goo blog サービス終了のお知らせ 

いかりやブログ

くだらない雑記です。アニメの感想とか声優さんの話ばっかり載せると思います。

地球へ・・・第23話「地球へ」

2007年09月17日 | ◆地球へ・・・
トオニィのシャワーは要らね。
SEEDといい、ここの枠はどうしてこうもシャワーシーンを入れたがるのか。

前半は、ラス前だというのにどうもまだ話半ばのような雰囲気がして、固かった。
目指していた地球にやっと着いたのに、それを感じさせる達成感と充実感がなかったからかな。
まあ青いはずの地球が枯れていては持てない感情かもしれないけど。
地球にたどりつくためにいろんなこと乗り越えてきて、結果に近づいてるはずなのにジョミーに余裕が感じられないのも惜しかったところ。
会談の場とかで見せる冷静さとかの余裕ではなく、穏やかに周りを感じようとするような余裕。
モノローグとか1つでもいいからいれてくれると違ったんだろうけどなぁ。
メギドもなんか今更だなぁと思った。
流れ的には問題なかったし、キースが停止ボタンを押すというのは見所ではあるんだろうけど、正直見てて面倒くさいと感じてしまう。
これがあって話しが面白くなったとも思えないし。
付け加えるならそれによって引き立つ何かが欲しかったところ。

けど、後半はそれなりに変化が見れてよかった。
キースとフィシスのシーン結構好き。
攻撃的でないキースは、あまり見れないからな。
サムの場合意味が違うし、マツカの場合は表の言葉は冷たかったかったからな。
結局、フィシスとの関係を知っているのはキースだけで、フィシスもジョミーも知らずに終わってしまうのか。
それからジョミーとキース2人のシーンもなかなかよかった。
敵対する立場の2人だけど、マツカについて誤るジョミーもサムの死を知らせるキースもかけひきのない単純な気持ちだったと思いたい。

残るは最終回のみなんだなぁ・・・。とうとうここまで来たわけだ。
船を託されたシドの決断や対処が見れるかもしれないのはちょっと楽しみかも。
リオは今回地球へ降りなかったけど、まさかこのまま出ないで終ったりしたら泣く。
あとはキースがスウェナに何を送ったのかと、レティシアもあるなぁ。
もちろんメインのジョミー対キース、それからラスト、全部うまいことやってくれるとありがたい。

地球へ・・・第22話「暮れる命」

2007年09月09日 | ◆地球へ・・・
サムの死は、結構あっさり描かれたな。
今までサムのきついシーンはいっぱいあったからこれぐらいでよかったのかも。
ここに雨の中エピが出たら痛過ぎるし。

前半はサムの死や両軍の作戦など、トオニィの決意はあったけど結構静かに進み、その分後半に緊張感を持ってきて構成がよかった。
人類軍の制服を着たトオニィとマツカがすれ違うシーンは、2人が近づくのを一歩一歩描いててその後の盛り上がりへ続くのがうまかった。
司令室に忍び込んだトオニィのセリフもよかった。
キースのいない艦橋でのセルジュとグレイブのやりとりとコルディッツを救うゼル艦隊のシーンもおもしろかった。
トオニィ対マツカも見応えがあった。
土6でマツカの半身もげがあるとは思わなかったなぁ。よくやった。
同じミュウを殺してしまったトオニィの感情も丁寧に描かれてたし、キースを戻そうとするセルジュも必死さが出てた。
キースが水に沈んだシーン、死に引きずり込もうとするサムとシロエ、それを戻そうとするマツカって設定にしたのか。
生き返ったキースの手を掴んだままのマツカってのはいい。
そういやコーヒーのシーンといい、マツカはキースに触れないとその感情を知ることができなかったのか。
マツカが悲しんでることを知れるのはその設定をうまく使ったな。
少し微笑んでるようなマツカの死に顔が印象的だった。
そして今回いいとこどりのセルジュ。
前々回の2人が話すシーンがここで生かされてたわけか。
決して仲良しではなかっただろうし他とは違うけど、キースの下にいるもの同士仲間という意識はあったんだろう。
キースだけでなくマツカの死を悲しんでくれる存在がいたことはありがたい。

