いいえ、減速機とトルクコンバーターは異なる構造を持つ機械部品です。
減速機（またはギアボックス）は、通常、入力軸の回転速度やトルクを変えるために歯車機構を使用して設計された装置です。主な目的は、エンジンやモーターからの高速・低トルクの入力を受けて、出力軸側で低速・高トルクの動力を提供することです。減速機は歯車の組み合わせやプレートの配置などを使用して、入力と出力の回転速度やトルクを変換します。減速機は、車のトランスミッションや産業機械などで広く使用されています。
トルクコンバーターは、主に自動車の変速装置で使用される装置で、エンジンからの出力を伝える際にトルクと回転速度を調整する役割を果たします。トルクコンバーターは、フルードを利用して内部で動力を伝達する仕組みを持ち、トルクの増幅やスムーズな変速を実現します。トルクコンバーターの基本構造には、ポンプ、タービン、およびスターター・クラッチなどの要素が含まれます。
要するに、減速機は主に歯車メカニズムを使用して回転速度とトルクを変換するための装置であり、トルクコンバーターは流体を介してトルクと回転速度を制御するための装置です。これらは異なる機能と構造を持っており、異なるアプリケーションで使用されます。
では減速機は出力側からのインパクトが入力側までダイレクトに伝わり、トルコン （トルクコンバーター）は流体を介すので衝撃が伝わりにくいと考えてよいですか
はい、おっしゃる通りです。減速機とトルクコンバーターは、それぞれ異なる方法で入力側から出力側にトルクや動力を伝達するための機構を持っています。
減速機は通常、歯車メカニズムや歯車の組み合わせを使用してトルクと回転速度を変換します。このようなメカニズムはダイレクトにトルクを伝達するため、入力側からのインパクトや衝撃が比較的ダイレクトに出力側に伝わることがあります。これは一般的に、高い剛性を持つシステムです。
一方、トルクコンバーターは流体を介してトルクを伝達するメカニズムを使用します。この流体は通常、動力をスムーズに伝達し、衝撃を吸収する役割を果たします。トルクコンバーターの構造にはポンプとタービンが含まれ、流体がこれらの要素間で動力を伝達することにより、スムーズな変速と衝撃の吸収が可能となります。したがって、トルクコンバーターを使用する場合、衝撃が伝わりにくいと言えます。
要するに、減速機はダイレクトなトルク伝達を行い、トルクコンバーターは流体を介してトルクを伝達し、衝撃を吸収する機構を持っているため、衝撃が伝わりにくいと考えることができます。