リートリンの覚書

日本の神様・䨄山祇


日本の神様

䨄山祇
(しぎやまつみ)

 
軻遇突智命の遺骸から化成した神

伊耶那岐神に殺された迦具土神の遺骸の各部位から生まれた八神の山津見神の第五です。
 

別名


志芸山津見神
(しぎやまつみのかみ)


「日本書紀」では


日本書紀 巻第一 神代上
第五段 第八の一書では、
このように登場しています。
 
伊弉諾尊は軻遇突智命を斬って五段にしました。この各段が五つの山祇となりました。一つは頭、大山祇となりました。二つは身中、中山祇となりました。三つは手、麓山祇となりました。四つは腰、正勝山祇となりました。五つが足、䨄山祇となりました。
 
斬られた軻遇突智命の足から生まれた神です。


「古事記」では

 
本文では、このように登場しています。

殺された迦具土神の頭に出現した神の名は、正鹿山津見神。次に胸に出現した神の名は、淤縢山津見神。次に腹に出現した神の名は、奥山津見神。次に陰部に出現した神の名は、闇山津見神。次に左の手に出現した神の名は、志芸山津見神。次に右の手に出現した神の名は、羽山津見神。次に左の足に出現した神の名は、原山津見神。次に右の足に出現した神の名は、
戸山津見神。

正鹿山津見神より戸山津見神に至るまであわせて八神です。

神産みの段で、伊邪那岐命が十挙剣で、妻の伊邪那美命の死因となった火神・火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)を殺した際、その左手から化生した神です。


祀る神社


川原沢社
(長野県飯田市)

玖岐神社
(高知県吾川郡)

敷山神社
(福井県越前市)



新しい知識を得た場合
随時更新予定です。




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