≪MOVIEぴあ夏≫に読んでいるとせつなさがこみあげてくる
松山さんのインタビューが載っています。これは是非お買い求めを!!!
(2009-06-22付記事を再掲載しています。
あらためてその覚悟をかみしめたいものです)
松山ケンイチの覚悟!
≪MOVIEぴあ夏≫関西版 別冊
このインタビューはカムイ外伝の撮影を終えて、
まだ未完の本編の主人公である英雄≪カムイ≫を、
松山さんがどのようにとらえ、生きたのか、
私たちに教えてくれます。
当初、立ち読みですますつもりでした。
松山さんの、カムイにたいする想いは
これからだって、目にするだろう耳にするだろうと・・
でも、できませんでした。
松山さんの気持ちと覚悟とを
雑誌ごと胸に抱きしめたくなったのです。
どうか、この記事を読まれて、
松山さんの言葉に感動された方は
この雑誌をお買い求めください。税込み780円です。
印象的な言葉だけ引用します。
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★★★ 言葉は順不同です。
(松山)
「劇中、伝説の鮫退治軍団≪渡り衆≫を率いる不動という男が、
カムイに向かって、”地獄だな”と言うんですけど、
僕も本当に、そのとおりだよと思いました。
≪カムイ外伝≫が描く舞台、日本にかつてあった共同体は
生まれた瞬間から”おまえはこの身分”と、決めつけてしまう
社会なんですね。僕はいま、それとは全く違う世界にいる。
生まれてから今日まで、ある程度の自由を享受することができたし、
平和で、誰かに追われることもない。かたやカムイは、
生まれた時から人間として認められずに、その決め付けを
否定しようとすればすなわち、死が待っている。
だから生き延びるために忍者になるんですけど、
そこでも掟に縛られる。だから、忍者をやめて、≪抜け忍≫になった。
でも、≪抜け忍≫になっても、いつまでも追っ手がやって来て、
倒して逃げても、また追われて、そんな繰り返しの中、どこまで
いっても人として生きられないし、人として死ぬこともできない。
それは想像を絶する”地獄の日々”です」
≪カムイ外伝≫とはそのタイトルのとおり、≪カムイ伝≫の番外編、
スピンオフであって、≪カムイ伝≫はまだ完結していない。
原作も読破している松山ケンイチは、”カムイのその後”に想いを馳せてみた。
(松山)
「もちろんカムイがいつか、差別を受けずに、人として普通に生きられるのが
一番いいんですけど。とにかく負けてほしくないですね。≪カムイ伝≫の
主人公のひとり、正助というキャラクターは、下人の身から農民になり、
みんなのために闘うリーダーになっていくんですけど、代官たちの
酷い策略によって、悪者にされてしまうんですよね。社会に異議を唱え、
闘う人たちは皆、返り討ちにあって押し潰され、負けていくのがこの国の
歴史のようで・・・・・・。TVドラマでやらせていただいた≪銭ゲバ≫でも
そういう印象が残ったので、カムイにはそうなってほしくないな、という
気持ちはあります」
松山さんはいつもと同じように役を生きた、輪廻を経たのでしょうね。
でも、カムイほどきつい役は今までなかったのではないでしょうか。
社会の身分制度の最下層に置かれ、そこから脱け出すために忍者となり、
そこでの掟から脱け出すために抜け忍となる・・
自由への脱出口というものが見えないカムイ。
役を生きている間、カムイの内面を見つめているのは、どれほどの
負担を強いたのだろうと思います。
でも、松山さんはカムイを脱いでなお、カムイの背中にむかって、
>もちろんカムイがいつか、差別を受けずに、
>人として普通に生きられるのが
>一番いいんですけど。
>とにかく負けてほしくないですね。
エールを送っています。
とにかく・・負けてほしくない!!
