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お寺探しの旅~自分が求めるお寺とは?~

我々一般人にとって本当に「いいお寺」とは?
色んな情報を集めて、色んな角度から、色んな視点で追求してみたい。

戸田サービス館での火葬式

2008-05-06 23:24:24 | 相談者の気持ち
真夜中にこんばんは。

ついに、あと1時間弱でゴールデンウィークともさよならです。
昨日のブログに「葬儀とは」と、問いかけをしたところ、いつも応援をしてくださっている華笑山さんからメールで返信をいただいた。
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ハイ、私の考える、「葬儀とは」 
 亡き人から生き方を学び、残された遺族が、今後、自分の生き方を新たに誓う儀式と思っております。
  亀戸 華笑山
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なるほど、奥が深いものである。

華笑山さんがおっしゃられることを良く理解できるような体験を今日してきた。

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昨日の午後、LD相談員が事前相談をなさっていた方のご家族の訃報が事務所に入った。
案内人の予定を急遽変更して、現場へ出向く事に。

午後15時に文京区の病院を出発して16時に戸田斎場の中にあるサービス館に入られるという。

16時少し前に現地に到着すると、相談者の要望により、3社案内したうちの1社が、すでにサービス館の1室に棺や枕飾りの準備をして、待機していた。
(料金面と戸田サービス館での提案で決定なさったとのこと)

搬送車が到着すると、ストレッチャーからシーツにくるまれたご遺体が、部屋に運びこまれた。

ご遺族の私服から病院からそのままかけつけた様子が伺えた。その表情から、不安や悲しみとともに、しっかりしなくては。という印象をうけた。

お亡くなりのお父様のご意向で、無宗教で火葬式をとりおこなうことになった。
お棺にご家族のみなさんの手でお父様を納められる時、「せーの。」の掛け声の後にすぐに「重たい・・・」とおっしゃたのだが、その時の笑顔が、何とも故人への愛おしさが伝わってきた。

ひととおり、葬儀社が説明を終え、段取りをし、今日の火葬式を迎えた。

今日の現地は、雲ひとつないさわやかな日だった。この天気に似つかわしいさわやか(語弊があったらすみません)なお別れだった。

故人様は、しめっぽいことが嫌いでいつも笑顔だったとのこと。だから、最期のお別れも笑顔で送りたいとおっしゃられた。
昨晩は、家族みんなで棺を取り囲みお酒をのみ、語り明かしたのだという。

棺の蓋閉じられる時に、喪主様が、故人様(ご主人)のお顔をさわって、

「じゃあね、どうも有難うね。お花は照れくさい?でも、最期ぐらい言う事ききなさいよね。言う事きかなかったら、殺すよ(泣笑)あっ、もう死んじゃってるか。」

いっせいにみなさんで笑顔になられた。

火葬炉に入る時、喪主様は、大事そうにバックを抱えて入らした。後でわかったのだが、故人様が愛用していたバックだったらしい。

火葬炉に入る瞬間は、ゆっくりすることができず、あっという間のお別れに少々みなさん、戸惑ってらした。
お骨になってきたときも、気がつけば斎場の係りの人に骨壷に納められてしまうので、それもなんだかあっさりで、あれよあれよという前に骨壷を抱えている感じ。

余談だが、お骨を拾うときのお箸を斎場の人が、また、何事もなかったかのように、袋にしまって、新品のようにしまっていたのには、「えっ、使いまわし?」驚いた。

ご相談者がおっしゃっていた。
「これから親父のように明るくしっかりやっていきますよ。」

まさしく華笑山さんの言葉を実証するかの一言だった。

故人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。




火葬式

2008-05-05 12:16:28 | 相談者の気持ち
久しぶりにたった一人で過ごしています=お休みです!!ひぇ~、嬉しい!!(喜)

1人ってこんなに楽しかったかな。昨晩なんて、ウキウキして眠れませんでしたよ。今朝は、いつもどおり、フツーに目が覚めて、掃除して洗濯して・・・こうしてフツーがとても嬉しくて楽しい。

今日は、これからたまった仕事をやって、午後から散歩がてら出かけてこようと思っています。こうやってウキウキ感を味わえることを考えると普段忙しのも悪くないのかもしれませんね。

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昨日、葬儀現場の裏側を体験していることをお伝えしたが、その中で2種類の火葬だけの葬儀を体験した。

