素盞雄神社
(すさのおじんじゃ)
(荒川区)

概要
素盞雄神社は、東京都荒川区南千住にある神社です。
松尾芭蕉の「奥の細道」の旅の出発点として有名です。
神紋・社紋


主祭神
素盞雄大神
(すさのおおおかみ)
飛鳥大神
(あすかおおかみ)
創建
795年
例祭日
6月3日
別名
お天王様
略縁起

平安時代延暦14年(795年)4月8日の夜、役小角(えんのおづぬ)の弟子、黒珍(こくちん)が、「吾れは素盞雄大神・飛鳥大神なり。吾れを祀らば疫病を払い福を増し、永く此の郷土を栄えしめん。」との御神託を授け、祭神の牛頭天王・飛鳥権現の二柱の神が降臨した小塚の中の奇岩を祀って創建したと伝えられています。

素盞雄神社小塚原・三の輪・下谷通新町・三河島・町家など、区内で最も広い地域を氏子圏とする鎮守で「てんのうさま」とも呼ばれる。石を神として尊崇する信仰は全国各地にみられるもので、当社も石神信仰に基づく縁起を有する。延暦十四年(七九五)、荊石が微妙な光を放ち、その光のうちに翁の姿をした二神(素盞雄命・事代主命)が現れ神託を告げたという。そのためその石は「瑞光石」と呼ばれ、出現した二神を祭神として祀る。宝暦年間頃まで行われていたという千住大橋綱曳は、その年の吉凶を占う当社の神事で、『東都歳時記』(天保九年)にその雄壮な様が描かれている。荒川区教育委員会看板より引用
境内
社殿

瑞光石

鳥居


神楽殿

手水舎

御神水平安時代延暦十四年創建より悠久の千二百余年。江戸の文人墨客たちに飛鳥の杜と親しまれたこの境内に、神事ならびに非常時の生活用水として広く地域に供すべく、深井戸(深度百四十メートル)を新設致しました。よって、然るべき五十余項目の水質試験の結果、【飲料適合】と出ましたので、手水舎水道水を天地の恵み(御神水)に切り替えました。お水取りの方は、水鉢後方に蛇口があります。看板より引用
狛犬・獅子




授与所

そのほか

素盞雄神社と文人たち千住宿界隈や隅田川沿岸お社寺には、江戸の文人が残した碑が多く見られる。この境内にも、文人が建てた二基の碑がある。文政三年(一八二〇)建立の松尾芭蕉の句碑と、旗本池田家の主治医の死を悼んで、天保十二年(一八四一)に建てられた森昌庵追慕の碑である。芭蕉の句碑は、谷文晁の弟子で関屋在の建部巣兆・儒学者で書家としても名高い亀田鵬斎らが、森昌庵追慕の碑は、『江戸名所図会』などの挿絵で知られる長谷川雪旦、この近隣に住んでいた俳人・随筆家の加藤雀庵らがそれぞれ建碑にかかわった。これらの碑は、文人たちの交流を今日に伝えている。荒川区教育委員会看板より引用
末社

福徳稲荷神社
菅原神社
稲荷神社
浅間塚

住所
東京都荒川区南千住6-60-1
アクセス
JR東日本・東京メトロ・つくばエクスプレス
南千住駅
徒歩9分
京成線 千住大橋駅
徒歩8分
最後に
松尾芭蕉の「奥の細道」の旅の出発点として有な素盞雄神社。

きりりとした気配に気が引き締まる思いがしました。
境内には文人が愛した名残が所々に残されてありました。


松尾芭蕉も眺めたであろう景色に想いを馳せ、神社を後にしました。
参考
Wikipedia
東京都神社庁HP
素盞雄神社HP