八手は日本固有種で、天狗の団扇ににているのか、「ハウチワ」と呼ばれる。日陰や大気汚染に強く、庭木に利用したり「千客万来」など縁起を担いで、玄関先や門の脇に植えられたりすることもあるそうだ。秋の季節に紅葉する木々もいいけれど、椿やこの八手のように、年中深緑を絶やさずドンと構える姿に元気をもらえる。この大きな手は、優しく差し伸べてくれる母の愛を感じる。八手というが、葉は八つに分かれていない。7~11枚の奇数に分かれているのが特徴だそうだ。
冬の季節に、白い花を咲かせる。線香花火が音をたてて、チカチカ、パッパッパ と火花を飛ばして弾ける様子を連想される。
天狗さんが、この大きな団扇で、世の中を一掃してほしいものだ。
花言葉<健康・親しみ> 撮影地:畑