ももの高校卒業式 (゜ーÅ) ホロリ 2011-02-27 祝辞、感謝です。

★★★卒業お祝いくださって、ありがとうございます。
遅ればせながら、やっとお返事できましたので上にあげさせていただきます。


ももの高校卒業式　(゜ーÅ) ホロリ

25日は愚息ももの卒業式でした。
わが家らしいエピソードがありまして（汗）
その前日が久しぶりの登校日だったので、
卒業式の案内とか、もらってくると思っていたんですよ。
もも「え、そんなんもらってないで」
そんなー、マジかよっ？みたいな。
式当日の集合時間が9時20分だというので、
じゃあ、卒業式は10時で決定か～？。と←それでいいんかい。
だって、今さら学校に電話かけられないじゃないですか

何で連絡こないの？？？
あっと思い出しました、
私、学校にメアド変更通知してなかったんだーーー！
重要事項はメルマガで来るんですよ、
すっかり忘れてた（汗）
ももに「学校着いたら何時からかメールして」って頼みました←あふぉ。

9時15分すぎ。
もも「もう保護者来てるみたいよ」
えーーーー、それって早すぎるやん。
てなわけであわてふためき、徒歩で行く予定のところ、
フォーマルスーツでチャリ疾走←かっこわる。
着いてみたら、まだ楽勝の段階でした。
チャリ降りるなり、「何組でしたか？」とメール。
これで親って言える？というお叱り、ごもっとも。
でも、小学生じゃないから、しかも役は去年すませたから、
3年は学校に1回しか行かなかったんですよ＾＾と言い訳。
「6組やで」とももから返事。
実は何組かも覚えてないんかい、という返事を恐れてたのですが（笑）
スルー感謝でした。

体育館、がらがらで余裕の席確保でした。
ストーブガンガンで暑くて、先生が消してまわってました。
そういう気遣いもしなきゃならないから大変ですよね。
カイロ貼る間もなくかっ飛んできたのが大正解でしたよ。

卒業生入場。
先生のファッションに注目。
ヒロスエ似のうちの担任、きらきらした黒い素材のジャケットのインが素敵でした。
紋付着てる若い先生は去年、運動会で生徒とハイタッチで勝利を喜んでいたＤ先生でした。
私たちが給水サービスしてるとき、
よそのお母さんに生徒と間違われたというエピソードの持ち主（笑）
モヒカンの男の子はいるし、あげあげの巻き髪の女の子はいるし、すごいｗｗ
私はケータイで写メ撮ろうとして、ももを見損なってしまいました←おばかっ。


式が始まって、すぐに卒業証書授与になったんですが、
さっきのＤ先生がやっちゃいました？
初めての卒業生ということで、感極まって、名前が読み上げられないんです。
最初の2人くらい読み上げて嗚咽・・生徒から口々に「○○がんばれ」「がんばれや」（タメ口＾＾）
かなり時間がかかってました。ここらで私はもう涙腺決壊しちゃいましたよ←第一波（笑）
次のクラスの先生は最初、声が裏返って大爆笑されるし、
先生方の早口は、感情がこみあげてくるのが怖いからなんでしょうね。
もものクラスになって、先生、少々早口かなと思ったんですが、無事声が聞き取れ、
姿が見えたのでほっとしました。
（後で教室で先生がひとり、男の子の名前を飛ばしたことが判明＾＾
その子に全文を読んで卒業証書授与されました。ごめんな、と先生、平謝り）

校長先生の素敵なはなむけの言葉がありました。（もも「あれは長すぎやで」）
寺山修司が「さよなら」という言葉が好きで、それは、自分に区切りをつけて、
次のステップへの決意を感じさせる言葉だから、みたいなことを言われていたと思うのですが、
あーメモないからだめだー、と舞台挨拶のことを思い出してしまいました（笑）
国際化とＩＴ、これはどこれからずっとついて回る（とか忘れた）
チュニジアに始まり、エジプト、リビアと飛び火し、中国をも巻き込もうとしている、
ジャスミン革命のことなど、
今までの価値観や社会が大変動することもある、
何が正しいかわからない、そんなとき、
自分自身をしっかり持って、何事も自分で判断しなければならなくなる（とか）
そして、送る言葉が「なにくそ！」でした。
どんなに失意の時にあっても、自分を鼓舞して立ち上がってほしい、その強い言葉を贈りたいとのこと。

