薔薇色ファンタジー★ヴェルヴェットの小部屋

色褪せぬ美しきもの・映画・音楽・文学・絵画等。ヴェルヴェット・ムーンのサブchouchouの偏愛日記です。忙中有閑♪

オリバー・ストーン監督「中国は世界レベルになれない」、痛烈批判は一部削除も―台湾メディア

2014-04-21 | 報道・記事メモ
オリバー・ストーン監督「中国は世界レベルになれない」、痛烈批判は一部削除も―台湾メディア

2014年4月17日、第4回北京国際映画祭に出席したオリバー・ストーン監督が、「映画の審査制度がある限り、中国は世界レベルになれない」と中国および映画界を批判した。中央社が伝えた。

北京国際映画祭の記者会見で語ったもの。米紙ロサンゼルス・タイムズによると、ストーン監督は「毛沢東」という中国では微妙なテーマにも切り込み、「中国ではこれまで、毛沢東映画が数多く作られてきたが、いずれも礼賛ばかり。批判が見られない」「毛沢東と文化大革命を正面から描く映画を作るべき。そういう作品を作れた時が、本当の意味で開放されたと言える」とコメント。観客から拍手と歓声が上がったが、“政府関係者を動揺させた”と報じている。

ストーン監督によると、1990年代に文化大革命を描く構想を持っていたが、中国当局の審査を通過せず拒絶されたという。監督によると、文革を背景に同性愛を描く作品だった。自身の1986年の映画「プラトーン」を例に挙げ、「私は自分の国も批判するのだから、他の国を批判してもいいはずだ」とコメントしている。

2008年にも北京五輪の記録フィルムを製作しようと、参考写真として北京市内の様子を撮りだめたというストーン監督。こちらも中国当局に受け入れられず、「自分たちが世界に発信したいのは、誇り高い面を写したものだ」と批判されたという。このためストーン監督は、「中国は国際化を目指してハリウッドと合作したがるが、自国の歴史を直視していない」と語っている。

米紙ニューヨーク・タイムズの転電として中央社が伝えたところによると、ストーン監督はこの席でウイグルやチベット問題にも言及。しかしこれらの内容は映画祭公式サイトや中国メディアの報道内で全削除されている。
引用:Record China 4月20日(日)0時10分配信(翻訳・編集/Mathilda)

★流石、米国の社会派映画監督の発言です。ストーン監督はウイグルやチベット問題にも言及されたそうです。まあ、中国共産党は困ることは報道規制。国民の言論統制、SNS等の規制も厳重体制。文化大革命も天安門事件も無かった事にしたいのでしょう。中国の多くの民、同胞を死に追いやった。同胞を虐殺した歴史を日本にすり替え、抗日プロパガンダに余念のないお気の毒な隣国中国は、こうして歴史を塗り変え続ける。素晴らしい歴史ある中国の文化をも破壊してゆくのは憐れとしか思えません。米ソの冷戦崩壊後も、着々と現在進行形で他国を侵略し続ける。モンゴル、チベット、ウイグル、今学生たちが蜂起して闘っている台湾、フィリピン、そして次は(既に始まっていますが)日本でしょう!経済的にはグローバルながら軍拡、覇権主義を続ける中国共産党。私達は右左、保守、革新という安易な二項対立軸ではなく、精神的なレジスタンス体制に既にある(と気づいているお方も多いけれど、メディアは所詮、経済優先ゆえに報道はごく一部という現状)。日本は今の所、中国の人々に比べれば随分言論の自由があります。けれど、知る権利と叫びながら報道する使命は何処へ...勝手なものだなあ。私は音楽や映画という親しい友人たちから今日も学び、私はどう想うか、と考えながら、愛しき祖国日本を思いながら精神的連帯に希望を抱く日々です。

2年程前、某知人と久しぶりに再会した折に、ふと政治的な話題になり、私が「アメリカの属国状態から脱する日が戦後体制からの脱却。だから憲法無効論を訴える人々に共感しているんです」と。「あれ?流行の右傾化ですか(笑)」と、話題は変わった。けれど、今年になり再会したその知人は、とても憤慨して熱く語るのでした。所謂「嫌韓」という感じ。私は同じ言葉を返したかったのですが、面白いものだなあ~と思い、やや呆れと微笑ましさで会話は近況へと流れました。如何にメディアの影響が大きいのか!と、こうした小さな日常会話でも窺えるのだと実感しています♪

米国ローリング・ストーン誌が選出した「史上最も偉大なシンガー100」★デヴィッド・ボウイは23位でした♪

2013-05-30 | 報道・記事メモ
 2008年の米国ローリング・ストーン誌が選出した「史上最も偉大なシンガー100」。ちょっと古い記事ですが、メモ帳に貼っていたものを記録しておこうと思います。選出がアメリカということ、ロック・シンガーが主のようですので、マリア・カラスもエディット・ピアフも探してもランクに無い訳です。大御所のブルースやソウル・シンガーがおられるのですが、ビリー・ホリディやサラ・ヴォーンは別の様です。よく分かりませんが、このようなランキング発表には、どうしても納得が行かないお方も多いでしょうね。でも結構楽しいです。