他にもジョミーの「切れ」はかっこよかったし、ルリとニナの話す姿もかわいかったし、演出もなかなかよかった。
今回は文句なく面白かった。

地球へ・・・第21話「星屑の記憶」

2007年09月02日 | ◆地球へ・・・
ナスカ子たちに焦点があたってて、一気にいっぱい見られたのはよかった。
談話室での会話、タージオンの頭の後ろに手を組んだ皮肉っぽい姿はタキオンに似た一面。
タージオンを叱るツェーレンのしっかりした感じも、この後ジョミーが船を託すことを考えるとうまい。
ゲームに夢中になりながら会話をきっちり聞いてアルテラの所在を示すコブもキャラが少し見えた。
おヤエさんの戦闘機メンテに力を貸してるトオニィのシーンはなごむし、アルテラとトオニィのやりとりにボヤくおヤエさんが笑えた。
トオニィとアルテラの会話もよかった。
「望まれて生まれたミュウ」「生まれたときに既に愛されていた」のセリフもいい。
で、逝ったのはコブ、タージオン、アルテラか。
タキオンのタージオンの返事がなくて焦り始め戦闘機の席を確認して呆然としてるのはタキオンらしくなくてうまかった。
弟を失った同じ立場として、ゼルとタキオンのやりとりとかあるといいなぁ。
アルテラの死にトオニィが爆発するシーンは、カリナを思い出した。やっぱりカリナの子だな。
こういう描写はうれしかったりする。
アルテラの死体袋の横でしゃがみこんだトオニィの背中が子供っぽかった。
タキオンたちを見上げる目線が涙ぐんでてかわいかった。
ドリンクカップの使い方もかわいかった。
そのわりには全然感動できなかった自分。
もうちょっと前からちょいちょい掘り下げしててくれれば、キャラに対する思い入れもわいただろうに。
ただ作画もよかったし、戦闘シーンもなかなかよかったし、個々の回の面白さとしては上位に入るかも。。

次回はサムとマツカがアレな回らしいけど、作画が怪しいな・・・。

地球へ・・・第20話「決戦前夜」

2007年08月19日 | ◆地球へ・・・
EDにトオニィとマツカが追加されててびっくり。

サムがきついなぁ。
キースとまったくからんでない会話といい、万華鏡といい、あの変なラグビーボールみたいなやつといい、小鳥といい。
特に小鳥、3羽の中にジョミーが入ってたり、ここで元気でチューかを使うとは反則だ。
「みんな友達」とか、泣ける。
いくらキースでもこのサムを見てるのはつらいだろう。
キースとサムの時間はこれが最後になりそうかな。
で、キースがノアをどうするか気になるな。
サムの転院が不可能かった限り、キースが簡単にノアを見捨てるとは思えないんだけど。

マツカの高速移動が笑えた。ありゃやりすぎだ。
この後トオニィと対する前置きとして見せたのかな。
マツカとセルジュはなんだかんだうまくやってるのか。
意見を聞いたり、コーヒーを持ってきたり、ヘタレ野郎と口にしながら悪意がこもってなかったり、セルジュは結構いい奴だったんだな。
マツカもセルジュに対して対等に話してたり、コーヒーをまずいと言ったときのセルジュの反応に笑ったり。
こういう何気ないシーンは心に残る。
マツカが死ぬことわかってるから、結構ありがたく感じるな。

レティシアをかばうパパ・ママはよかった。
ジョミーのことも思い出してたし。
これだけ出すのは、ジョミーに動揺を与えるネタとして使われるのはミエミエだな。
終わりに近づいてのこれはちょっと面倒臭いと感じる部分もあるけど、うまいこと使ってくれるならいい。

