジェクトとして行っている金福童[KIM BOKTONG]ハルモニと一緒にする米国訪問活動、私たちは、ワシントンに到着しました。・・・「ワシントン挺身隊対策委員会」の李ジョンシル[I JONGSIL]会長も出迎えて下さり、「米州希望連帯」の会員たちも出迎えて下さいました。ハルモニと家族のような人々に空港で会い、ハルモニの顔はシャクナゲが咲いたように輝きます。・・・
空港から直ちに記者会見場に直行し、まず、ワシントン及びアメリカ訪問の目的やスケジュールを知らせる記者会見を行いました。放送カメラだけでなく、新聞社の記者たちもたくさん来ました。
6月30日(火曜日)
〇市民プロジェクトとして行う挺対協の金福童ハルモニと共にする米国の活動は、6月30日、ワシントンでの活動を行いました。・・・10時に「アムネスティ·インターナショナル米国支部」の事務所を訪問しました。クーマ代表と面談が予定されていたからです。・・・アムネスティ事務所を入った瞬間、金福童ハルモニを待っている会議室をぐるりと囲む席を満たした活動家たちを見て驚きました。クーマ代表と会う程度のことだけを考えていたのですが、研修員たちと職員の全員が、ハルモニと会うことができるよう席を作って置いたとのことで、ありがたかったです。
○ジョージ·ワシントン大学で、セミナーを持ちました。
○夕食の時間には、「米州希望連帯」の会員たちが、金福童ハルモニが、ソウル市の女性大賞受賞者に選ばれた報道に接し、たちまちお祝い会を整えてくれました。
7月1日(水曜日)
〇市民プロジェクトで行っている金福童ハルモニと共にする挺対協米国訪問活動、今日はワシントンで水曜デモがある日です。ワシントンの日本大使館前で1185次水曜デモを開催しました。・・・米国ワシントンでは、金福童ハルモニと挺対協、「ワシントン挺身隊対策委員会」、「米州希望連帯」、「ワシントン市民学校」、「アメリカ同胞全国連合(naka)」、「農楽隊ハンパン」、フィリピンの進歩女性団体である「Gabriela in USA」が一緒に行った中で、第1185次のワシントン水曜デモを行いました。
○米国で日本軍「慰安婦」問題の解決と戦時性暴力反対キャンペーンを共にするナビ・ネットワークを立ち上げるための集まりを持っています。1185次水曜デモが終わって、在米フィリピン女性団体ガブリエラの常勤活動家に一緒に会いました。
○社会的企業Marymondは、今回の私たちの訪米キャンペーンに、マリーモンドTシャツを協賛して下さいました。
○希望ナビ欧州平和紀行団が、パリ現地時間の7月1日12時に、フランス人権広場で、日本軍「慰安婦」問題解決のための水曜デモを開催しました。
7月2日(木曜日)
○ワシントンでの最後の日です。・・・「米州希望連帯」国際チームの徐ヒョッキョ[SO HYOKKYO]氏と教育チーム長朱フイヨン[CHU FIYONG]氏と一緒に称賛碑がある所に到着すると、ワシントン挺身隊対策委員会の李ジョンシル会長と金グァンジャ[GWANGJA]前会長が出迎えて下さいました。アルジャジーラ放送も前もって来て、撮影をしていました。金福童ハルモニは、称賛碑に綺麗なバラの花束を一つ献花し、称賛碑を撫で、愛情を表現しました。そして蝶の形の椅子に座って見もしました。
○市民プロジェクトで行う金福童ハルモニと共にする挺対協米国訪問活動。米国国務省を訪問し、「第13回日本軍『慰安婦』問題解決のためのアジア連帯会議」の採択決議文と、米国政府をはじめとする連合国の国々に、不処罰資料の公開及び責任を求めました。
○ワシントンでの最後の夜です。午後、米国務省の訪問面談活動の後、「米州希望連帯」の沈ヨンジュ[SHIM YONGJU]国際チーム長と徐ヒョッキョ・チーム員が食事を準備していました。金福童ハルモニが好きな緑豆チヂミとチャプチェ、盈徳[YONGDOK]カニのように出来た料理を美味しく作り、家に招待しました。
7月3日(金曜日)
○シカゴ空港。女性ホットラインの池ヨンジュ[CHI YONGJU]事務局長と平和の碑建立推進委員長などが空港に出迎えておられました。