 みんな大物ばかりですが、個人的な興味で見ると、10位内にジョン・レノンが5位、20位内にミック・ジャガーが16位、デヴィッド・ボウイも23位に!ジェフ・バックリーやトム・ヨークも入っているし、辛うじて98位にスティーヴィー・ニックスも!!でも、ケイト・ブッシュが100位までに入らないのって?!偉大なるシンガー、それも紛れもなくロック範疇だし。アメリカでのヒット曲が少ないからだとしたらマドンナは?...と云ってみました☆



The 100 Greatest Singers of All Time 2008 by Rolling Stone

1. Aretha Franklin
2. Ray Charles
3. Elvis Presley
4. Sam Cooke
5. John Lennon
6. Marvin Gaye
7. Bob Dylan
8. Otis Redding
9. Stevie Wonder
10. James Brown

11. Paul McCartney
12. Little Richard
13. Roy Orbison
14. Al Green
15. Robert Plant
16. Mick Jagger
17. Tina Turner
18. Freddie Mercury
19. Bob Marley
20. Smokey Robinson

21. Johnny Cash
22. Etta James
23. David Bowie
24. Van Morrison
25. Michael Jackson
26. Jackie Wilson
27. Hank Williams
28. Janis Joplin
29. Nina Simone
30. Prince

31. Howlin' Wolf
32. Bono
33. Steve Winwood
34. Whitney Houston
35. Dusty Springfield
36. Bruce Springsteen
37. Neil Young
38. Elton John
39. Jeff Buckley
40. Curtis Mayfield

41. Chuck Berry
42. Joni Mitchell
43. George Jones
44. Bobby "Blue" Bland
45. Kurt Cobain
46. Patsy Cline
47. Jim Morrison
48. Buddy Holly
49. Donny Hathaway
50. Bonnie Raitt

51. Gladys Knight
52. Brian Wilson
53. Muddy Waters
54. Luther Vandross
55. Paul Rodgers
56. Mavis Staples
57. Eric Burdon
58. Christina Aguilera
59. Rod Stewart
60. Björk

61. Roger Daltrey
62. Lou Reed
63. Dion
64. Axl Rose
65. David Ruffin
66. Thom Yorke
67. Jerry Lee Lewis
68. Wilson Pickett
69. Ronnie Spector
70. Gregg Allman

71. Toots HIbbert
72. John Fogerty
73. Dolly Parton
74. James Taylor
75. Iggy Pop
76. Steve Perry
77. Merle Haggard
78. Sly Stone
79. Mariah Carey
80. Frankie Valli

81. John Lee Hooker
82. Tom Waits
83. Patti Smith
84. Darlene Love
85. Sam Moore
86. Art Garfunkel
87. Don Henley
88. Willie Nelson
89. Solomon Burke
90. The Everly Brothers

91. Levon Helm
92. Morrissey
93. Annie Lennox
94. Karen Carpenter

95. Patti LaBelle
96. B.B. King
97. Joe Cocker
98. Stevie Nicks
99. Steven Tyler
100. Mary J. Blige

★偉大な方々ばかりなのですが、太字にしたのは、個人的に「おおっ」と嬉しく思った方々です。基本的にロックの入り口は英国、それも私のランキングならボウイが1位、バンドならローリング・ストーンズなもので...。

※下に自動的に「キーワード」が表示されます。どうして「デヴィッド・ボウイ」は無いのでしょうか?「デヴィッド」だったらいっぱいいますね。

「なぜ悲しい音楽を聴くとロマンチックな感情になるのか」 理研が一端を解明

2013-05-28 | 報道・記事メモ
なぜ悲しい音楽を聴くとロマンチックな感情になるのか - 理研が一端を解明

理化学研究所(理研)と東京藝術大学は5月24日、悲しい音楽は悲しみだけでなくロマンチックな感情も聴き手にもたらし、また、その作用が音楽経験の有無に関係なく引き起こされることを実証したと発表した。

同成果は、理研脳科学総合研究センター 情動情報連携研究チームの岡ノ谷一夫チームリーダー、川上愛ジュニアリサーチアソシエイト(現 客員研究員、JST ERATO岡ノ谷情動情報プロジェクト研究員)、東京藝術大学 美術学部の古川聖教授らによるもので、スイスの科学雑誌「Frontiers in Psychology」オンライン版に掲載された。

悲しい音楽や悲劇は、鑑賞者に悲しみをもたらすと考えられているが、従来の感情研究における「悲しみは不快である」という前提に立つと、聴き手が自ら進んで悲しい音楽を聴いたり、悲劇を鑑賞したりする行動は矛盾したものとしてとらえられ、芸術を生み出した人類にとって長い間の疑問となっていた。

