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リートリンの覚書

名所江戸百景を訪ねて 第108景 「深川洲崎十万坪」


名所江戸百景を訪ねて


名所江戸百景
第108景 「深川洲崎十万坪」


洲崎上、空からの鳥瞰図です。

眼下に広がる一面雪に覆われた平地は、一橋徳川家が譲り受けた十万坪と呼ばれた埋立地です。

画面左端には丸太が建ち並ぶのが見えるので、そのあたりが木場です。

遠景に見える山は筑波山です。
 

洲崎十万坪


洲崎(すさき)は、東京都江東区東陽一丁目の旧町名です。

元禄年間(1688~1704)に埋め立てられた土地で、古くは「深川洲崎十万坪」と呼ばれた海を景勝地でした。
 


描かれた場所は
現在どのようになっているのでしょうか?
訪ねてみました。



小名木川橋の南岸より撮影してみました。



最後に

何処で描かれたのか?
 
上記の写真は、参考にさせて頂いている広重ー「名所江戸百景」めぐり東京シティガイド江戸百景グループさんの説ですと、小名木川橋の南岸辺りの場所とのことで、そちらで撮影しましたが…


色々調べてみますと、果たしてこの場所で良いのか?ちょっと疑問に思っています。

名所江戸百景・第107景 「深川洲崎十万坪」で前面に描かれているのは海です。

つまりは、「深川洲崎十万坪」(現在東京都江東区東陽一丁目)の南の海の上空か「深川洲崎十万坪」を描いている。

そして、丸太が描かれている左端が木場と思われ、遠景に描かれた筑波山の方角から推測すると。

現在の潮見駅辺りの上空から「深川洲崎十万坪」(現在東京都江東区東陽一丁目)を描いているのではないかと私は思いました。

機会があったらそちらかも撮影してみたいと思いました。





参考
太陽の地図帖 広重「名所江戸百景」の旅
Wikipedia

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