整備工場選び

通勤車のMG-TF号が今年３回目の退院。
つまり３回も入院したわけです。

9月に12ヶ月点検＆車検…これは年中行事。
10月にクラッチ不良…これは9月に直されるべき。
そして今回はスターターモーター交換。

クラッチ交換を終えて戻ってきたのが木曜日。
翌月曜の帰宅時になんか予兆はあったのですが、
火曜に会社の駐車場から動かそうとした時に全く動かなくなった。

寒くなったのでバッテリーか？と思い、
電圧チェックやジャンプスタートを試みたけど、
バッテリーは問題ない。ヒューズ関係も見たけど異常なし。
丸っきり「キュル」とも言わない。これはスターターモーターが壊れたに違いない。

10月のクラッチ交換時に当然スターターモーターは外してるわけで、
整備工場にチェックしてもらうべく問い合わせ。

ここの段階で呆れ気味の私。
そもそも9月の点検でクラッチの不調が判ってて直してくれないのだから。
今回は会社にクルマはあるしエンジンもかからないし…陸送ロードサービスの手配も必要。

「キミん所で修理してもらってすぐに会社で動かなくなったんだけど、陸送と整備の手配をお願いします」と言ったら、「整備の予約は出来る。陸送の手配は出来ないから、いつ持ってこれるかだけを教えてくれ (Just let me know what day you will get it to us)」とガッカリする答えが返ってきた。

…プツン…

してやりました。

なんで俺が陸送の予約を入れて、整備工場に予約を入れて調整しなきゃいけねーんだ。
しかもこの整備工場で希望した日に予約を出来たことは無い。
2週間前に予約を入れても「今日は手が回らなかったから車検通せてない」なんて言ってきたりすることも。

イギリスってこんな国なんだなぁって思って今日の今日まで仕方なく我慢してきたけど、
「いつ持ってこれるかだけ教えてくれ」にもう我慢できない。客に言う言葉か、それ？

こんな酷い整備工場だから、ちゃんとアフターケア部署があって、
お世話になった数日後にフォローの連絡が来るんです。
「不具合ありませんでしたか？」とか、
面倒なときは「サービス向上のためにアンケートにご協力下さい」
みたいなのが電話やメールでしっかり来ます。明らかに別部署と言うか代理店だなあれは。

何でもかんでもエイジェンシーの国なんで。

そのアフターケアの問い合わせが来たと同時にスターターモーターが壊れた。
思いっきり文句言ってやろうかと思ったけど、そのまま痛い目遭えと思い黙ってやろ。

まぁ、何故その整備工場を使っていたかと言いますと、家から一番近いMG取扱店なのです。
この国も町工場的クルマの整備工場やタイヤ屋さん兼整備請負工場はたくさんあるのですが、
メーカー指定のフルサービス履歴がクルマを売るときのステータスになるのです。
だから不満を持ちつつも近所のMGを取り扱うクルマ屋さんに出してたわけです。

もうすぐ帰任かもしれないし、ここまで集め続けたMGヒストリーを汚さないように、
試しにMGのウェブページで会社近くのMGディーラーを調べたら、新しいのが見つかったのです。
そう言えば１～２年前から見る新しいディーラー。
ここに問い合わせてみよ。ディーラーのホームページから問い合わせ出来るし。

そしたら3日後に電話がキター（←このスピード感、こっちでは普通です）
まぁ3日間も放置する僕もだいぶこちらのスピード。普通は電話なのです。

この担当者、超親切に陸送から修理手配まですんなりやってくれた。
電話が来た翌朝に手配された陸送のオッチャンもすぐ来てくれた。（こっちは微熱でしたが）
ガッツリ霜が降りてて寒い中、天使のように親切なオッチャンだった。


しかもしかも陸送された後もディーラーから陸送業者で困ったこと無かった？って気遣ってくれるし、
クルマは預けたその日に直るし…担当者はMrとかSirっていっぱい言ってくれるし、

…スゲースゲー！俺、お客様だ。…

同じブランドのディーラーとは思えない。爪の垢を煎じて飲ませてあげたい。

人それぞれとはよく言うことですが、欧州はその幅が大きく、
同じ看板背負ってても頼む人によって大きく変わるのを再認識しました。
今までたくさんの時間を無駄にした感じ。
でも良いところを見つけられて良かった。