地球へ・・・第19話「それぞれの場所」

2007年08月12日 | ◆地球へ・・・
うーん、何故この演出?部分があるな。
スウェナを船に招くとか、青の間を使ったり、ハーレイやリオの報告を受けるとき普通に横に立ってたり、なんだこりゃ。
あまりにも平穏な町や人や、車とかも変。
どうもこの作品に対する作り手さんのイメージがちぐはぐに思える。

スウェナが会わせようとしてたのは、ジョミーのパパ・ママってことか。
車に戻ったジョミーがスウェナに感謝する描写があったけど、ジョミーはそれに気付いてたってことでいいんだよね。
ジョミーはパパ・ママに会わずに終るんだろうか。
まあ、別にどうでもいいけど。
なんとなく見てて気付いたのが、ジョミーたちが移動するときに乗ってた車。
あれ運転席がなかった。おもしろい車だな。

キースとフィシスの母子設定にはもともと違和感があったから、それがなくなったのは問題なし。
わざわざ盲目のフィシスの遺伝子を使う意味がわかんなかったし。
で、フィシスはどうやってこれを知るのだろうか。
この後2人が接触する機会ってあるのかな。
向かいの水槽にいた者の姿を思い出して終わりとかだとつまんないな。

テラズナンバー5は結局ドリームランド内なわけなんだ。
で、それを倒しただけで地球の座標がわかるとかって、遠回りしたわりにはあまりにも安易な。
確かにトオニィたちがいなければアタラクシアの制圧はなかっただろうけど。
破壊も随分あっさりしてたし、あまり一大事に描かれてないところが微妙。
ジョミーの抑えていた感情があふれてしまう感じはよかった。

ジョミーがサムからもらったパスを捨てたのも、キースの「ここですべてを終らせる」ってのも、過去を断ち切るってことなんだね。
で、決戦に向かうってワケだ。
後5話か・・・。

地球へ・・・第18話「再会のアルテメシア」

2007年08月05日 | ◆地球へ・・・
おもしろかった。
作画もよかったし、満足。

子供のようなサムへのキースの口調の優しさにジーンとなった。
マツカとセルジュはあんなん聞いてよく驚かなかったな。
サムが痛々しすぎて泣ける。
草むしったり、赤のおじちゃん見つけて駆け寄る寝巻き姿とか、「あのねあのね」とか、寝癖とか。
でもスウェナが帰る時の「ばいばい」がどうでもよさげで笑ってしまった。

ナスカ子たち。
全体的にかなり気合が入ってる。
美男美女に描かれてて綺麗だし、瞳の色の発色感といい見た目にも露に他とは違う感が出ている。
着ている服にしても、他のミュウと色が違うだけだけど、こうもかっこよく見えるんだな。
戦闘機のスタイルもなかなかいいし、戦闘シーンの描かれ方も珍しくスピード感があってよかった
トオニィ、アルテラ、タキオン、ツェーレンが実動部隊なのか。
まあ、他の3人も生身で闘うの余裕のはず。
本来そんなもの必要ないから、おヤエさんの「作ったのは私」なんてそりゃちゃんちゃらおかしかっただろう。
ジョミーをへなちょこ扱いするのはアレだけど、まあこんな設定あっても悪くない。
なんならジョミーを敵う相手じゃないと悟るシーンとか入れてくれるとうれしいかも。

フィシス。
人間設定はこうして残されたのか。
能力も失い、孤独になった姿がなんだか哀れ。
フィシスには本当にブルーだけだったんだな。
能力をブルーが自ら消して逝ったってのは興味深い。
ブルー色がなくなってしまいそうな中、レインの風の匂いはよかった。

ピーターパン本。
カメラは没収されたはずだけど、メモリチップだけ残ってたのは何故?
保安員に捕まった後、シロエがあまりにも本に固執していた意図はこれ?
辻褄が微妙にずれているような気がするけど、まあいいか。
キースの反応の薄さは、どっちなんだろう。
なんとなくわかっているからか、それとも知る覚悟を決めたからか。
いずれにしても、墓場での反応か楽しみだし。
フィシスのことも含めて早く先が見たい。

