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花と文。(暮らしと本と花と)

日々の心に残る記しておきたいこと。

ふと心に入ってきた言葉。

2016年03月13日 | ひとりの芸術家

 「大雅の人柄は静かで

 のんびりとしており

 名誉や恥辱で心をわずらわすことなく

 外物の移りかわりに よく応じたものの

 その反面 いい加減な妥協をして 志を汚すようなことがなく

 外見はなげやりなようだが 

 内面は修行を積んでおり

 人と交わるのに謙遜ではあるが へつらうことなく

 礼法に簡であって

 行くべくして行かず 答うべくして答えず

 人に恵んでも報を求めず 

 廉潔であるが 人の気持ちを傷つけることはなく

 取与得失においては平然としていた」

・・・

 池大雅(いけのたいが)

 日本の江戸時代の文人画家、書家。享保8年(1723年)、京都銀座役人の

下役の子として生まれる。父を早くに亡くし

経済的に苦しい中、6歳で素読を始め、7歳から本格的に唐様の書を学び始める。

               (ウィキペディアより一部抜粋)

 

とある展覧会で、上記のような文章を見つける。

池大雅・・・という江戸時代の文人について、ある人物が書き遺したものである。

・・・

何度も何度も味わうように心に落とす。

こんな人物いいなぁと思った瞬間でした。

そういう言葉の出逢いもあって

人生はやはり奥が深くて面白い。

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