ひとつは、ご自宅でご遺族みなさんでお棺の中に故人様を納める=納棺をなさってから、火葬場へいく形のもの。

もうひとつは、専門安置施設から直接火葬場入りして、火葬する形のもの。

火葬式の特徴としては、あまり参列者の数は多くない。

ご自宅で納棺は、ある意味案内人の葬儀に対する考え方に大きな影響を及ぼしたように感じる。派手なメモリアルコーナーをつくるより、よほど、みなさんで納棺なさったほうが心を感じたからだ。

グリーフケアでは、葬儀で泣くということはとても重要だといっている。

しかし、火葬式は時間が短すぎて泣ける場が無いように感じる。

たまたま、2件とも火葬場の炉前でお坊さんに10分ほど読経してもらっていた。今振り返ってみると、その読経してもらっているその時間だけが、こみ上げてくる感情を表現できる場のようにも感じた。

そう思うと、読経もせずに式を終えてしまうと、心の行き場を失いどこか不完全燃焼するのではないだろうか?

どちらの喪家も菩提寺がない方でお寺とのお付合いの仕方がわからなかった。

「お坊さんへのあいさつは、いつしたらよいですか?」
「お坊さんへお布施をいつ渡したらいいですか?」
「お坊さんに・・・・」

喪主様は、何度も何度もバックに手をかけて、お布施の袋を触っていた。読経が終れば、あいさつよりもお布施を渡しそびれないようにと必死になっていらっしゃる姿が何とも心を打たれた。

葬儀とは、何だろう。
何のための葬儀なのだろうか。

そして、これから案内人のなさねばならないなすべきことは何だろうか。

僧侶のみなさん、みなさんのなすべきことは何ですか?

葬儀現場の裏側を体験して・・・

2008-05-04 12:35:30 | 相談者の気持ち
先ほど、快調にこのブログを書いていたが、途中で電話がはいって違うインターネットのページをひらいたら、全部消えてしまった・・・(大泣き)

こんなとき、この行き場のない感情の扱い方には、本当に苦労する。

あ~あ、時間を返して・・・

気を持ち直してもう一度。

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ここ数日、いくつかの葬儀社に無理矢理頼み込んで、葬儀の裏側を勉強させてもらいたく現場に出る機会を得ている。



案内人ような立場の人間は、葬儀社にとって、特に担当者にとってはうざったくて面倒ください存在そのものだろう。

なのに、勉強することを受け入れてくださった葬儀社には、何処か自信を感じる。そりゃそうですよね、案内人は客観的に第3者機関として世間一般に公表する立場として活動しているわけですから、自信がなければ受け入れられない。

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火葬だけの葬儀~一般的な葬儀。
人の数だけ葬儀は異なり、葬儀とは、やはり悲しいものだ。

ある葬儀社の担当者が言っていた。
「あまり感情を持たないようにしているんだよ。人それぞれ事情があるからね。それに介入しているとこちらの神経がまいっちゃうからね。」

なるほど、案内人は感受性が豊かなため、葬儀の現場へ入るたびに感情移入しては涙を浮かべている。

「葬儀はね、故人との別れの場なんだよね。遺族にとってみれば、思いを断ち切る場でもあると思うんだよ。なのに、遺族の感情をあおるようなメモリアルコーナーって、いったい誰のためにあるんだろうね。」

あらためて葬儀を考えさせられる重たい言葉だった。






連休中のお亡くなり

2008-01-15 12:22:59 | 相談者の気持ち
みなさん、こんばんは。

今日は凍えそうな程、さっむ~いですね。

小学校の脇を自転車で走ったら、子どもたちが半袖半ズボンで体操をしていました。子どもたちの寒さと戦うかのような必要以上のオーバーアクションで運動している姿を横目でやりすごし、何故か負けじと必要以上に力を込めてペダルを漕ぐ案内人でした。