地球へ・・・第17話「永遠と陽炎と」

2007年07月28日 | ◆地球へ・・・
あらららら、やっちゃいましたね。これはどうだろう。

ナスカ子の登場。
アバンとAパートで分けてしまったことは失敗だな。
見てる方の集中力も一旦途切れてしまう、何よりもインパクトが弱くなる。
メギド1射目をブルー、ジョミーとともに防御したはずなのに、印象薄い。
でもアルテラとトオニィはかわいかったし、小さい子を気遣うブルーはよかった。
子供2人ずつを手に持ってるブルーとジョミーの姿がちょっとおもしろかった。

ナスカ。
まずシドかなりかっこよかった。
限界を見極めリオを残して発ってしまうのも、情より状況を優先するような判断力はよい。
まあ、自分を残して飛んでくシャトルを見上げるリオはかわいそだったけど。
それからハロルドやキムの姿はよかった。
恐怖がないはずがないだろうに、自分たちが愛したナスカで死ぬことを諦めというより受け入れてるところはいい描写だった。
キムのジョミーへの最後の言葉もよかった。
ジョミーが岩を除けようとし何かに気付いたシーンがあったけど、キムの身体は押しつぶされてしまっていたんだろうか。
状況をつかめないセリフは失敗としか取れない。
ジョミー描写にはなんか違和感を覚えた。
余裕ない状況のはずなのに、テクテク歩くジョミーとか声かけて仲間を探すとか。
それから岩を割るのなんてジョミーには簡単なことなはず。
もしメギド止めて力が弱ってるんだったり、力を使わないことが逆に意味ある行動なんだったら、それがわかるようなセリフは加えた方がいいと思う。
おまけにその後ナスカ地上から船にサックリテレポートしてるし。
普通に見てるだけだとなんだこりゃ、って思ってしまう。
それから、全体的にナスカの悲惨さ伝わらなかった。
絵にも迫力なかったし。
劇場版での地割れや巻き上がる炎、ジョミーがナスカの火の中で呆然と立ち尽くしたり、ボロボロの姿で船に戻りその悲惨ぶりを目にしたことで自失するシーンはよかったなぁ。

で、ブルー。
キースが言ったとおり「命を犠牲にしてメギドを止めた」のはいいけど、あっさりしすぎ。
キースとの対峙の場面にもっと時間をとるとか、もうちょっとなんとかならなかったのかな。
片方だけ撃たれた目とかも、ここに至っては意味なし。
最期だというのに何の余韻も残らないんだな。
ナスカを離れ、ブルーの死を知ったシャングリラ内も補聴器といいサクサク進みすぎ。
そんなわけねぇだろと思われようと、せめて遺体はシャングリラに戻して欲しかった。
宇宙葬とか、少しでいいからその死を実感できる場面が欲しかった。
悲しむ間もなく決断するジョミーは決意の固さが出ていたとは思うけど。
ブルー仕様のEDで一番よかったのは、青の間をとことこ歩いてる泣きネズミ。
雨は涙ともとれて悪くない演出かもしれないけど、使いまわしの絵はなんかなくてもよかった。
空のベッドやブルーが入り浸った天体の間、それから補聴器の絵のみで、最後にブルーの止め絵、とかにした方がうまかった気がする。

とにかくもっと濃く描いて欲しかった。話数をわけてもよかったのに。
まあ、詰め込むことありすぎなんだろうな。
普通にやっても盛り上がるはずの話だし、シーン別にしてみると悪くない部分もあるのに、これじゃもったいない。
泣く気満々で見たのになぁ。

