Officer's '70s Theater

'70年代の恐竜的ハイパワー車ファンが昔を懐かしむブログ

ダーティー・メリー・クレイジー・ラリー

2009-03-16 22:59:55 | 映画(車)
アメリカン・カー・チェイス(自動車窃盗)No.2
ダーティー・メリー・クレイジー・ラリー(Dirty Mary Crazy Larry)
1973年作品(近年DVDで復刻)
主演:ピーター・フォンダ、アダム・ローク、スーザン・ジョージ
車:1969ダッジ・チャージャー(黄緑色に黒ストライプ)

落ちぶれたレーサーとメカニックのコンビが計画的なスーパー強盗を成功させ、盗んだ車で逃亡する。
感情的なレーサー役のピーター・フォンダと、冷静なメカニック役のアダム・ロークのコンビが良い味を出している。
そこに無理矢理乗り込んで来るのが「アバズレ女のメリー」。何か訳ありの様子だ。計画に微妙な狂いが出始める。
何度も「女は邪魔だから降りろ」と言われるが降りようとはせず、3人での奇妙な逃避行が始まる。
最初は自前の青いシボレーだが、途中で黄緑色のダッジ・チャージャーを盗んで逃げる。
「レースのダッジ」(チャージャーとチャレンジャー)は当時ストックカー・レースやゼロヨン改造車のベース車として有名だった。マスタングよりもエンジンスペースに余裕があったから、より硬派なイメージで改造部品も多く出回っていた。
カーキチがチューンしたダッジは、一目見れば判るのだ。

YouTube - Dirty Mary Crazy Larry (1974) Original Theatrical Trailer II
http://www.youtube.com/watch?v=10qd_Oz4Xy0

ヘリで追跡するのはヴィック・モローが演じる郡保安官。いかにも「現場叩き上げの親方」的な雰囲気が出ていて、渋い。
警察は包囲網を作って犯人を追い詰めようとするが無線が傍受されていて、ことごとく裏をかかれてしまう。
追う側のパトカーは「やられ役」だが、警察官に「ハンク」というカーマニアが居て、ハイチューンした改造パトカーでテール・ツー・ノーズで迫る姿は「マッド・マックス」を思い出す。
カー・チェイスの舞台は田舎道が殆どで、最後は「地平線まで続くクルミ林の巨大農場」に逃げ込む犯人。
樹木が多く空からは発見し難い上に、60箇所も存在する出口すべてをパトカーで封鎖するのは不可能だ。どうする郡保安官?

テーマ曲「Time」song by Marjorie McCoyの歌詞が、非常に意味深だ。
Time was such a funny thing. You turn around it's gone.
・・・We had a chance but I never had a time.

YouTube - Marjorie Mccoy...Time ~Dirty Mary, Crazy Larry~


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