風の向くまま 気の向くまま

風と気の向くままに、日常を。

惨劇

2007-08-28 22:49:17 | バイク
それは、真昼に起きた惨劇でした。

営業の仕事で外回りをしていて、昼食に入った愛知県某市のファミレスでのことです。
たまたま案内された席が、駐車場に面した窓際の席でした。とりたててどうと言うこともない日替わりランチを食べ終え、食後のコーヒーをすすりつつ窓の外を眺めていた時でした。
その席から見える駐車スペースに1台のRV車が、バックで進入してきました。




































そこにバイクが2台も停まっていたのに。

なんの躊躇もなく、駐車しようとしてるとは思えないほどの勢いで。

あっと思った時にはすでに手遅れでした。バイクの存在に全く気づいていなかったらしく、思いっきりバイクをなぎ倒し、あまつさえ片方のバイクに乗りあげてます。バイクが衝突され転倒する嫌な音。さらには乗り上げられて色々なパーツが粉砕される音、そして膨らました風船が爆ぜる様な音。それは下敷きになったヘルメットが砕け散る音でした。
バイクに乗る人間として、これほどの惨劇はまたとありません。一瞬静まり返った店内で、直後に沸きこる叫び声。程近いテーブルに腰掛けていた中年男性の二人組みが弾かれた様に飛び出していきました。
ちなみにバイクは2台ともBMW。踏み潰された1台は再起不能ではなかろうか。車から降りてきた学生風の青年に、先ほど飛び出していった男性たちが喰ってかかっています。青年はしどろもどろです。助手席に乗っていた女性はどうして良いのか分からず、助手席に座ったままです。
中年男性の剣幕は、それは恐ろしいものでした。でも、それはそうでしょう。もし私が同じ立場なら、キレて暴れていたことでしょう。
時間がなかったので、その後の顛末を見届けることは出来ませんでしたが、バイク乗りとしては悪夢のような場面に出くわした一日でした。

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