地球へ・・・第16話「赤い瞳蒼い星」

2007年07月22日 | ◆地球へ・・・
決戦前の緊迫感には欠けていたけど、静かで綺麗にまとめてあった。

ブルーは覚悟しちゃってんだな。
言葉にも思いにもそれが出てて、フィシス、ハーレイ、ジョミーとのやりとりひとつひとつが重かった。
いいセリフも多くて、印象深かった。
それにしても「地球を見たかった」はつらい一言だなぁ。
ブルーとフィシスの描写は、自分的には全然OK。
本来、真っ先にジョミーやハーレイと一緒に今後について話し合うべき立場のブルーがその前にフィシスの元へ行くっていうのも、ブルーにとっては意味のある行動だったんだろう。
覚悟を決めてるブルーには最後の時になるかもしれないことが分かっているだろうはずだから。
とにかくフィシスが特別な存在であったことを表現するのに、このくらいあってもいいんじゃないかな。
人間臭いブルーが見れて逆によかった。

国家騎士団側も、準備が着々という感じでそれが返って恐ろしい。
それにしても風木まで出すとは、ビックリだな。
セルジュをマツカを敵視するだけのつまんない役柄にはしてほしくないもんだ。

来週こそは放映時間に見たいなぁ。

地球へ・・・第15話「変動の予兆」

2007年07月15日 | ◆地球へ・・・
キースの鬼キックがとっても面白かった。
顔面へのおよそ10発の高速連続キックが容赦なすぎて笑えた。

先週の盛り上がりと比べるとちょっと物足りないけど、こんなものだろう。
ブルーも加えて、よく構成してたと思う。
マツカ、カリナ、キースとフィシスとトオニィ、一度に起きてめまぐるしい中、程よく分散してたんじゃないかな。
カリナのシーンはよくできてたな。
赤い涙は最初見たときゲッと思ったけど、悲しみで狂いそうになってるのにはうまい描写だった。
ジョミーの優しい言葉も届かず力尽きたように果てたカリナもかわいそうだったし、出会いを思い出しカリナの死に雄叫ぶジョミーも切なかった。
カリナは自然出産に同意し、トオニィを生んでくれた存在であり、ジョミーにとっても特別だったもんなぁ。

で、ブルー。
中盤までのヨロヨロのブルーは、寝っぱなしで足腰弱っちゃったんだなぁとか悲しくなったけど、格納庫でシャトルの前に座り込んで不敵な笑みを浮かべてる姿と挑発じみた言葉にはしびれた。
また杉田の抑揚のない声がうまく合ってる。
このシーンはフィシスがキースをかばう、ブルーがキースの意識を読む、それらにキースが驚くなどいろいろ詰め込まれてたけど、それぞれ過度になりすぎずさらっと上手くできてた。
シーンがシャトルに移ってからも、なかなかうまかった。
ブルーとのやりとりを思い出すのも生きてたし、今まで使ったことのない能力を強制されたマツカ、船を爆破することを悟ったフィシスのセリフもよかった。
追ってきたジョミーとシャトル爆破の接触の瞬間、視線をからめるキースとジョミーは見応えあった。

キースが評議会ににナスカ攻撃を要請して終ったのがなんとも恐ろしい。
で、くるか?とうとう来るのか?
来週はどこまで進むのか。
見るのが怖いけど早く見たくてたまらん。
残りの7月はもう土曜日だけにしてくれ。

地球へ・・・第14話「同じ記憶」

2007年07月07日 | ◆地球へ・・・
本編。
うん、面白かった。
フィシスとキースの接触は、雰囲気がすごいよかった。
フィシスをマザーイライザと見間違う絵の移り変わりとか、うまく見せてた。
ガラスに相手が映ってるのとかも綺麗でよかった。
フィシスの動揺も今回はよく表現されてて、伝わった。
探査室でのキースとジョミーの会話。
残念ながら自分の好きなセリフはカットだった。
「心理探査室の居心地はどうだ」と「ロマンチストだな」は原作でもそうだけど、劇場番の井上純一さんが印象にすごく残ってて好きになったセリフ。
斎賀さんのも聞いてみたかったなぁ。
ピアスの話は今後どっかで使われるかな。まさか削りはしないだろうし。
星の自転を止められるかと問われ、ジョミーの回答を受けてのキースの言葉には、自分たちの力を思い知らされ動揺するジョミーが見たかった。
トオニィが探査室に忍び込んだ後は見応えがあった。
トオニィの表情の変化、思念攻撃でとばされるキース、破壊されるガラス壁、火に包まれる部屋、キースの反撃、トオニィの強い思念を感じたフィシスの目が開く描写、全部がうまく描かれてた。
フラッと入ってきたフィシスと真向かうトオニィを小脇に抱えたキース、そしてブルーの目覚めのシーン、ゾクゾクする場面に新EDのイントロのピアノの入りが重なって、いい相乗効果になって鳥肌たった。

