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リートリンの覚書

日本の神様・天手力雄神


日本の神様

天手力雄神
(あめのたぢからおのかみ)

 
手の力の強い神
 
天岩戸の扉を開けて天照大御神の手を引いて導き出し、この世に太陽の光を復活させるために活躍した神です。
 

別名

 
天手力雄神

天手力男神

天之手力男神
(あめのたぢからおのかみ)
 

神格

 
力の神
技芸の神
 

「日本書紀」では

 
日本書紀 巻第一 神代上
第七段 本文では、
このように、登場しています。
 
遂に、常世の長鳴鳥を聚めて、互いに長鳴きさせました。また、手力雄神を磐戸之側に立たせて…
 
天岩戸の扉を開けて、天照大御神の手を引いて導き出し、この世に太陽の光を復活させるために活躍しました。
 

「古事記」では


本文では、このように登場しています。

天児屋命が、祝詞を唱えて神に祈り、天之手力男神は、戸のわきに隠れ立って、天宇受売命は、天の香山の天のヒカゲノカズラをたすき掛けし、天の真拆を髪飾りとし…
 
天岩戸に隠れた天照大御神が、大騒ぎする神々に心引かれ顔をのぞかせたとき、扉の脇に控えていた天手力男命が大神の手を取って外へ導きだしました。
 
その後、天孫降臨の際に、諸神とともに随伴して地上に降り、佐那那県〈三重県多気郡多気町に延喜式内社の佐那神社がある〉に住んだといいます。
 

そのほか

 
・天手力男命を祀ることで有名な長野県の戸隠神社には、この神の伝承があります。それによると、天岩戸の扉を開けた天手力男命は、その扉を放り投げると、物凄い地響きをたて地上に落下し戸隠山になったといいます。そこで「ここは私が住むところである」と決め、天孫降臨に随伴し九州に降りると、紀伊を経て戸隠にやって来て定住したといいます。
 
・この神は富山県の立山信仰の神様としても祀られています。立山は昔から神の住む山と信じられてきた山で、そこには立山権現とも呼ばれる雄山神社が祀られています。
 

神徳

 
技芸上達
五穀豊穣
スポーツ向上
開運招福
災難・厄除けなど
 

祀る神社

 
戸隠神社
(長野県長野市)

雄山神社
(富山県中新川郡)

天手長男神社
(長崎県壱岐市)
 
湯島天満宮
(東京都文京区)
 

 
新しい知識を得た場合
随時更新予定です。


 
参考
「日本の神様」がよくわかる本 戸部民夫 PHP文庫




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