校長先生の赴任とももの入学が同じだったのですが、
校長先生が毎朝校門にたつ（退任された）教頭先生に「熱心ですね」と尋ねたら、
「こどもらはうちの宝ですから」と答えられたそうです。
そう、ももの学校ではたえず、そういうまなざしが注がれていることを感じました。
先生も保護者もみんなやんわりとしていて、殺気だっているひとがいないんです。
だから、廊下なんかで出会う生徒も、だらしない格好をしている子は多かったけれど、
子どもっぽくて、可愛らしい。
「それなりに嫌いなやつは結構いたで」とももは言うけれど、空気がよかったなあ。

在校生送辞がありまして、次に卒業生答辞。
3名の男子と1名の女子が壇上に立ちました。
そこで、ドライで明るいはずの現代っ子なのに、
のっけの長身メガネ男子が、読み出した声が震えて涙まじり。
「あれ？」「そんな」とか言いながら、涙で言葉にならないんです。
式場では茶化す声も一切上がらず、じっと彼の言葉を待っています。
メガネ男子が途切れ途切れに行事でこんなことがあったと話し、
モヒカン男子にバトンタッチ。
修学旅行で台湾に行った彼らですが、
関空での集合の時から先生には迷惑をかけたと思うとか、
はっきり言って台湾の料理は口にあわないとか、臭豆腐のにおいは一生忘れないとか、
修学旅行の内容もじっくり話してくれて、
まるでアルバムを開いているようでした。
ピアス男子に移って（笑）、彼は淡々とした調子で分担文を読み上げてくれたのですが、
モヒカン、ピアス、唯一の女子も2順目には涙腺決壊、おお泣きでした。

モヒカン男子が、
「体育祭や文化祭ではけんかもしたし、どうなるかとはらはらもしたけど、
僕らはすごい仲間に恵まれた。この学年は日本一、いや世界一やと思う。
試験が終わって、きのうのリハまで淋しかった。でも今日が終わったらもう
ここには来れない。ここが、僕らの学年が、すごく愛しい」と泣きじゃくりながら言い、
唯一の女子が、
「いつもけんかしたり、進路の話になってうっざいなあもう、と思ったりもしたけど、
普段は恥ずかしくて言えないけれど、私たちみんなが思っています、
お母さん、産んでくれて、育ててくれて
ありがとう。忙しくても朝からお弁当作ってくれてありがとう。3年間、この学校に
通わせてくれてありがとう・・・」
あとは言葉にならず、泣きじゃくってました。

とってもとてもこころに残る答辞でした。
形式ばっておらず、自分達の悪戦苦闘と感謝を、
精一杯の飾らない言葉で伝えてくれたと思います。
あとでももはクールに「あれはな、よかったな」と言ってました←強がり。

先生は3年間ももを担任してくださったので、しっかりお礼を伝えました。
教室に戻って、先生と最後のお別れ。
先生は「自分の好きをみつけてほしいです。ひとも、これから自分が興味が持てるものも。
自分の好きなひとはそのひとから多くへとつながってゆく、幸せを祈れるようになる。
好きなものは苦しくても続けられる、生涯むきあって自分を高めていける」などなど、
ももがどこまで深く受け止めてくれたかなと思いますが、素晴らしいご挨拶でした。
親も一緒に生徒と先生と1枚の写真に収まりました。
（そのために廊下に出てシャッター押してくれる先生を探してきたという：笑）

私はももが小学校の時も中学校の時も、
卒業式が終わるとすぐ、会社に戻っていました。
卒業式の余韻を楽しむ、あるいは学校生活を振り返って、
しんみり親子で語らうひと時もなかったのです。

ももが野暮用があるというので、先に帰ってきたのですが、
こんなゆったりした午後もないだろうと思って、
「お昼食べにいこうか」とメールすると、
「待っててくれる？」と返事。
待ち合わせて、ランチしました。
後輩にもらったという花束と《うさぎのぬいぐるみ》！
うららさんがうさぎのぬいぐるみの話をされていたので、
「あれはきっとぬいぐるみが主人を護ってくれたんやで」と言うと、
ぬいぐるみを大事そうにかばんにしまっていました。
感慨深いなあ、
最後の卒業式が一番ゆっくりできるなんて、ありがたいなあ・・・
そう思ってたら、ももが気分が悪いと言い出して、びっくり。
「いったいどうしたん？？？」
「食べ過ぎたー、気分悪い」
「お、おまえなあ・・・」みたいな。
たぶん、ももだって嬉しすぎたから度を越したんだろうと、
思っておくことにします。
それにしても、なんというガキんちょ。
それでこそ、あの高校の生徒やなあとしみじみ思いました（笑）



良い高校だったなーーー


ももたちが卒業式で歌った曲です↓

smap　オレンジ　歌詞付

http://www.youtube.com/watch?v=_aYKWKJLBH4