なんと大きな声援でしょう。
(松山)
・・・・・忍者って、歴史的には表面には出てこない存在で、
≪カムイ外伝≫は裏側の話なんですよね。社会の闇に光を当てた物語。
僕はこうやって普通に生きていますけど、目を逸らしてきたものを
見せられたような気がしたし、フタをしてあったところを開けて
見せられた衝撃もありました。自分がこれまで、とりたてて何も
考えずにも生きてこられたのは、見て見ぬフリをしてやり過ごしている
世界がたくさんあるからなんじゃないかって。単に楽しく生きて
いるだけではダメだし、そういう歴史のディテールを見ていくことって
大事だなと思うようになりました」
「これからもまたいろんな役をやらせていただければ、と願っているんですけど、
基本的には、”自分が学び取ったもの”しか、想像できないと思うんですね。
もちろん想像でふくらませていく方法もあります。でもやっぱり限界があって、
立派な人物を演じるんだったら、それなりに演じる側にも崇高な精神は必要で、
悪人の役だって自分なりの経験と哲学を持っていたほうがいい。
カムイの撮影を通して考えたことでもあるんですが、社会の中で感じた疑問と
向き合いながら、どう生きていくかは役者を続けていく上でも重要だし、
作品から学び、そこからさらに興味を広げ、自分自身が学んでいくことも
とても大切だと思っています」
・・・そのスタンスはいつも明確である。
かつて
「役者や芸人も、江戸時代の身分は一番下。苦難の歴史があり、
決してくじけなかった強い先人たちがいるんです」と語っていたが、
彼らの末裔、松山ケンイチ伝も読み応え十分。しかもお楽しみは
これからだ。
>作品から学び、そこからさらに興味を広げ、
>自分自身が学んでいくことも
>とても大切だと思っています
この学びのなかから、先にあげたような言葉が生まれたのでしょう。
>決してくじけなかった強い先人たちがいるんです
それはこれ以上ない、俳優としての強い覚悟とは読めないでしょうか。
インタビューではほかに、
カムイの内面を見せきるにはどうしたらいいか、
などの興味深い事柄についても語られています。
この雑誌はぜひお買い求めになってほしいなと思います。
そして、松山さんの覚悟を抱きしめてほしいのです。
MOVIEぴあ 関西版 別冊 7/20号です 780円
ぴあ 東京販売
03-3265-1424
最近雑誌をあまり買ってないのですが、
記事読んでいて、これは買わねば!と思いました。
松関連のもの、全部手に入れようとするのはとても無理なので、
よく吟味してから買いたいのですが、
雑誌とかは下手するとすぐなくなってしまうので、
お薦め記事はとても助かります~。
感謝です~
この雑誌はまだチェックしてなかったので
さっそく見てみます
なんだか かなり深い読みをしてますね松山さん
普段 フワフワ(笑)して見える可愛らしい チャーミングな人なので
つい うっかり 愛でてしまうのですが
まだ24歳なんだ と 思うと 何十憶と制作費がかかった大作を背負ったりしてるんだ
と思うと 一気にスゴい所に立ってる人だな
と感じます
私も実は 中学時代 担任教師が随分熱心に差別や この世の理不尽を解く人で (面白くて イケメンだったから大好きでした(笑)
カムイ伝全巻を勧められて読みました
あまりに強烈な内容で大人になった今でも心に残ってます
松山さんもそうとう衝撃を受けたでしょう
そして そのぶん 何らかの成長があったかと思います
きっとノルウェイでも また何かを掴むでしょうね
年齢を重ね 万華鏡のように変化をしていく松山さん
楽しみですね
松山さんの映画作品にたいするリスペクト、
とても深いから、
私たちもとても勉強になりますね。
このインタビューは読んでいて背筋がのびたし、
同時に、まだ未完のカムイ、今回ばかりは生きて死んで・・ではないから、
「とにかくまけてほしくない!」との想いが、
強烈に伝わりました。
是非、手にとって読んでいただきたい1冊です。(回し者ではありません笑)
松山さんは作品の規模、ジャンル、内容、そういったものには
余り重きを置いていない気がしませんか?
