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お寺探しの旅~自分が求めるお寺とは?~

我々一般人にとって本当に「いいお寺」とは?
色んな情報を集めて、色んな角度から、色んな視点で追求してみたい。

「お寺とはそのときだけのお付合」

2008-08-14 10:37:07 | 相談者の気持ち
太陽アレルギーの案内人は、ギラギラと照りまくる太陽光線にやられて両腕に赤いしっしんが、バーっとでてしまい痒さと戦っております。

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旧盆中のため、地方のお坊さん達は息を切らせながら走り続けていらっしゃることでしょう。

ある方からのご相談

「私は、お寺との深い付き合いをもともと考えていなかったのです。むしろ、無宗教でも良いくらいだったんです。けど、故人を思うと、読経してもらわねば成仏できないような気がして・・・だから、宗派も何でもよかった。そのときだけのお付き合いできればよかったのです。ところが、新盆でこちらが希望していないのに、お坊さんがおしかけて読経して帰りました。「くる」といえば、断りづらいですし、けど、毎度毎度こうやってくるものなのでしょうか?」

とのこと。

核家族化が進み、親兄弟ですらなかなか連絡をとらない世の中である。どうやってお寺と接していくべきかわからないのだろう。

供養の世界は、一般社会の常識とは別次元なのだとは理解しがたい現代社会である。

そして、この感覚は、やがて檀信徒問題へと発展してくことであろう。

お墓の継承

2008-08-10 23:38:43 | 相談者の気持ち
知人が、仕事でお中元のノルマがあって、なんとか数字をクリアしなければならない。といってメニューパンフを手渡してきたのが、つい先日。

見ると、おいしそうなものがズラリ並んでいるではありませんか。いつも迷惑かけている両親に食べさせてあげよう。と親孝行ずらしてタラバガニのカンカン焼き(おせんべいがはいっていそうな四角の銀色の缶に、冷凍のタラバの足が無造作に切られて詰まっている)を購入して今日予告無に届いた。

意気込んで帰ってみると、すでに回転寿司で食べてきたと言われ、たった一人で、カンカンを火にかけ、寂しくたらふく食べつくした晩であった。

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以前にも書いたが、お盆、お彼岸の時期になるとお墓にまつわる問合せが圧倒的に増えてくる。

お墓の継承は、現在思いのほか大きな問題となりつつある。

核家族化が進み、親族との関係はもちろんのこと、親兄弟ですらお墓を継承することに懸念を示す人が増えてきているように感じる。

そのほかにも、子供がいても、女の子で跡継ぎがいない。

子供が男の子でも、遠く離れた所に住んでいて、戻ってこれないという。

そして、それぞれの事情でもって、1人で暮らしている。

など、今後どうしたら良いのだろうかと、まだ来ぬ将来を漠然と悩んでいる人がいる。

これは、お寺の将来にも関わってくるだろうし、埋葬文化として散骨や永代供養墓のあり方が過渡期を迎えるであろう。

旧盆を迎えるにあたって、今一度自分らしい埋葬方法とは?考えてみたいものである。




お布施の問合せ

2008-08-07 06:14:09 | 相談者の気持ち
毎日、暑いですね。

今日の練馬は、朝4時30分の時点からよ~く晴れています。
でも、空をみると秋空を一瞬感じさせるような雲(うろこ雲みたいな感じ)が浮かんでいます。

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お盆近くなると、新盆についての問合せが増えてくる。

そのとき、必ず聞かれるのがお布施の金額とお布施を包む際の表書き。

問合せ地域も広いので、自分たちの手元に資料がないときは、その地域で、相談者の希望宗派にあったお寺へ5~6件ほどお電話をさせていただき(その地域に2件しかなければ、2件だけのときもある)平均的な金額をお伝えするようにしている。

昨日のおばあちゃまは、金額と表書きのことが気になって、一晩眠れなかったそうだ。
こちらが、お伝えをすると

「ああ~、これで安心して眠ることができます。本当に有難うございました。」
といってくれた。

一般の方からすると、「お寺様に失礼があってはならない」と気が気でないのだ。

お寺のお坊さん方には、一晩も眠れぬ思いをして、お布施を包んでいらっしゃる方が世の中に結構いらっしゃる事実を知っておいていただきたいものです。

人とのご縁

2008-08-05 10:11:40 | 相談者の気持ち
蒸し暑い日々ですね。

その昔、案内人がまだ中学生だった頃、大変お世話になった恩師が卒業式の日に「一期一会」という言葉を教えてくれた。

こうして生活をしていると、すごく短いけど心に響くご縁もあれば、毎日当たり前におもっていたのに、ある日突然終わりを告げるときもあって振り返ってみてから、こういう縁だったんだな~。と気づくこともある。