で、ED。これはいい。
おケミの切ない曲も、映像も好み。
宇宙に順々に映し出されるブルー、フィシス、キースと、それをバック絵にとことこ歩いたり走り出したり立ち止まったりするかわいいレイン。
ブルーとフィシスの絵ではそれを追うように走り、ナスカとシャングリラを見つけ立ち止まって背中を向けるのがうまい。
で、キースがゾっとするほどいい。このよさはなんなんだ?
オケミのThis time I'll be over you(かな?)に合わせて出てきて消えてくのもうまいし、右目が影になってて長い前髪が一筋顔にかかってる一瞬ユラってしてるように見える絵が最高。

その後の黄色、オレンジ、青の軌跡はジョミーとトオニィとブルー?
最後、レインが走ったと思ったら、ジョミーの肩にのってる止め絵で終るのもいい。
うん、いいよ、いい。やられたわぁ。
これからずっとこれが見られるなんて、うれしいわ。
おケミの曲も綺麗で何度でも聞きたい。
OPもいい。こっちも映像がすごく綺麗。
ナスカ子たちがほどよく目だってうれしいし、特にトオニィとアルテラの美しさがよい。
曲もそれほど悪くなくて安心した。
JET BOY JET GIRLってのは、ナスカ子たちのことなのかな。

次回が待ち遠しいと思えるわ。特にこれから数回はホントに楽しみ。

地球へ・・・第13話「星に潜むもの」

2007年07月01日 | ◆地球へ・・・
展開的には悪くないと思うんだけど、どうも物足りない。
今回はキースがナスカに潜むミュウたちに気付き、ジョミーとも対峙する重要な局面。
なのに、なんなんだこの迫力のなさは。
ジョミーとキースの初対決なんだから、もっと描写で見せて欲しかった。
アニメ版の地球へは動きに期待してはだめなんだな。
低空飛行も、もうちょっとかっこいい見せ方はなかったのだろうか。
ジョミーが岩に片足を乗せてキースを見下ろすシーンは大好きなとこなんだけど、マツカに重なっちゃったらワクワクも半減だよ。
それに加えて、自分の脳にはキースの存在に危険を感じたジョミーが籠もってた氷室から目覚め攻撃に出る印象が強いから、散歩がてらにされてしまったことでインパクトに欠けたんだな。
もう、なんで氷室のシーン削ったんだろう。
おまけにフィシスの動揺を感じ取るシーンの絵が崩壊してた。
こんなに意味のあるシーンがあんな絵ではやばいだろ。
あの絵1枚作り直すのは、そんなに大変なことなんだろうか。
それから、ジルベスターの星からはもういいよ。
使いやすいのもわかるし、ファンサービスなのもわかるけど、家族の絵まで出されると正直しつこい。

でもその後の、キースの作られた記憶に怒りを爆発させてしまう場面は結構よかった。
感情的なジョミーが久々に出て、それをミュウたちが感じ取るシーンはジーンとなった。
それから、アルテラではなくツェーレンを出すのにはやられた。うまい。
マツカに関しても、ワープ酔いしなかったりなかなかできるところが見れてよい。

次回は自分にとって大好きなセリフが詰め込まれている回なはず。
トオニィやフィシス、カリナもがんがんに動きが出るだろう。
さらに予告でブルーが目覚めてた!!
今回満足できなかった分、期待したい。