もちろん、この「カムイ外伝」のプレッシャーはすごいと思うけど、
「DMC]の時だって、やめていた煙草を思わず吸ってしまうような、
そういう局面があったんですからね。
映画のトレーラーとかを見る限り、その動きはすごいですけど、
実は脚本がどんどん変わっていって、
人間関係が重点的に掘り下げられたようです。
ですから、カムイの置かれた環境、歴史的な意味合いなど、
立体的に勉強していく上で、たくさんのことを学ばれたのでしょうね。
そして、そのことを隠しもひけらかしもせずに、すべてを
そのときの自分の言葉で明らかにされる・・
そんなことできないですよね、普通。
そのおかげで私たちも作品ごとにいろいろを一緒に学ばせてもらえて
嬉しいです。
藤原さんは原作を読まれたのですか。素晴らしいですね。
この世の仕組みから目をそらさないことは、
うわっつらで物事を観ない心を育てることにつながると思います。
素敵な先生(イケメンだし笑)に出会えて素晴らしいですね。
いまだに先生と切れていないじゃないですか、覚えているってことは。
そういう出逢い、松山さんの作品ごとに、くりかえさせてもらってる気がします。
この記事を読んでぜひ買いたいと思い、本屋さんへ行きましたが、見つかられませんでした。
地域限定なのでしょうか?
ぴあ関西版増刊 2009年7月号
MOVIEぴあ 09年夏号
↑
これですか?
関西でしか売ってないのかな??
今、ちゃんと本を見て確認しました。
すみません。
まじょっこさんのご指摘どおりです。
アマゾンで見たら2980円だった、なぜ??
ぴあ 東京販売
03-3265-1424
こちらへ問い合わせるほうがいいと思います。
あとでメルもするよ!!
会社で樹さんの記事を読んで、
帰りに早速お買い求めしてきました!
怒涛のウルミラ関係は結構立ち読みで
済ませちゃったものも多いんですが、
これは買わずにはいられませんでしたよ。
松山くんの役への取り組み方や
そこから何かを学び取る姿勢には、
いつものことながら感心させられてしまいます。
は~なんて奥深い24歳なのかしら。
あ、写真も素敵でしたね~。
最初のバストアップの写真の表情が好きです♪
昨日、近所の本屋でゲットしました。
こちらでUPしてくださった内容を読んで
俄然続きが読みたくなっちゃいましたから~
特集されている他の方々よりページ数は
少ないですが、ホントに内容が濃かったですね。
カムイ、9月まで待てるでしょうか?
すっごい楽しみですよぅ。
いや、その前に可愛い陽人にもう一回会いに行きます。
「ぴあ」「夏」のワードしか覚えておらず、花火特集みたいなのを隈なく立ち読みしちゃいました。
何故「ムービー」を覚えておらんのか・・・
というか、そもそも関東では売ってないんですね・笑
手に入れることができるかどうか、自分の行動力に疑問ですが(笑)
ここで読ませてもらって、今まで聞いたことのないカムイ話が聞けて、覚悟が知れて嬉しかったです。
やっぱり生きてるんですねー役を。
その役の過去現在未来、すべてに意識しているという松山くんに感服ですわ。
もうなんか、すごい人になってきたなあ。カコイイなー
朝から優しい応援メール、ありがとうございました、ちう(*^:^*)
買えましたか?よかった。
これは読んでいて、その場で動けなくなりました。
>松山くんの役への取り組み方や
>そこから何かを学び取る姿勢には、いつものことながら
>感心させられてしまいます。
実に実にそうですよね!!
そのたびに、こちらの心構えもしゃんとなる気がします。
ここに貼れないのは残念ですが、まなざしが睨みつけてはいないけど、
真摯でインタ内容にぴったり、魅力的ですね。