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先日、うちの相談員がこんなご相談お受けした。

若いご主人からのご相談・・・


奥様が病院にて妊娠14週の胎児の心拍停止が確認され、次の日に、自然分娩の形で死産となる予定とのこと。

胎児の火葬を行いたいと思うのだが、まったくこれからの流れがわからずにこちらに問い合わせをしてきたのでした。

不安で不安でたまらなかったのでしょう。

「すみません。どうかよろしくお願い致します。」

の言葉に救いを感じるのであった。

こちらの相談員が、真摯に対応した結果、先日お礼のe-mailをいただいた。

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佐藤様

お世話になりました。

先日はご丁寧なお返事を頂き、ありがとうございました。

おかげさまで、家族だけで静かに子供を送ることができました。

精神的なダメージに加えて、わからない先行きの流れのなか、

このようにご相談させていただき、本当に助かりました。

ありがとうございました。

本当に感謝いたします。

うまく言葉にできませんがこのようなサービスをおこなってらっしゃる

ことは遺族にとってどれほど有益ですばらしい事か痛感いたしました。

重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました


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このようなお言葉を頂けることは、我々相談員にとって、とても励みになるものです。

「一期一会」そんな言葉が頭をよぎるご縁でした。どうもありがとうございます。

お子様のご冥福をお祈りいたします。


お礼の手紙

2008-08-01 06:10:12 | 相談者の気持ち
ここ数日猛暑が続く中、比較的夜はすずしく窓を全開にしてねていると心地よい風が流れ込んできて、レースカーテンの揺れが涼しさを余計倍増させてくれます。

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先日、足立区の地域学習団体「学友会」で講演させていただいたことをブログに掲載しましたが、そのときの参加者(別件でLD主催の勉強会にも参加してくださった方)からお礼の手紙をいただきました。



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暑中お見舞い申し上げます。
一昨日は猛暑の中遠方までお出まし頂き誠に有難うございました。六十歳代が中心の会員にとって先行き考慮すべきなので今回は多数の受講者を得ました。今迄にないことでした。仏事のことは、一般的に解りにくいもので業者に任せてしまいます。今回は具体的に分かり易い説明で有意義でしたと礼の言葉を頂きました。ご無理なお願いにもかかわらず丁寧な解説をして頂き深く感謝を申し上げます。
有難うございました。
時節の折、くれぐれもお体をご自愛なさいましてご活躍の程お願い申し上げます。
お礼まで

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こうしてお手紙をいただけることは、とても嬉しく有難く活動することに対して意欲を湧かせていただけます。

少しでも多くの方へ伝わりますように、今後も頑張って参ります。

こちらこそ、大変お世話になり、どうも有難うございました。

御布施の相談事例

2008-07-31 10:32:04 | 相談者の気持ち
今日も暑い練馬です。

携帯は、前の番号のまま復帰できました。
が、申し訳ありません。みなさんのデータはすべて消えてしまいました。

お電話をおかけいただいても、すぐにわからなくて失礼するかもしれませんが、ご了承くださいませ。

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LDの相談員が受けたご相談。

ご相談者:お布施について聞きたい。
先日父の葬儀を終えたが、戒名に院居士がついており、お包みしたお布施の額が、ネットで調べた相場の額より少なかったので、気にしている。お寺は少ないとも何も言って来ない。
お寺との付き合いは父が20年くらい前に墓地を買ってそれからの付きあい。


