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いかりやブログ

くだらない雑記です。アニメの感想とか声優さんの話ばっかり載せると思います。

バジリスク第22話「鬼哭啾々」

2005年09月07日 | ◆バジリスク ~甲賀忍法帖~
夜の町に響く、女の叫び声。
家々の明かりが次々と消されていく。
声の主は陽炎。
太い柱に腕をくくりつけられ、上半身をさらけ出されて、その胸下に広がる赤い"伊加"の字。
それは、天膳の吹く何本もの針と、それによる出血で形どられたもの。
天膳がさらなる針を打ち込むたびにあがる陽炎の悲痛な声と共に、完成に近づいていく"伊賀"の文字。
うーん、面白い。
こんな拷問方法があったとは。
ちょっとやそこらの痛みじゃないぞ、これは。
画数なかなかに多いし、なのにその文字を作る針の先端はあまりにも小さいし。
まあ、かなり高度な技なので、普通じゃできんが。
天膳は、ドエス炸裂。
しつこい肉体的苦痛を与えるのは、天膳にはもってこいの趣味っぽいな。
楽し気な様子だったし。
絶対天膳には関わりたくない。
それでも戦いの場において味方として考えたらこれ以上の存在はないだろうけど。

叫び声を聞くに耐えられなくなった朧もその場に現れる。
天膳に慈悲を請ってまで情けを自分にかける朧にさえ異議の言葉を発することもできない陽炎。
陽炎は、先週はエロい目、今週は痛い目。
ああ、もう散々。
毒の吐息が自分に効いたらよかったのにね。
天膳は懲りもせず、朧をまた手篭めにしようとする。
エロ魔人、恐るべし。
そして、陽炎の声を耳にした弦之介も、とうとう姿を現す。
生き返った天膳に疑問を投げかける静かな声は、こんな時でも相変わらず。
弦之介の登場により、天膳は矛先を転じ弦之介に対し刀を向ける。
応戦する弦之介。
目が見えないことに慣れているさすがの弦之介も、天膳に追い詰められ数箇所に傷を負う。
そして天膳自身の口から語られた、天正の戦の折の謀。
和平を望んだ弦之介や朧にとって、既に天膳は憎むべき存在以外の何者でもないはず。
もう味方とか考えてる場合じゃないだろうし、いくら優しい朧でも許したくないものはあるよな。
七夜経たことで、朧の目がすぐにでも元に戻りそうらしい。
朧の瞳なら、生き返る天膳を止められるのでは。
この憎ったらしいエロ男に終わりを迎えさせることができるのは、もう朧以外考えられない。
天膳は200年以上生きているらしい。
いくら生き返れるとは言っても、死ぬときの苦しみは常人と一緒だよな。
その内の、この10日足らずに4回も死んだ。
こりゃなかなかにつらい人生だわ。
かといって、何でもかんでも自分の思い通りにはならないぞ。

残すところも、あと2回です。