Lに捧げるちいさな図書館

≪ L ≫至上主義の図書館へようこそ。司書は趣味嗜好のまま、気の向くまま、あちこちへと流浪しますゆえー♪

14歳タレントが原発廃絶を訴える記事更新

2011-03-26 | 気になる表現者



14歳タレントが
   原発廃絶を訴える記事更新


14歳の美少女タレント・藤波心(ふじなみこころ)さんが、マスコミの報道に対して怒りをあらわにしている。「安全です」、「風評被害しないで」、「汚染水を飲んでも大丈夫」などのマスコミ報道に不信感を持ち、自身の公式ブログで怒りのコメントを書き込みしているのである。

藤波心さんの発言に対してブログ読者から、「きちんと自分の考えを述べることは素晴らしい」や「まだ若いのに立派な意見! 感動しました」、「芸能人と云う立場で有りながら、この様なエントリーを書く事に感動しました」など、賛同する声があがっている。以下は、藤波心さんのブログの書き込みを引用したものである。
 
・藤波心さんの怒りのコメント
テレビでは、やたらと「安全性」ばかり強調しています。「風評被害」に惑わされないで、「冷静」に対応してと…。汚染された野菜を食べ続けても安心です…。汚染された水を飲み続けても安心です…。個別の数値は低くても、ただちに健康を害することはない量だったとしても、微量とはいえ空気中の放射性物質を吸い続け、微量とはいえ、汚染された野菜を食べ続け、微量とはいえ、汚染された水を採り続ければ…微量+微量+微量イコール → ? しかも、そういう生活が1週間続くのか、1カ月なのか、1年なのか…3年なのか…。計算私あまり得意じゃないけど…影響があることくらい、バカな厨房2年の私でも分かるのに!! テレビは「冷静に対応してください」しか言わない。あまりにも大丈夫すぎて、心配…。

挙句の果てには、ラドン温泉などもあるように、少量の放射線なら体に良い?(笑)とか、「想定外」の1000年に一度の大津波に、これだけ原発は耐えたのだから、やはり日本の原発はすばらしい…? とか、意味不明の原発絶賛? 訳の分からないコメントを言う専門家とかww 想定外だった、想定外だったってみんな口をそろえて言うけど、原発は、事故った時 甚大な被害がでるから、「想定外」はあってはならないと思うんですケド…私言ってること間違ってますかね…。

しかも、最近は、原発の危険性を言う人は、危険をあおっていると、世の中は叩く傾向にあるようで、これは何かおかしい流れだと思うのは私だけでしょうか? 風評被害を辞書で調べてみました。→ 風評被害(ふうひょうひがい)とは、災害、事故及び不適切又は虚偽の報道などの結果、生産物の品質やサービスの低下を懸念して消費が減退し、本来は直接関係のないほかの業者・従事者までが損害を受けること…。実際は大したことないのに、大げさに報道する… → 風評被害を生む報道。実際は大変深刻なのに、大丈夫なように軽く報道する… → これは何て言うんですか?

私は冷静ですよ…。危険をあおっているわけでもありません。テレビはこんだけ安全・大丈夫って言い続けているのでそのうち、「放射能を跳ね返す!! スーパー健康法」とか「放射能にも負けない!! 体質改善・げんき体力づくり」特集とかやりだすんじゃないでスカ?…。そんなの、いくら頑張っても跳ね返したり、勝ったり出来ませんから。なんてったって、相手は放射能ですからね。今の現状、私が思うのは…テレビが言う、安全・大丈夫ではなく、やっぱり「危険」なのだとおもいます。どーんと爆発したり、急に明日何万人何十万人が死ぬということはないかもしれないけど、5年、10年の歳月を経て、じわじわ私たちを蝕むとおもいます。原発のリスクとリターンを考えたら、あきらかに、リスクが高すぎる。(引用ここまで)
 
この藤波心さんのコメントに対してインターネット掲示板でユーザーたちが「あまりにも正しい。13歳すら納得させられんなら政治も洗脳も終わりだわ」や「至極正論です。管よりこの子のほうがマシ」、「自分の意見をもってるだけマシ」、「博愛精神のあるタイプの顔してる」、などの意見や感想を寄せている。

彼女の意見が正しいか間違っているかは人によってとらえ方が違うだろう。しかし、芸能人という立場にありながらマスコミや国を批判する声をあげている点を評価している人が多いようだ。また、正論を言っていると絶賛している人も多い。
                                         (ガジェット通信/livedoorニュース)

藤波心さんのブログはここから→http://ameblo.jp/cocoro2008/entry-10839026826.html

http://www.wwf.or.jp/activities/2011/02/967208.html
より詳しい内容は、下記ページに載っています。
http://www.wwf.or.jp/activities/lib/pdf_climate/green-energy/WWF_EnergyVisionReport_sm.pdf

+++++++++++++++++++++++++++++


高橋源一郎さんがつぶやいている、

>さきほどの藤波心さんの文章、
>「テレビに出ているどんな専門家より論理的」から
>「地震発生以来、ぼくが読んだもっとも知的な文章」に上方修正します。

本当にね、こころからそう思います。

私が藤波さんがすごいと思うのは、
こういう文章を本人も非難覚悟で、といいつつも
コメント欄を開いていることなのです。
相当叩かれたり、荒らされたり、祭り状態になったりって、
わかるじゃないですか。

でも、彼女は届いたコメントをすべて読んでいるんです。
さっき、覗いたら、14時台のコメントを読んでいます、とありました。
すごい、えらい、藤波さん、あなたってひとは!!!
目をおおいたくなるような激烈に批判したコメントもあるんですよ、
私なんか300回はこころが折れますよ、
それ以前に怖くて書けないけれど、男前だ、その覚悟と引き受け方。

