先日ご縁があって手にいれた懐中時計です。
「時」という文字がよいでしょ。コレ軍用時計でして、戦争中に精工舎(現セイコー)が陸軍に直接おさめたものらしいです。採用された時の暦、皇紀2600年(昭和15年)の末尾の00を取って100式とよばれております。鉄道時計の19セイコーがベースの一日巻仕様。大方のモデルは下記のようなケースに入っており、飛行機の計器板に直接ボルトオンする仕様だったようですが、
エンジンや着陸時の振動で壊れることが多かったことから、パラシュートのひもにつけて首から下げているパイロットが多かったんだとか。。私の手にいれた百式飛行時計は、戦後懐中時計として使用できるように、鉄道時計のケースに入れ替えられたもののようです。70年近く前のものにしては、非常に奇麗な状態を保っておりますが、残念ながら不動でしたので、諏訪の「伊東時計修理工房」さんに修理をお願いすることにしました。診断結果は、問題個所がいくつもあるものの、なんとか復活できそうとのことでした。よかった~!
対応については
秒カナ押さえレバ―の製作
丸穴車、キチ車、ツツミ車の歯先研磨
爪石の調整
軸受摩耗部分の穴詰め
キチ車のカシメ板の調整
オーバーホール及び調整
などを行っていただく予定。戻ってきたらまたレポートしたいと思います。
追記:2012/03/14
診断結果ですが、動力部については十分稼働するものの、巻き上げ部の摩耗があまりに激しい為、巻上の際にスリップorキシミ状態となり正常に機能しない状態でしたorz..角穴車、ツツミ車、キチ車、丸穴車等の巻上に関係するパーツの摩耗が原因で、これらは制作不能な部品のようです。懐中時計って奥が深いですねぇ。。数週間在庫の部品などで対応できないかご調整いただいたのですが、残念ながら不可でした。百式のジャンク品等のパーツを気長に探すしか方法はなさそうです。。
「時」という文字がよいでしょ。コレ軍用時計でして、戦争中に精工舎(現セイコー)が陸軍に直接おさめたものらしいです。採用された時の暦、皇紀2600年(昭和15年)の末尾の00を取って100式とよばれております。鉄道時計の19セイコーがベースの一日巻仕様。大方のモデルは下記のようなケースに入っており、飛行機の計器板に直接ボルトオンする仕様だったようですが、
エンジンや着陸時の振動で壊れることが多かったことから、パラシュートのひもにつけて首から下げているパイロットが多かったんだとか。。私の手にいれた百式飛行時計は、戦後懐中時計として使用できるように、鉄道時計のケースに入れ替えられたもののようです。70年近く前のものにしては、非常に奇麗な状態を保っておりますが、残念ながら不動でしたので、諏訪の「伊東時計修理工房」さんに修理をお願いすることにしました。診断結果は、問題個所がいくつもあるものの、なんとか復活できそうとのことでした。よかった~!
対応については
秒カナ押さえレバ―の製作
丸穴車、キチ車、ツツミ車の歯先研磨
爪石の調整
軸受摩耗部分の穴詰め
キチ車のカシメ板の調整
オーバーホール及び調整
などを行っていただく予定。戻ってきたらまたレポートしたいと思います。
追記:2012/03/14
診断結果ですが、動力部については十分稼働するものの、巻き上げ部の摩耗があまりに激しい為、巻上の際にスリップorキシミ状態となり正常に機能しない状態でしたorz..角穴車、ツツミ車、キチ車、丸穴車等の巻上に関係するパーツの摩耗が原因で、これらは制作不能な部品のようです。懐中時計って奥が深いですねぇ。。数週間在庫の部品などで対応できないかご調整いただいたのですが、残念ながら不可でした。百式のジャンク品等のパーツを気長に探すしか方法はなさそうです。。
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