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小栗ドリトル…本当にいまが「旬」

2010-10-26 | 気になる表現者

元テレビプロデューサーの横澤彪がさまざまなチャンネルの、
多種多様な番組をウォッチして、感じたことを述べていく。
<獣医ドリトル(TBS系日曜夜9時)>の回。


小栗ドリトル…
     本当にいまが「旬」



<獣医ドリトル(TBS系日曜夜9時)>
主演の小栗旬、相手役の井上真央は「花より男子」の高視聴率コンビですから、非常に手慣れたつくりで、完成度の高いドラマに仕上がっていました。小栗はひねた獣医という役を気持ちよさそうに演じていて、本当に「旬」な感じ。テンポはいいし、原作はヒット漫画で話もわかりやすい。フジテレビ系が同じ時間帯にドラマをぶつけましたが、初回を見る限り、歯が立たなかったですね。

動物には優しい悪徳獣医
TBSはこのところ「医者もの」を得意にしています。「JIN―仁―」は評価も数字も飛び抜けてよかったし、この前の日曜劇場も「GM~踊れドクター」でした。医者や病院というのはそれだけでドラマがあるし、患者や関係者という形で話をからませやすいんです。「獣医ドリトル」はそれに加えて、動物まで出てくる。動物ものというのも、「イヌやネコが出てくるだけで見ちゃう」というファンがいて、これまたそこそこの人気になるんです。このドラマはその両方を備えているのですから楽しみですよ。

小栗の獣医がただ「誠実で腕の立つ先生」というのでないところがいい。「獣医はビジネス」と言い切って、法外な治療費をふっかける。骨折した競走馬の治療費は3000万円、ネコは100万円ですからね。払えないなら診てやらないよというわけで評判は最悪。悪徳獣医なんて言われる「腕の立つがめつい先生」なんです。

でも、ぶっきらぼうで横柄なのは人間に対するときだけで、動物には滅法優しい。このあたりは、昨今の安易なペットブームに警鐘を鳴らしたいという意図もあるのでしょう。たしかに、傲慢なのは小栗ドリトルの方じゃなくて、ろくに面倒も見ないで病気やケガのペットをとにかく治せと迫る飼い主の方ですもの。ドリトルが治すのは動物だけじゃなく、そんな飼い主たちの心や悩みでもあるんです。

脇もしっかり固められています。石坂浩二、國村隼らがドラマの骨格を支え、話に幅を持たせている。まあ、54年も続いているTBSの看板ドラマ枠ですから、さすがといったところです。

大成功  花より男子の 二番煎じ


◆横澤 彪(よこざわ・たけし)プロフィール
1937年生まれ。元フジテレビ・プロデューサー。前吉本興業・専務取締役。フジテレビ時代には、「オレたちひょうきん族」「笑っていいとも!」などの人気バラエティ番組を数多く手がけた。著書に「30代からの自己プロデュース」「元祖大人のための友だちのつくり方」など。
                                                   (J-Cast Watch)


なんかね、これこそ、W主演なんじゃね?と思うんですが。
成宮さん演じるカリスマ獣医師。
自分が愛犬を救ってやるどころか、手術ミスで死なせてしまった、
そのせいでメスを握れないという設定。
ドリトルの内面にはまだ迫らず、名前忘れたけど(汗)カリスマ獣医師に
お悩みの部分を引き受けさせて、番組をひっぱらせているというか。
ドリトルはかっこよくて、人間の甘えを許さず、
どこまでも素晴らしい手腕を発揮するんですね。

2回目のゲスト・蟹江敬三さんも素敵だったし。
いるかの体温測ったり、血液採取するのに、
小栗さんもいるかプールに入ってましたね。
思わずドルフィンブルーを思い出したけれど、
毎回、違った動物が主役になるのも、小さな、でもすごい癒しになるなあって、
関係ないところで感心しました(笑)

井上真央さんは牧野といっしょだ(笑)、
だから二番煎じって言われてしまったのか(笑)
でも花沢類はいないからね、
独立独歩で頑張るのだよ^^





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2 コメント

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Unknown (れいちぇる)
2010-10-28 09:36:47
樹さんこんにちは!!

ドリトル、観てますー
小栗くんめっさ大人っぽくなりましたね。
ちょっと前には高校生役やってたのに(笑)
あの人はもしかすると年齢不詳なところがあるかもですね~
松ケンのように変幻自在、ってのじゃなく(いや、JAの次男坊は確実に14歳じゃないけど笑)
見た目は年相応だけど、考え方は大人・・でも少年のように夢見たりやんちゃする能力もある、みたいな・・。
そして役を自分に入れちゃうかんじですね。
松は役に自分が乗り移るってかんじがするので・・・


ああああまた意味不明な文章の羅列がっ
すみませぬ。

成宮くんは今回悩めるいい人、な役なので嬉しいです。がんばれ花菱せんせい!←

返信する
れいちぇるさんへ ()
2010-10-30 07:19:27
おはようございます。

旬くんは、役ときちんと距離を持っている気がします。
どうやってその人物を表現できるか、そのひとと考えるというかね。
松はもう信頼しきって、その役に自分を明け渡すと言うか。
だから、その人間がどれだけ説得力があるか、
監督にかかってくるでしょう。
あふぉな作品に出たら、まるでダメですよね。

旬くんは人間らしい感情を演じるのが上手、
とくに攻撃的な人間をやらせると鳥肌たちますよね。
松は孤独な魂がうまいなあと想う。
共演したら、自分にないものをそこに観て、すごい化学反応を起こすと想います。
リターンマッチはふたりとも、未熟でしたからね。
その日がくるのが楽しみです。

花菱先生がんばれ←つけたしかよ、みたいですみません笑
まじ、あの役の配置はいいよね。
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