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イチロー、今日から明日へ向かう姿勢。

2010-09-25 | 気になる表現者


イチロー、
今日から明日へ向かう姿勢。


 36歳。ベテランと呼ばれる領域に達したが、イチローは年齢という固定観念に
縛られていない。

 「僕が使っている道具は最高のものばかり。練習方法も昔とは違う。選手のパフォー
マンスが前に進んでもおかしくない。ことさら年齢にフォーカスされるのは変な感じ」

 パワー全盛の大リーグで、イチローは持ち味の「スピード」にこだわり続ける。
この10年間、体重77キロ前後を維持し、同世代男性の標準値が20%前後の体脂肪率
は、わずか6%。肉体的な衰えは、感じていないと言い切る。「25歳なのに、40歳
みたいなやつがたくさんいる。僕は、そっちの方に興味があります」

 2001年、27歳で大リーグに飛び込んで以来、イチローのプレースタイルに大きな
変化はない。俊足、巧打。今季は35歳以上でただ一人40盗塁以上をマークし、リーグ
最多の200安打を放つ。右翼の守備では、時にはフェンスに激突しながら本塁打性の
打球をつかみ取ろうとする。今季はアメリカン・リーグで唯一の全試合に出場中だ。

 2632試合連続出場の大リーグ記録を持つ「鉄人」カル・リプケン氏は「永遠に
プレーできるのでは、と思える」と舌を巻く。

 今年10月に37歳を迎えるが、これからも年間200安打という高い目標を下げる
つもりはない。「プレッシャーを避けて通ろうとするなんて、本当にバカげてる。それに
立ち向かわなきゃいけない。クリアしないと、何かを越えられない」。日米通算でプロ
19年目。今ある自分と向き合い、新たな発見をしながら、まだまだ成長を続けている。
                                 (朝日新聞)


すごいですね、イチロー選手。
前人未踏の大記録、おめでとうございます。
偉大すぎて、唖然としてしまうけれど、
でも、本当にすごいのは、
記録というより、その姿勢なんだと思います。

固定概念の前で、やる前にもう限界を自分で決めてしまう、
そのことの不毛さを、この記事で知り、
こんなちっぽけな私だけれど、
そのことだけは真似ることができそうと思いました。

とかく歳のせいにするけれど、
視力の低下や記憶力の低下は、
もちろん、老化現象なんだけれども、
イチロー選手の発言に、勇気をもらえませんか?

今日と過去を頂点にすえれば、
あとはもう転がり落ちてゆくだけです、
誰と比べるのでもないというのは自明の理、
でも、今日までの自分と明日の自分を比べて、
怖さとか不安とか、絶望を、明日の自分に思いがちでした。
だけど、そうじゃないんですね。
きっとそこで逃げ道を用意しているんでしょう。
イチロー選手は希望を発言しながら、
ご自分を叱咤激励しておられるのではないかと思うのです。

こんな大きな大記録、
きっとほんとに、
あらゆるひとへの応援歌(歌じゃないけど:笑)、
希望の星になりますね。

イチロー選手、ありがとうございます!!!


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2 コメント

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Unknown (まろうさぎ)
2010-09-25 09:46:04
これは、もうイチロー選手の凄さ(なんて簡単に言ってはいけませんが)に尽きますね。
強烈な自負と自信。それらを裏付けする練習による強靭な肉体と精神。
おそらく彼には努力しない人が不思議で仕方ないんだろうなぁ。
マスコミでは不遜と叩かれそうな発言もありますが、イチロー選手の結果の前には、当然の発言となります。やはり結果(それを支える日々の努力)がものを言いますね。

野球選手として引退してもおかしくない年齢ですが、まったくそんなことを考えさせませんね。
ひたすら尊敬。そして、来年、ぜひ11年連続200本安打で、大リーグ記録を破ってほしいものです。
でも、とにかく今後もケガなく、スーパースターぶりを見せつけていただきたいです。

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偉大なひとと同時代にいること ()
2010-09-27 09:55:50
こんにちは。

>強烈な自負と自信。それらを裏付けする練習による強靭な肉体と精神。
>おそらく彼には努力しない人が不思議で仕方ないんだろうなぁ。

そうですよね。そして苦しんで成果を出しても、その先へ、
その姿勢が不変なのがすごいなあと思います。

>マスコミでは不遜と叩かれそうな発言もありますが、
>イチロー選手の結果の前には、当然の発言となります。
>やはり結果(それを支える日々の努力)がものを言いますね。

たしかに、野球に限っては、愛嬌のない受け答えのときもありますもんね(笑)
でも、まろうさぎさんのおっしゃるとおりだと思います。
引退の日がはるか遠くにありますように、と思います。
限界は、自分が決めるときがそう。
イチロー選手は思うままに、自由に頑張ってもらいたいです。




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