我々人間は、ある音楽がどういう音楽かを判断するとき、自分自身の体験を参考にする。例えば、過去に短調の曲を聴いて悲しくなった体験があるから、短調の曲は悲しいと判断するが、そうした経験に基づいて音楽を判断しながら、実際に自分自身はそれと異なる感情を体験しているときがあり、そうした不一致が生じる例の1つが、悲しい音楽を聴いたときに感じる心地よさである。

今回、研究グループは、悲しい音楽や悲劇が鑑賞者に悲しみをもたらすと同時に、心地よさなど快の感情ももたらすからこそ、人はこうした芸術を自ら求めるのではないかと仮定し、「聴いた音楽が一般的にどのような音楽であるか」の判断と「音楽を聴いて実際にどのように感じたか」といった聴き手が体験した感情という両面から、悲しい音楽が聴き手にもたらす「快の感情」の体験を実証することを目的に研究を行った。

具体的には、既存曲(グリンカ作曲ノクターンなど)の一部を抜粋し、悲しい音楽とされる短調で構成された30秒程度の曲に編集。この編集した曲を、18歳~46歳の44人(男性19人、女性25人)の実験参加者に聞いてもらい、鑑賞後に「一般的に多くの人は、この音楽を聞いてどう感じると思いますか?」、「あなたは、この音楽を聴いてどう感じましたか?」という質問を実施。実験参加者は、それぞれの質問に対して「悲しい」、「愛おしい」、「浮かれた」、「圧倒された」といった感情を表す62種類の用語とその強度(0~4)を回答する形で行われたが、音楽経験による影響を調べるため、44人を音楽家集団17人と非音楽家集団27人の2グループに分けて行われた。

62種類の用語への回答より相関関係の強い用語に共通した要因を抽出したところ、「悲しみ因子(悲しい、ゆううつ、沈んだなど)」、「高揚因子(圧倒された、興奮した、刺激的な、など)」、「ロマンチック因子(うっとりした、愛おしい、恋しいなど)」、「浮き立ち因子(浮かれた、快活な、踊りたいようななど)」の4因子が見いだされた。

そこで、各因子の評価結果を詳しく調べたところ、悲しみ因子については、聴いた音楽が悲しいものと判断するほどには自身では悲しみを体験しておらず、一方、ロマンチック因子については、聴いた音楽がロマンチックなものと判断する以上に自身がロマンチックな感情を体験していたことが判明したという。また、これらの結果は音楽経験に依存しないことも判明したという。

また、どのような音楽であるかの判断の評価では、悲しみ因子の強度が他の3つの因子より突出していたのに対し、実際にどのように感じたかの評価では、突出した因子はなかったする。これは、人は悲しい音楽を聴くと過度に悲しい音楽であると判断するものの、自分自身はそれよりも低い程度の悲しみとともに"快の感情"も体験するという両価的な感情体験の存在を示す結果だと研究グループでは説明する。

今回の結果を受けて研究グループは、芸術には快と不快の両価的な感情を引き起こす作用があることが示され、これは感情の仕組みを考えるための新たな観点を提供するものとなると説明。感情は、進化の過程で保存された生存上必要な機能と考えられており、自身に直接の危害がおよぶ危険性のある日常場面での感情(直接感情)とは異なり、音楽聴取という自身に直接の危害が及ばない生存が保障された状況では、安心して悲しい音楽を楽しむことができる、つまり音楽が表現している感情を代理的に体験する「代理感情」という感情状態にあると考えられるとのことで、今後は、この新しい概念である代理感情を調べていくことで、人が悲しい音楽をあえて聴こうとする行動を解明することにつながっていくことが期待できるとしている。

引用:[マイナビニュース]
5月24日(金)12時10分配信

★なるほど~、と思いながらも、「悲しい音楽」ってなにかな?とも。ヒーリング音楽なるものが流行った頃も私は疑問でした。大手書店にも「癒し」「ヒーリング・ミュージック」のコーナーが。人それぞれの悲しい曲、美しい曲、癒される曲がある。それらからエネルギーを頂ける、心が安堵するということなら度々。嘗てバンド活動もされていた友人とそんな会話をしていた折に、彼女は「ノイズミュージック」を聴くと落ち着くのだと。騒音の中で平静さを見い出せる心なのか、と興味深く聞いていたことを思い出します。私もノイズと紙一重のクラシック音楽、室内楽のような音楽、シャンソンを聴くと圧迫感から平静さを取り戻せることがあります。まあ、その時々の心理状態によって異なるのでしょうけれど。心が求める音楽を聴く、聴きたいと思う音楽を聴いている私ですが、このような研究をされている人達、また成果からの学びもあると思い勉強になりました。