私は偽タイ人です

　　
　　　　　　　　　　　　　　　セントラルワールド前

来た当初、ワールドトレードセンター（現セントラルワールド）と
呼ばれていたころ、前の大通りの歩道を歩いていると
「社長、タクシー」　と日本語と手招きする運転手がいました。
来るたびに声かけられました。
いつごろから声がかからなくなったのかはわからないが、私だけではなく
日本人に対しても少なくなったような気がします。

その時は伊勢丹の買い物袋を持っていたからかもしれませんが、
数年前から伊勢丹で買い物してもマイバッグに移し替えるので
気付かないだけかもしれません。
歩いていると運転手がこちらを見ますが何も動きがありません。
私も目を合わせないように知らんぷりして通り過ぎます。

また、国立博物館前でも何回か声をかけられましたが最近はないです。
一度近づいて来た事がありましたが、タイ人と思ったみたいで
戻ってしまた。
別の場所で時間を聞かれたり、別の日に女子学生二人組から写真撮影を
頼まれたこともありました。
一人で行動するのでタイ人に見られているのかもしれません。

物乞いを見なくなった

　　
　　　　　　　　　　　　　　　　路上で物を売る人達

ＢＴＳサイアム駅とスカイウォークをつなぐ歩道橋に
赤ん坊を抱えた女性がいたが最近見なくなった。
また、伊勢丹からプラトゥーナム市場に行く途中でも、
カンを前に置き黙って座る男性も見なくなった。

目が不自由な人が戦勝記念塔周辺の陸橋を歌いながら
歩いているのを何度か見ましたが、物乞いを商売にしていると
聞いたことがあったので、かわいそうと思うが
お金をあげたことがない。
通り過ぎる時にカンの中を覗いたが硬貨ばかりで
割に合わない商売だと思う。

１５年前と比べると物乞いが少なくなりました。
生活が豊かになったので、物乞いする必要が
なくなったのでしょう。
ＢＴＳは混む、自転車をよく見かける、清潔な服装、
裸足や破れたシャツを着ているタイ人がいなくなった
ことが証です。

路線バスで思い出す事

　　
　　　　　　　　　　　　　　　　ペッブリー通り

思い出しても笑えます。
バンコク市内を歩いていると、バス停前にいるタイ人達に
見られているようで、その前を通るのが少し恥ずかしい気持ちでした。
後日わかったことですが私を見ていたのではなく、行先番号が書いてある
バスを待っていただけでした。
バス停以外ですれ違うタイ人は私を見ないのでなぜだろうと思っていました。
理由がわかると笑っちゃいました。

乗るバスが来たら手をあげ急いで乗り込みますが、バス停があっても
ずれて止まったり、乗り込む途中なのに出発してしまうバスもあったりして
危ないです。
日本では考えられないことです。

エアコン付、エアコンなしがあり、エアコンなしは窓が開けっ放しで、
ドアも開けたまま走るバスも見ます。
バス路線がときどき変更されるが修正しないままもあると聞きます。
タイ人には大したことではないようです。

エアコン付３回、エアコンなし１回、友人と一緒に乗りましたが
私一人では乗れません。