この方は、浄土宗の方で、院居士をつけて頂いた場合のお布施の相場はいくらぐらいなのか知りたかったのだという。

御布施とは、一般人にとってもわかりにくく難しいものである。

「御布施に決まりはない。」といわれて、なんとなくわかりそうでわからない。奥歯に物が挟まった感覚なのだ。

相談員は、宗派や地域的なものを伺った上で、ごく一般的と言われている平均的金額として、「少なくとも80万円から100万円くらいと言われています。」

と答えたという。そして、その後

ご相談者:後から追加でお包みしてもよいものかどうか。後から渡すのは失礼か。またすぐに渡した方がよいかそれとも49日の時に別にお包みしようか迷っている。

相談員:後からお包みしても全く問題はありません。渡す時期はおっしゃる通り四十九日の時でも良いが、お宅から目と鼻の先にお寺様があるとの事なので、先に渡された方がよいかもしれません。
院居士はお寺に貢献された方へのお礼として付けられるので、お父さんはお話を伺うかぎり行事等の参加も積極的におこなっていましたし、そういった意味ではそういったことも汲み取って院居士をつけてくださったのかも知れません。もし、お布施の件で気になって御包みしたいというお気持ちがありましたらお寺へ出向きご住職様へお渡しをされたら宜しいかと思います。

と回答したと報告を受けている。

金銭のやりとりは、利害関係が生まれるだけに、とてもデリケートである。

意味のある葬儀

2008-07-23 09:31:17 | 相談者の気持ち
暑い暑いと言いたくはないが、ついつい口からこぼれる意志の弱い案内人です。

先日、華笑山さんが、「にゃ~」の写真をみて、メールをおくってくださったので掲載させていただきます。

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皆さんの「ニヤァー」でこの暑さを乗り越えられそうです。

しかしよくヤルー  

 華笑山

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いつも温かいご声援有難うございます!!
元気だけが取り柄をいいことに、LD相談員たちの年齢を顧みずやってしまった次第であります


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しめやかで、温かいご葬儀であった。





「火葬だけのお葬式を考えているのですが・・・」

という言葉が受話器の向こうのご相談者からの第一声。

色々とお話を伺う中で、ご相談者の故人様を大切に思う心遣いが溢れてくるのが手にとるように感じられたのだった。

その数時間後、火葬だけのお式から、お別れの時間を重視なさった1日葬儀に予定を変更なさったのには、すぐに理解ができたものである。

実際に、葬儀の現場にいかせていただきごあいさつをさせていただく瞬間は、相談員にとって非常に感慨深い瞬間だ。お電話でご相談させていただいた方が、目の前にいらっしゃる。ご紹介をした葬儀社がご相談者の要望を満たしてくれているだろうか。それに、納得してくださっているだろうか。何かご不安なことはないだろうか。おたずねしたいことは、山ほどあるのだが、できるだけ言葉を抜粋してお尋ねをするように心がけている。

このたび対応したA葬儀社は、実際の利用者からの評判として非常に応用力と葬儀担当者一人一人の質の高いと回答があるところで、恐らくご相談者の要望を満たすことができるであろう。ということでご紹介させていただいた。

とはいうものの、最終的には、ご相談者様が安心・納得していただいたところで判断していただきたいと我々相談員は考えている。

このたびのご相談者に「葬儀社の対応は・・・・」とおたずねしたときに表情が優しくなられた瞬間、案内人自身も安心させていただいた。

最後のお別れの時、ご相談者の喪主様がご挨拶なさったときのこと。

故人様(お父様)は、とてもご家族思いの穏やかな方で、家族のために一生懸命働いて下さったとのこと。定年後はおばあさまの介護に10年間尽くされ、おばあさまが旅だたれた後が唯一お父様が、ゆっくりお過ごしになられた時間であった。とお話なさった。

そして、晩年の3年は。年齢と共に少し痴呆がすすまれ、時々夜中に親戚中に電話をしてまわったこともあって、ご家族としてはとても心を痛めた時期もおありになったのだとか。

喪主様は、お父様の病状が少しでも抑えられるようにと毎朝、お父様の腕をとってお散歩なされたそうなのだが、そのときの言葉で「あんなにスポーツマンだった父が杖をついてさえも歩くのがままならない姿をみることはとても悲しいことでありました」とおっしゃったとき、案内人は厚かましくも涙がこぼれてしまった次第である。