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「火葬式をしたいんです・・・」

朝方4:47。中年男性からの第1声だった。

「長野県●●郡に住んでいるんですけど、松本か塩尻あたりで葬儀社はありますでしょうか?」

電話を聴いている限りでは、すごく慌てている様子は感じられなかったが、現在の状況をたずねると、お母様がご自宅で、先ほどお亡くなりになったとのことだった。

かかりつけの医者は、何度も電話しているが連休中のため連絡がとれず、警察もなかなか連絡がとれないとのこと。

死亡診断書が出ないと葬儀社は動くことができない。

ご相談者やご遺族の気持ちを思うと、なんともやりきれない気持ちでいっぱいになる。このまま、処置ができないままの状態でいることが必要以上の不安をあおぐだろうに・・・

ご相談者のエリアでは、火葬だけの葬儀は、かなりめずらしく葬儀社も受けたがらない(お金にならないのだ)。

そんな中、快く引き受けてくれる葬儀社が1社だけあったのだが、その情報をご相談者へ報告すると

「ああ、本当にご親切にしてくださって、どうも有難うございました。まだ、お医者さんとは連絡がとれないんですけど、ひとまず安心しました。」

こういった連休中のお亡くなりは倍のエネルギーが必要となることもある。

故人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。



戸田サービス館での無宗教葬

2007-12-09 16:55:12 | 相談者の気持ち
本日も練馬は晴れていい天気です。

12月というよりは11月初旬の運動会をしたくなるような空をしています。

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静かなお式だった。

もともとのご相談は故人の義理弟さんからだった。

戸田のサービス館とは、板橋区にある戸田斎場の敷地内にあり、イメージで言うと真っ白な2階建てのアパートのような建物で、1階をお別れする場、2階は食事や控え室として使えるように工夫されている。

このたびは、故人自ら命をたたれたとのこと。

葬儀社の担当者からは、「こういう事情なので、ご遺族とお話してあえてご焼香だけを行い、故人と対話をする時間をつくりました。」といった。

案内人が、ご相談者を含め、ご遺族のみなさんにごあいさつをしたとき、故人のお父様が深々と頭を下げてくださったことが印象的だった。

「何か葬儀社の対応や費用的なことで不満や不安はありませんか?」
とおたずねしたとき、
「対応については、色々と親切にしていただいて満足しています。葬儀費用に関しては、正直葬儀の経験がなかったので、本当に高いのか安いのかわからない。というのが本音です。」

葬儀社を比較検討をしない限り、葬儀の値段とは本当にわからないものである。
葬儀社を2社ご案内して、ご自宅に近い葬儀社を選ばれたご相談者だったが、それでもやっぱりその葬儀社の提示する金額が適正価格なのかどうかということは、わからないものなのだ。

やはり、色んな知識や情報は社会に必要なのだと確信した。

無宗教葬儀の後

2007-12-02 14:20:40 | 相談者の気持ち
こんにちは、みなさん。

本日の練馬は晴れて穏やかな天気です。
ちょうど、この時間に札幌ライフデザイン研究所スタッフが第3回葬儀・仏事の勉強会を開催しいてる最中です。

テーマは「お墓」

お墓に関する感心はとても高く、ご家庭の事情をより色濃くだしていきます。

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「無宗教で葬儀をおこなったんですか・・・」

第一声の30代くらいの女性の声だった。
彼女の悩みは、無宗教で葬儀を行った場合、49日の忌明けとは全く関係がないので挨拶状はどうしたらよいのか教えてほしい。ということだった。

もともと無宗教であれば、まったく決まりはないので都合の良いときにお返しして問題がない旨をつたえた。

年末になると、ちゃんと各家庭に届くかどうか心配をされていたのと、これからカタログギフト等を選択していくとなると発送の関係から10日~14日は見た方が良いでしょう。ということで、12月10日~12月20日をメドに送付することをご自身で決めていらした。

無宗教で葬儀を行うと、彼岸や盆も関係ないし、回忌法要も全く無関係。それを自由でよしと思う方もいれば、実際の所なんとなく戸惑って仏式どおりのお参りをしてしまう方もいる。

そして、本当に信仰心がないからという人と金銭的な事情でという方にもわかれる。

無宗教で葬儀を行っても、慣習というものにとらわれ流される仏教徒が、実はまだまだたくさんいる。

介護の実態

2007-11-25 20:31:13 | 相談者の気持ち
こんばんは。

今日の案内人は、お休みをいただいて掃除や洗濯といった、ごくありふれた時間を過ごさせてもらった。こんな時間を何の刺激もないと思うのか、ありふれた時間を過ごさせてもらって有難いと思うのは紙一重で、一瞬一瞬気持ちは変化するのでした。

