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≪L≫の感情の機微を見せることができた・・中田監督 2008-02-04

2024-07-01 | L・LAWLIET
記事はRainyさんより、写真はmomocoさんより頂戴しました。
ありがとうございます。とっても興味深い記事です。
2008-02-04

≪L≫の感情の機微を
見せることができた
      ・・中田監督

『「デスノート」Lの最期の23日間、
 「微笑みの死」の理由がここに』
               (中田監督インタビュー)
2008-02-04


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『最期を描くオリジナル』
前作でLは自らの死を選ぶことでキラとの戦いに勝ちますよね。
彼には、死に至るまでの「最期の23日間」が残される。設定として
引き継いだのはそこまでで、あとはまったくのオリジナルな内容です。
だから続編ではないし、前作はあまり意識せずに撮りました。
ポイントは、やはりLのキャラクターですね。松山ケンイチ君は
すでに確固たるキャラを確立していましたが、ミステリアスに
構えているだけでは済まないような大事件をぶつけてみたら、
どうなるか。そこから物語を作っていきました。

『Lのキャラを壊す?』
ですから今回、Lは自分が最も能力を発揮できる場所を離れます。
外の世界に出て、しかも子ども2人を連れて逃げつつ、事件解決に
当たらねばならなくなる。子ども1人は親を殺されて、復讐のためなら
自分が死ぬのもいとわないという少女なんですが、その彼女を
助けようとしている、勝負のために死を選んだ自分がいる。つまり、
Lに様々な枷(かせ)をはめてみたわけです。これまでにないLの表情、
感情の機微を見せることができたと思いますよ。

松山君には、作り上げたLのキャラクターが
壊れてしまうという思いはあったかもしれませんね。
でも彼も、Lの内面を見せたいという望みはあった。
現場でも密に話をしながら、セリフや動作を考えて、
徐々に変わっていくLを作っていきました。
たとえば「デスノート」の彼と、「男たちの大和/YAMATO」の
彼はまったく違う。ぼくとは年齢が二回り違うんですが、
その年代にこんな役者が現れてきていることに、
素直に感銘を受けました。この役者と仕事がしたいと
思っていましたから、今作も松山君が主演ならばぜひ、
と引き受けました。

『世の中は生きるに足りる』
「この人、いなくなればいいのに」とか、
「あの人、死んでくれないかな」とか、
「デスノート」には、人間誰しもが持つ感情の
ダークな部分に触れて、問いかけてくるところが
ありますよね。生と死は裏返しの関係にありますが、
「デスノート」が「死」なら、今回はヒューマンな
「生」の面を強調してみたつもりです。
「この世の中は、生きるに足りるよ」という
メッセージが伝えられればいいかな。
前作で、Lは微笑みながら死んでいきますよね。
それはなぜか。この作品を見てもらえれば
分かります。  (朝日新聞 2/1付)
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4 コメント

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ありがとうございます (Rainy)
2008-02-04 09:16:52
おはようございます☆UPしていただいて
ありがとうございます。松フリさんにも
お知らせして、のっけていただいたのですが、
朝日新聞、あやうく見落とすところでした・・・

ひょっとこ写真、可愛い momocoさん、ありがとうございます
このお面つけてて、これだけラブリーでセクシーなのは、
やっぱりLだけですね・・・
返信する
Rainyさんへ ()
2008-02-04 12:09:45
ありがとうございます、記事。
朝刊はチェックしても、夕刊はもれます(汗)

>ミステリアスに
>構えているだけでは済まないような大事件を
>ぶつけてみたら、
>どうなるか。そこから物語を作っていきました。

ここから映画をつくるのは大きな賭けだったと思います。
Lの人気を考えると、超然としたLにした方が、
リスクは低かったはずですものね。
こういう興味ぶかい記事をお知らせくださって
ありがとうございました。

momocoさんはさすがだと思います、奇跡の一瞬に
Lの妖艶さが際立っていますね!!
返信する
Unknown (れいちぇる)
2008-02-04 23:58:21
デスノートが死なら今作は生・・ナルホド。不思議ですよね、結末はLの最期だと言っておきながら生を語っているんですね。

松山くんが言ってたようにそれまでLは傍観者だったんですね。もしキラ事件もバイオテロ事件もなければLはずっと部屋にこもり、それこそそこで一生を終えていたかもしれません。生にも死にも立ち会わずに・・でも部屋を飛び出して、迫りくる死や目の前の危機に立ち向かう時が初めて『生』を感じる瞬間だということでしょうか。生きる喜び・悲しみ・痛み・・・色んな感情を手にしたLに、私はまだ会ってないので早く会いたいです・・。
返信する
れいちぇるさんへ ()
2008-02-05 01:04:53
そうですよね、
Lはたった23日間で人生を生ききった、
と言っても過言ではないですね。
恋もさせてあげたかったけど、
たぶん観客動員数のことがあるから、
恋はできなかったんだ、かわいそうなL(笑)
なんか現実と虚構がぐちゃぐちゃですが。
大丈夫ですよ、れいちぇるさん。
一度観た私だってすっごくすっごくLに
逢いたいんです。1回くらい見たからって、
観てないのとかわりません。
てか、ますますLに逢いたくなってしまいました。
期待以上のLを楽しみにしていてくださいね!!
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