○マーズの影響で、多くの見学客がキャンセルとなりましたが、「戦争と女性人権博物館」には、7月に入って小学校の友だちが足を運んでくれました。今日、博物館を見学したチームは、高陽[KOYANG]市シニル[SHINIL]小学校スカウト団員たちだったのですが、4~6年生で構成されていました。
7月4日(土曜日)
○市民プロジェクトで行っている金福童ハルモニと共にする挺対協の米国訪問活動。シカゴで金福童ハルモニとパレスチナのハルモニが会いました。
7月5日(日曜日)
○今日、シカゴでは、「平和のための叫び」というタイトルで、金福童ハルモニと尹美香代表の話を聞く行事が開かれました。
○また、1人の日本軍「慰安婦」被害者、崔錦善[CHE KUMSON]ハルモニが、7月5日の夜11時20分に他界されました。 1925年11月に生まれた崔錦善ハルモニは、他のハルモニに比べて遅く、2000年をはるかに越えて初めて、日本軍「慰安婦」被害申告をなさいました。・・・今年、既に7名のハルモニがお亡くなりになったことによって、今や日本軍「慰安婦」被害者は、48名が残っておられます。ハルモニたちが1人でも多く生きておられる時に、謝罪を受け、心の痛みを少なくできるよう、一日も早くこの問題が解決されなければなりません。崔錦善ハルモニのご冥福をお祈り致します。
尹美香代表が送る挺対協週間ニュース2015年第25号
7月6日(月)~ 7月12日(日)
長い旅を終えて米国から韓国に帰ってきて、逆の時差に適応しようと頑張る金福童ハルモニを見ていて、申し訳なく、尊く思い、その後も放送インタビューをすべてこなされるのを見るにつけ、そのエネルギーと底力に感嘆することになる一週間でした。そのような姿を見て、わずかな時間も怠けることが出来ない私たちです。 7月6~12日の1週間の活動を、一緒に分かち合います。
挺対協常任代表 尹美香 拝
7月6日(月曜日)
○長い日程を消化した金福童ハルモニと私たちは、米国シカゴから仁川空港行きの飛行機に乗りました。
7月7日(火曜日)
○挺対協実務者たちと理事たちは、崔錦善[CHE KUMSON]ハルモニの葬儀場に行ってきました。
○会うだけでとても嬉しい私たち挺対協家族に、仁川空港で会いました。
7月8日(水曜日)
〇1186次の水曜デモは、「梨花が日本軍『慰安婦』問題に立ち向かう梨花ナビ」の主管で、吉元玉[KIL WONOK]ハルモニと「日本軍『慰安婦』を讃える世界の日を迎えるサポーターたち」の大学生たち、そして三々五々水曜デモを訪ねて来た一般市民と一緒に、故崔錦善ハルモニを追慕して、始めました。
○希望ナビの欧州平和紀行団は、ドイツのミュンヘンのマリエン広場で、第1186回「日本軍『慰安婦』問題解決のための水曜デモ」を行いました。
7月10日(金曜日)
〇「釜山市民の会」は、釜山[PUSAN]と梁山[YANGSAN]の2人のハルモニにお目に掛かって、その消息を送って下さいました。
○今日、尹美香代表は、京畿[KYONGI]道華城[HWASONG]市のドゥレ自然中学校で、1,2,3年生の全校生徒を対象に、特別講義を行いました。
7月11日(土曜日)
〇金福童ハルモニが、2015年ソウル市の女性大賞を受賞しました。
○挺対協の初期実行委員であられた金シンシル[SHINSHIL]先生が、今日お亡くなりになったという消息を遺家族が事務所に知らせて下さったので、遺体安置所を訪ねて弔問し、遺家族に慰めの言葉を伝えて来ました。行く途中で、前職の挺対協実行委員たちがご一緒下さった慰めの言葉と弔慰金も、お伝えしました。
☆平和ナビ・ネットワークが、「大統領府前リレー・1人デモ」に続き、「8.14日本軍『慰安婦』を讃える世界の日」を迎え、リレー・フォト宣言を行います。広く知らせて頂き、皆んなで参加して下さい!! 下のプラカードを持って認証ショットを撮り、アップするなり、お送り下されば結構です。
☆挺対協は2回目のベトナム平和紀行を公正旅行として行います。先着30名を募集します。
期間:2015年12月06日(日)〜2015年12月13日(土) 7泊8日。
費用:210万ウォン(約225,000円)