大好きな英国画家のおひとりである、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(JOHN WILLIAM WATERHOUSE)の1900年の作品『オルフェウスの首を見つけるニンフ達(Nymphs finding the Head of Orpheus)』。セルジュの歌詞の中に出てきたのでこうして連想されてゆくことを気ままに綴っている。少女漫画で『オルフェウスの窓』(池田理代子さま)やジャン・コクトーやマルセル・カミュの映画なども浮かぶけれど。神話や妖精の世界は文学から絵画や映画、音楽、甥っ子達の楽しんでいるゲームの世界にも表れていたりするので、とても愉しい。
オルペウス、オルフェウス、オルフェ。エウリュディケ、ユーリディスは表記が違うけれど同じ。「オルフェウス伝説」のお話は最終的には冥界(黄泉の国)でふたりは幸せに暮らすというようなもののようだけれど、其処にゆくまでのオルフェウスは壮絶!ギュスターヴ・モローの美しい絵『竪琴でオルフェウスの首を運ぶトラキアの少女』も浮かぶ。詩や音楽の名手であるオルフェウスは毒蛇に噛まれて死んでしまった愛する妻エウリュディケを返してほしいと、冥界の王プルートに懇願する。王は”決して後ろを振り返ってはならぬ”という条件付きでふたりは露にけぶる冥界の坂道を登っていた。しかし、あともう少しというところで、妻が付いてきているかと心配になったオルフェウスは後ろを振り返ってしまう...妻エウリュディケはまた冥界にのみ込まれてしまった。その後のオルフェウスは一切女性に興味を示さなくなり、怒りに狂ったトラキアの女たちに八つ裂きにされて死を迎える。エウリュディケはトラキアの美しいニンフでもあったので、この辺りは女性の嫉妬や怨念のような恐ろしさを垣間見ることができる。不幸なオルフェウスはもう美しい音色を奏でることはできなくなった竪琴と共に流れ、ニンフ達が見つける様を描いたもの。湿った背景の色合いは冷たく少し怖いけれど、ふたりの可憐なニンフ達の面持ちや雰囲気がとても美しくて大好き。さぞかし、驚いたことだろう!こういう世界がずっと大好きでたまらない☆
オルペウス、オルフェウス、オルフェ。エウリュディケ、ユーリディスは表記が違うけれど同じ。「オルフェウス伝説」のお話は最終的には冥界(黄泉の国)でふたりは幸せに暮らすというようなもののようだけれど、其処にゆくまでのオルフェウスは壮絶!ギュスターヴ・モローの美しい絵『竪琴でオルフェウスの首を運ぶトラキアの少女』も浮かぶ。詩や音楽の名手であるオルフェウスは毒蛇に噛まれて死んでしまった愛する妻エウリュディケを返してほしいと、冥界の王プルートに懇願する。王は”決して後ろを振り返ってはならぬ”という条件付きでふたりは露にけぶる冥界の坂道を登っていた。しかし、あともう少しというところで、妻が付いてきているかと心配になったオルフェウスは後ろを振り返ってしまう...妻エウリュディケはまた冥界にのみ込まれてしまった。その後のオルフェウスは一切女性に興味を示さなくなり、怒りに狂ったトラキアの女たちに八つ裂きにされて死を迎える。エウリュディケはトラキアの美しいニンフでもあったので、この辺りは女性の嫉妬や怨念のような恐ろしさを垣間見ることができる。不幸なオルフェウスはもう美しい音色を奏でることはできなくなった竪琴と共に流れ、ニンフ達が見つける様を描いたもの。湿った背景の色合いは冷たく少し怖いけれど、ふたりの可憐なニンフ達の面持ちや雰囲気がとても美しくて大好き。さぞかし、驚いたことだろう!こういう世界がずっと大好きでたまらない☆