私は彼女が中学生ということで、
上から目線でコメントを書いてるひとが多くて、
批判の内容とともにそのことに腹がたって仕方がありません。
すごいな14歳なのに、というのは当然ですけど、

いや、高橋さんのツイートのフォロワーさんが
それは嫉妬だよ、と書いているのを見て、
そうそうそう、と思いました。

たしかに藤波さんは隅々まで正しいとは限らないかもしれませんが、
でも、こういう決定が藤波さんにゆだねられているわけではないのだから、
どうして、こういうことを論じ合える場を作ってくれた藤波さんに感謝できないのだろうと思います。
現に、上に掲げたWWFのリンク先は、
私が彼女のコメント欄で見つけたものなのです。

フォトグラファーのsaiさんも反・原発をつぶやいておられたし、
これだけの被害が出ていて、
建設的にいろんな意見を交し合わないでどうする、じゃないでしょうか。
そりゃ、無知ですよ。
でも、今から小学一年生に戻って、
永続可能な社会とエネルギーについて勉強してもいいのではないかと思うわけです。

朝日新聞福島総局がツイートしています、

>東京都の石原慎太郎知事が福島県災害対策本部を訪れ、
>佐藤雄平・福島県知事と会談しました。会談後、
>石原氏は報道陣に「私は原発推進論者です、今でも。
>日本のような資源のない国で原発を欠かしてしまったら経済は立っていかないと思う」。


原発容認ではなくて推進ですね、この期に及んでも。
日本人が全員放射能汚染されても経済が大事、とまでは言ってないか^^
でも、スリーマイル島の原発事故を超えるレベル6と報道されたその日に、
すごいなー、この発言は。

誰かが、中国から黄砂が飛んでくるのに、
東京で放射性物質が飛んでこないわけがないと、
非常にわかりやすい説明をしてくれていました。

なあるほど。

東京都民のみなさまは都知事選で候補者の意見をよおく聞いて、
民意の反映につとめてくださいね、たのんだぜい。

ちなみに藤波さんやWWF資料にたいして納得いかないご意見があれば、
しかるべきところで発言してくださるとありがたいです。






コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 99プラス「未公開映像」編... | トップ | 朗読 LOVE  松山ケンイチ »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まろうさぎさんへ ()
2011-03-29 10:01:38
最近はツイッターで最新の動きを追っかけるのに精一杯。
といっても、あとからあとから出てくる怖い状況にへこむだけですが。

心さんの勇気と英知に脱帽しました。
コメントもすべて読んでいるそうで、その姿勢にもまなぶべきところが多いです。

東電が膨大な資金力で大学やテレビなどのマスコミにお金をばらまき、
御用学者や御用マスコミに成り果てている輩ばかりと聞いて、
ため息ばかりがでます。

外国の初動記事には先走りすぎ、の気持ちでなんとか自分を支えていた気がしますが、
街角から外国人がめっきり消えて、
いろんなことを実感しています。

原発にいのちを預けた気持ちはないのですが、
結果、そうなることなんですね。
いまさら、でも、いまだに原発を仕方がないじゃないか認めるよ、と
言う人がおり、
反対署名が募られているということで、
何をかいわんやです。

「ミツバチの羽音~」こんごの選択を考える意味でも見るべきですよね。
そして、いま、大切なのは外国にも助けをもとめることだと思います。
社長が病気で非実在状態の会社にすべてまかせることはできませんよね。
返信する
Unknown (まろうさぎ)
2011-03-26 08:06:24
すみません、コメント長すぎて、一度ではムリでした。


持続可能なエネルギー社会を作るために何が出来るのか、話し合う機会なのに、議論すらできないのはおかしい。

(当然ながら反原発と、今、福島原発を停止させるために文字通り命懸けで奮闘している方々や、今まで操業に当たってきた現場の方々に対する感謝と尊敬の思いは別物です。同様に、心を一つにして復興にあたることと、原発について議論することは別問題です)


昨日の朝日新聞の記事で、祝島で疎開を受け入れることを知りました。また、原発建設が中断したそうです!!
1万人以上の命を犠牲にして、ようやく祝島の方々が待ち望んだ「世の中が反原発になる日」が来るのかもしれません。(「ミツバチの羽音~」は今こそ見るべき映画なのに、上映されないなんて悔しいです)
返信する
Unknown (まろうさぎ)
2011-03-26 07:57:32
おはようございます。
私もこころさんのブログを読んで立派だと思いました。彼女は、自分の出来る範囲で原発について調べて意見を書いているようですし、たとえ話の分かりやすさを見れば、彼女の明晰さがうかがいしれます。自分のアイドルという立場も、批判されることも踏まえた上でなお且つ、それを受け止めている態度に感嘆します。
所属事務所さん、お願いですから、彼女の覚悟をともに引き受けて下さい。ブログ閉鎖とか、しないで下さいね。
批判コメントを書いている人は、あんな態度で言い捨てている時点で、お話になりません。こころさんの考え方のどこが違うのか、冷静に彼女のことをバカにせず書くべきです。

私がもし原発推進派だとしても、彼女を納得させられないですね。だって「100パーセント安全」なエネルギーではないから。確かに微量+微量+微量…をいくら重ねても、現時点では影響がないのだと思います。しかし、「不安」に思うのは当たり前だし、「今以上の“想定外”のこと」が起きる可能性を考えることは正しいことです。

原発推進の考え方と反原発の考え方は、どちらが絶対的に正しいということはないです。私は明確に反原発ですが、原発推進の意見も聞きます(今、原発の恩恵を受けているという批判も受け入れます)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。