「ああ、お父様(故人様)の家族思いの絆は、ご子息(喪主のご相談者)へと脈々と受け継がれているのだな。」

家族の絆のあり方を勉強させていただいた尊い時間であった。

謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

札幌の空の下から

2008-06-28 18:07:03 | 相談者の気持ち
北の国からこんにちは。

今日の札幌市は、晴れ時々くもり。気温は24度。湿気が少ないので、サラサラと気持ち良い陽気です。

明日札幌市白石区の葬儀・仏事の勉強会開催ということで、心に優しい空気を胸いっぱい吸い込んでる今であります。

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勉強会に向けて下調べ。
札幌で一番多きいといわれてる真駒ない霊園。
東京ドーム4個くらい軽くはいるようなスケールでした。
一口にお墓参りといっても、お墓探すの一苦労。
何しろ、霊園の中にバス停があったのが印象的。



車中から、たくさんの黄色い花が案内人の目を楽しませてくれたので写真をぱちり。これって、タンポポだったのですが、茎が長いこと長いこと。軽く35㎝はあったかな・・・



次いで、札幌で一番多きいといわれている室内墓苑。「西岡霊廟」



室内墓苑というと、東京のお寺でも何度か足を運んだことがあるが、イメージとしてジメっとしていて暗いイメージだった。

が、ここは、なんとまぁ、明るくて、広いこと。多分100×170㍍くらいあるかな。ガラスの天窓があって、小鳥のさえずりが有線でながれていて、造り物だけど、樹木があって。

札幌では冬は雪でお墓参りができないのだという。
だから、いつもお参りしたい人は室内を選ぶとのこと。

お墓でいくつか印象的なだったのは、

お墓の正面のお参りするところに畳が敷いてあった所。
息子さんを亡くされたという方は、本物のバイク(ハーレー)をお墓に添わせていた。
お子さんがいらっしゃらないというあるご夫妻は、大仏型のお墓を立てられていた。大仏様なら、誰か通りかかったときに手を合わせてくれるかもしれないから。とのこと。

室内ならではの特徴と、お参りをなさるかたの心がみえた時間だった。




葬儀の形

2008-05-22 10:02:28 | 相談者の気持ち
週末にかけて大阪・京都に出張してきました。

今は、緑が一番美しい季節ですね。外を歩かせてもらうと通常いかに自分の視野が狭くなっているのかがわかっていいものです。

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出張中に、華笑山さんが、emailをくださったので、そのまま掲載させていただこうと思う。

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『心ある葬儀』

●一枚の写真が人の心を変える
  
この写真は、援助隊が17日,四川省青川県で母子の遺体を発見したときのもので、中国ネットに転載された。
「ありがとう日本」「感動した」「カッコイイぞ」・・インターネット掲示板に賛辞が溢れた。
 日本へ嫌悪感を抱く援助隊の行為が中国人の心を揺さぶった一枚の写真である。



 (5月21日読売より )

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本当の葬儀を考えさせられる瞬間だ。


法要のご相談

2008-05-12 19:31:09 | 相談者の気持ち
みなさん、こんにちは。

先日、不完全な自分の話を書いたら華笑山さんから、また、温かいメッセージをいただきました。

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精進あるのみ
不完全な自分といえるくらい、日々自分を鍛えていますね。
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いつも本当にどうも有難うございます。

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もうじき、四十九日を迎えるんですけど・・・
色々調べているんですが、なかなかわからなくて・・・

質問の内容は、
お坊さんにお膳を出した方が良いのか、
お布施はいくら包んだら良いですか?
故人には、どんなものを供えたらよいですか?

お坊さんに相談したそうだが、「お気持ちで結構です。」といわれてあまりよくわからなかったのだそうだ。

何度もお坊さんに尋ねるのも失礼かと思ってこちらに相談してきたのだという。

ご相談者は愛知の春日井市出身の方ということもあって、葬儀を終えてからきちんと七日ごとに供養なさってきたとのこと。そのたびに五千円を包んできたのだが、毎回毎回お金がでていくことが、生活に負担をかけて、供養をしてあげたいと思う以上に、いつまで続くんだろう。との苦悩にかわったとおっしゃっていた。

そして、四十九日、百ケ日、新盆、一周忌とやってきて、そのたびにお金を包むのかと考えると供養うんぬんの前にとまどいが心を占領するらしい。

できる範囲で、お包みすれば良いことはお伝えしたが、何となくお金が先立つ供養の仕方に少し疑問を感じる。

本来の供養のあり方とは答えがありそうでないような気がする。

この旅をつづけながら、本来の供養を追求してみよう。