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先日介護施設に訪問させてもらってきた。

といっても、介護されている人達に合ってきたのでははく、介護をしている方の講演を聴いてきたのだ。

その方は東京の西東京市でケアマネージャーとしてご活躍し、また介護自体も実際に行っているのだそうだ。

話の中で驚いた所だけ抜粋すると

その方は西東京市にお住まいだが、市が合併する前は保谷市ということだった。

介護をしている方たちの実態を知ろうと一般の主婦の方たちが1,000人の家庭へ訪問し、アンケートをとったところ、万が一の際、自宅もしくはこの町でこの世とお別れしたいという方が90%以上だったそうだが、旧保谷市では病院そのものが不足しており、それは全くもってかなわぬことだということがわかったそうだ。

ある介護老人はこういったそうだ。

「敬老の日。ってあって国や地方自治体で色々企画しているけれど、あれは元気な老人だけに限って催されているものであり、本当に助けをほしい老人は外出できるはずもなく、あれは全く意味のないものだ。」

自治体が介護する人を派遣しているそうだが、日中の誰でも人が足りている時に、一番高い時給でもって派遣している。本当に手が足りない、あるいは人恋しい時に民間もしくはボランティアの人が安い時給でもって24時間のフォローしている。

しかも、役所関係から派遣は土日祝日はストップされている。生活は毎日続いているのに・・・

話を聴いていて思わず眉間にしわを寄せてしまった。

また、こんな話もしていた。

認知症になってしまった人達の施設というのは、悲惨で紐で両手両足をしばり、どこにもいけないようにベットにくくりつけられているのだとか。昔はそれを隠していたが、今は隠しもしないで平気でやっている所もいくつもあるのだとか。

そのご家族も完全に麻痺しており、それをみても特に文句もでないのだとか。

そこには何の人権も生活もない。ただ生かされているだけ・・・

その講演をなさっている方のお話で印象に残ったのは、「その瞬間を迎えるまで自分らしく・・・生きてほしい。」

考えさせられる時間だった。

こんなとき、お坊さんこそ手を差し伸べていただけないのだろうか。
経済援助ということではなく、介護をされ動けない人達に対して何かしていただけないだろうか。

僧侶だからこそ、できる役割がそこにはあるのではと認識した時間だった。

葬儀の意味

2007-11-24 18:33:47 | 相談者の気持ち
みなさん、こんばんは。

寒くなってきましたね。風邪引かないように、どうぞ大事になさってくださいね。

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昨日は、案内人のとても大切な友人のお母様の告別式に参列させてもらってきた。

かわさき北部斎苑で行われたそのお式は、故人の人柄を偲ばせるご葬儀だった。

大切な家族を亡くすということは、悲しみ以外そこには存在しないように感じられた。

何となく思ったのは、葬儀社のスタッフとは葬儀に手慣れているだけあって、淡々と参列者を誘導し、式を進行していく。

遺族は、悲しくても焼香してくれる参列者のために、必死に対応している姿はとても痛々しく感じた。

葬儀って、いったい何なんだろうか。

誰のために葬儀を行うのだろうか。

頭では、葬儀というものをわかっているつもりだったが、故人や遺族の気持ちには到底だれもなれることができない。

今頃彼女は、どんな気持ちで時間を過ごしているのだろうか。

そう思うと自分自身の不甲斐なさを情けなく思う。

せめて、この気持ちだけでも彼女のそばで寄り添えたらどんなにいいだろうか。

葬儀を考えるには抵抗が・・・

2007-11-13 06:58:54 | 相談者の気持ち
ひぇ~。今日は、とても寒いです。

スーパー寒がりの案内人としては、震え上がって、今、電気カーペットをつけ、完全防備状態であります。

そういえば、昨年の12月24日そうですよ、イブの日に遅くまで働いた後、すっ飛ばして自転車にのっていたとき、一瞬バランスをくずしたらそのまま勢いでフェンスに突っ込んで、この年齢になって久しぶりにそこいらじゅうすりむいたっけ。

お気に入りに黒革コートの左ひじやブーツにも大きく穴あいちゃって。

だから、今年はそうそうに新しいコートを新調して、すでに毎日愛用しています。
みんなには、「今からそんな厚いコートきて、冬はどうするんですか?」と
いわれ・・・

「・・・まっ、まっ、どうしても着たいんだからいいのよ。」
といって、お気に入りのコートをまるで子供のように得意になってきている毎日です。

着ている姿をみかけたら、それはそれは褒めてやってください。そこから15分はこの話でひとり走り続けると思います・・・

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昨日、ライフデザイン研究所の事務所に面談相談の女性がお越しになった。