地球へ・・・第12話「孤独なるミュウ」

2007年06月24日 | ◆地球へ・・・
サムの口ずさむ歌に笑った。
そんなに劇場版が気に入ったのか。

ストーリーはよく出来てたような気がするんだけど、作画が落ちたからがっかりだった。
まあ、マツカがかわいかったからいいか。
キースとマツカとのやりとりはなかなかおもしろかった。
考えを読み取るかキースがカマかけてマツカが聞こえてるのに聞こえないふりして動揺してるのが見え見えなとことか、マツカの「いたぁい」とか「ヒィィ!!」とかいちいちかわいいし、ちゃんとゴルゴもあったし。
ベッドの上とかはキモかったけど、これからの2人も楽しみだ。

若者達はナスカ残留決定っぽいかな。
ユウイの死をきっかけに船から離れたいってのは、説得力あっていい。
そういや、シドは若者組には入ってないな。ナスカでの出番もなかったし。
他の作品の主役だから抑えてるのか、それとも今後何らかの形でいい出番が来るのか。
今回出なかったルリも気になる。
2人はブリッジクルーだから残留しないかもな。
で、ジョミーはかなりつらい立場になってしまったわけだけど、原作の意識を閉じ込めてしまうシーンはカットなんだろうか。
ジョミーはミュウがナスカに降りることを決めた本人だからこそ、結果的に地球を目指すことから脱してしまう意見が出たことにショックを受けるっての重要なんだけどな。
うーん、残念。
もしかしたら、そういう描写をするのはTV的に問題ありなのだろうか。
これからもっと悲惨なこともあるはずなんだけど。
ああ、ナスカの悲劇はあと何話くらいで来るんだろうか。
どうか上手いシナリオと作画でありますように。

地球へ・・・第11話「ナスカの子」

2007年06月17日 | ◆地球へ・・・
今日はいいところはすごくいいけど、それはなしでいいよってのもある回だった。

まず、すごい絵が綺麗かった。
毎回これならいいのになぁ。
好きな作品なので、いい作画だとすっげ燃える。
若者達に帰還を迎えられてサジや野菜を受け取る、ジョミーのコロコロ変わる表情がかわいかった。
反対にナスカの大地に一人立つ、表情をなくしたような絵も印象的だった。
こういうの、ジョミーが何かを孤独に考えるシーンを、アニメでは今まで取っ払って見れてなかったからうれしい。
マントが風に翻るとか、赤い砂が風にとばされるとか何気ない動きがあって、画面も引き立ってた。
さらにナスカらしく赤い色の中ってのがとっても雰囲気あった。
このシーン、今までで一番よい出来だったんじゃないかと思える。
カリナの出産シーン、痛みや生まれた命への喜びを共有するってのはなるほどな設定。
この後増える自然出産へのつながりとして、悪くない。
トオニィかわいかったし。
長老たちのキャラも、前回に増して立ってた。
若者達に理解されなくて悲しいゼル爺。
それだけで終らせず、雨の中の意固地なゼル爺と優しいエラのホッとするようなシーン。
嫌なだけの存在にしない設定がうれしいよ。
さらにゼル爺の不安は多分次回形となってジョミーにのしかかるので、これだけ見せられるのはいい。
ブラウに木彫りを見つかったハーレイの赤面は、かわいすぎだ。
またシャングリラの艦橋でこっそり彫ってたり、それがトオニィへの贈り物ってのが微笑ましい。
それを見せといて現実に引き戻す流れもメリハリ効いててよかった。
ブラウのセリフは、いつも洒落てるなぁ。
ってか、この回の長老たちはもう最高だ。

サムに関しては、ちょっと不満。
14歳のままの変わらない姿で、さらにミュウとしてのジョミーと再会してしまったことへの恐怖という、原作の形の方がよかった。
否定されたことで悲しみと怒りを爆発してしまうジョミーの衝撃みたいのが伝わらなかった。
もう少し丁寧に作りこんで欲しかったな。
あと、泣きネズミ、あんなによくしゃべらなくてもいい。
カタコトぐらいならまだかわいいで済むのに。
先週フィシスの肩をグルグルしてたのとか、そういうので充分なんだけどな。

地球へ・・・第10話「逃れの星」

2007年06月10日 | ◆地球へ・・・
こういうつなぎの回はいいよな。よくまとめてあった。
ミュウ内の人間関係は見てて楽しかった。
ジョミーという存在が注ぎ込む新しい風に対する、大人達の反応。
ジョミーの意見に対するゼルやエラの難色が、くどくならない程度で抑えてあるので悪い感情を抱かない。
こういうの、ずっと見ていく中で結構重要だったりする。
だからこそ今後の変化が楽しみだったりする。
逆にハーレイたちのように理解しようとし、受け入れることでもたらす変化に期待してくれる大人がいるのはうれしい。
合成ラムを酌み交わす、過去の大虐殺を調べる、否定するゼルの肩に手を置いて諭すヒルマンなど、大人ならではの行動の中で個々のキャラをうまく立たせてる。
中でもブラウ航海長はかなりかっこいい。
さばさばしていて何かに捉われない余裕みたいのがある。
子供達は相変わらずジョミーに懐いてて、かわいい。
素直で単純で、ジョミーにとってはいい指南役になってるところもいい。
カリナとユウイの描写はちょっとくどいかなと思ったけど、悪くはない。
これだけのシーンにしたってことは、カリナだけでなくユウイの存在もそれなりに意味を持たせるのかも。
ただユウイの立場にはオリキャラを持ってきて欲しかったところ。
他の作品の登場人物を使うのは微妙。ルリ出てるわけだし。
思念派攻撃に至った背景の描き方も、なかなかツボついててよかった。
ジョミーがシロエの思いを感じ取ってた描写もあったし。

ステーション閉鎖やスウェナ、グレイブの出番も、今後の展開への伏線ぽくてうまい。
ピーターパン本が渡ったってことは、スウェナはキースと再会方向?
グレイブのあの悪~い感じは、ナスカの悲劇に絡むのか。いっそそうであって欲しい。

今回の話がナスカへの希望あふれすぎてる分、起こる悲劇を考えるとつらい。
第一陣のシャトルがシャングリラからナスカへ向かうシーンにはちょっと涙出ちったよ。

次回のサムはすごそうだな。

地球へ・・・第9話「届かぬ思い」

2007年06月03日 | ◆地球へ・・・
こうキましたか。
ミュウとして覚醒しないまま成長してしまったらしいシロエだけど、最後でガンガンにもってきたのね。
で、ステーションからの逃亡。
原作では体制に反抗し、自分の意思を貫いての結果だったけど、アニメでは違った。
検査と受け入れられない現実とで、シロエの精神はもう限界を越えてたんだな。
かなり弱った状態だったし、そこにきたジョミーの精神派攻撃がきっかけを与えてしまったんだろう。
なんとなくジョミーに導かれて逃亡したともとれるような雰囲気もありで深かった。
本を抱いて弱々しく歩いたり、船に乗り込んでからも混濁した意識の中でママとパパの幻を見たり、ピーターパンを口にする姿はかなりかわいそだった。
おまけに星しかない宇宙にシロエにだけ見えるピーターパン、って悲しすぎ。
地球に行こうと手を伸ばすところは、ミュウの意志がシロエにも伝わったようだった。
砕け散った船の破片の中本だけ形が残ってたのもシロエの思いがそこに強く残されてたようでうまい。

アニメでは、結果的にジョミーの存在がシロエに大きく影響を与えたんだな。
ジョミーはシロエにとってピーターパンであり、成人検査で記憶を消されると教え込んだのもジョミーだし。
そんなこと教えなきゃ、シロエは体制に反抗などしなかったかもしれない。
ジョミーと出会わせた意味をここに持ってきたわけだ。
なるほど。
これで原作のジョミーがシロエの思いを掴み損ねるシーンがあったらもっとよかったのに。
この設定にしたからこそ入れるべきだったと思う。残念。

そういや、OP映像にあるシーンとは変えてきたんだな。
あれはあれで見てみたかった気もする。