この方も、いざというときに考えるのは縁起が悪いような気がしてならないから、何もない今、見積を取寄せたいということだった。

実際に見積をまったく会社のタイプのちがう葬儀社2社から取寄せて手渡すと、

「だいたいこれくらいかかるんですね。」

『見積で4万円くらい差がありますね。』

「それくらいなら、別にいいんですけど。葬儀社の特徴は、どんなですか?社員の方にどういう違いがあるんですか?」

適切に返答したあと、納得してある程度心の中では、「ここ」という目星はつけているようすであった。

葬儀社が送ってくれた細かい資料を手渡そうとすると、

「縁起が悪いから、これは結構です。」

とおっしゃった。料理やら返礼品やらは、実際のその時にみればいいのだそうだ。

封筒ですら、各葬儀社が送ってくれた封筒を利用するのを拒んだため、こちらの封筒に双方を入れて差し上げて手渡した。

彼女の話では、これらは、いざというときが来る時まで封印なさるそうだ。

事前に葬儀を考えるということは、まだまだ日本の風習の中では難しいような気がした時間だった。


広告チラシの落とし穴

2007-11-12 06:43:55 | 相談者の気持ち
みなさん、おはようございます。

朝の6時きっかりには、まだ真っ暗でしたが、6時20分にになるとすでに明るくなって電気をつけないでもOKな状態です。

たった20分の間にも世界は大きく変化するものなんですね。

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京都からのご相談者だった。

「読売新聞をみたんですけど・・・・」

先日の京都で行われた葬儀仏事の勉強会の記事をみて、電話をしたとおっしゃった。

年齢層でいくと50代くらいだろうか。ハキハキしたとても元気の良い方だった。

自分は京都の伏見区に住んでおり、町内会で役員をやっている。
ここのところ、葬儀社から「葬儀一式12万円」というビラチラシがポストインされており昨年の12月に、その金額でできるのなら・・・ということで、葬儀社に依頼したのだそうだ。

ところが、ふたを開けてみると、総額70万円で精算させられた。

あの広告こそ、「本当に落とし穴」です。

付き合いをしているお寺がないので、お寺の紹介を依頼すると「宗派によってはね。50万円だしても読経してくれない宗派もあるんですよ。」と脅され、相当な額を支払った。

そのとき、自分が感じたのは、葬儀社はお寺とつるんでいる。と実感したのだそうだ。

ライフデザイン研究所へ電話をしてきたのは、自分ももっと葬儀のことを勉強してボランティアできないかと思ったから。


なるほど・・・

この方は、まさに広告ビラチラシの落とし穴に陥ったトラブル事例そのものだ。

葬儀社がいう「葬儀費用」と一般消費者が考える「葬儀費用」では、大きなギャップがあるのだ。

我々消費者からするとお財布からでる総額で考えるが、葬儀社は自社の利益になる部分(祭壇・棺・枕飾り・後飾り・看板・受付・遺影写真・ドライアイスなど・・・)だけを「葬儀費用」ということが多いのだ。

「実費費用」つまり、専門業者に委託するもの(料理・返礼品・車両・斎場使用料など・・・)は、広告や見積の中に「別途かかります」というような感じで金額の数字として掲載しない葬儀社もある。

その方に、11月24日(土)京都において行われる第2回勉強会の案内をすると「是非いきたい」とおっしゃっておられた。

ひとりでも多くの方に知識と情報をもってもらうために、やっぱり勉強会を開催しつづけることは必要なんだ。と改めて認識させられた瞬間だった。

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お知らせ

明日は、葬儀社、葬儀関連業者向けの公開講演会を行います。

 11月13日(火) 14:00~活動報告会
           15:00~公開講演会
               「エンバーミングとグリーフケア」
               講師 株式会社GSI 代表 橋爪謙一郎氏

 
         市ヶ谷トスラブに於いて
         参加費5,000円

詳しくは、担当岩村03-3577-7466までご連絡ください。

ご関心のおありになる方は、是非お越し下さい。
お待ちしております。