《凛として時雨》、
衝撃の3ピース。
凛として時雨-DISCO FLIGHT
http://www.youtube.com/watch?v=XD8i_jlw0gs
オリコン初登場4位を記録した前アルバムよりシングルリリースすら挟まず、1年4か月ぶりの新作として発表される本作。その間、さいたまスーパーアリーナ単独公演や、イギリスでのライブ出演など、新たな舞台も経験してきた彼らだけに、そう容易い作品になることはない、と想像していたのだけれど、そんな期待値すら軽く飛び越えてくるのだから、凄いというか恐ろしいというか。
“単純に聴いて欲しいし、「まだ聴いてないんですか?」っていう問いかけでもある”とは本人たちの談になるが、その言葉に裏付けされた確かな自信。スルーを許さないインパクトと存在感は、ダイレクトに音に鳴った。中でも、ピアノのみならず打ち込みも駆使し、瓦解していく完全を見事表現したM-03「シャンディ」。早くも超絶のクライマックスを迎えるM-04「this is is this?」から、構築された崩壊が音の粒子となって迫るM-05「a symmetry」までの演奏ボルテージは、技術も含めて最高峰すら超越したとして、何ら相違はない。聴く聴かないの次元ではなく、これが日本の音楽シーンにおける頂点の一角と捉えるべき圧巻の作品だ。
アルバム『still a Sigure virgin?』
2010.09.22 RELEASE AICL-2174 2,800円(tax in.)
[収録曲]
01. I was music
02. シークレットG
03. シャンディ
04. this is is this?
05. a symmetry
06. eF
07. Can you kill a secret?
08. replica
09. illusion is mine
凛として時雨が生み出すサウンドに、分かりやすいポップ性は皆無として過言ではないだろう。しかし、彼らはロックシーンの中でも、異例のセールスを記録する。理由は単純で、あらゆるジャンルを趣向する音楽好きを圧倒する要素をかね揃えているからだ。プログレッシヴと称される卓抜のテクニックや複雑なアレンジはもとより、エレクトロニカやブレイクビーツをも内包したアプローチ。自らマスタリングまで行う徹底したその音像は、CGで描かれた歪(いびつ)な棘(いばら)の鉄球のように、方々を貫く無機質な鋭さを有している。
そうしたサウンドを背に、獣を思わせるTKの咆哮と、紅一点 345(b,vo)の透明感溢れる美声が、感情的な心象風景を描き出していく。言い訳を許さぬ破壊力と儚い幻想性を両立させた彼らが、世界を見渡しても稀有な存在であることをライブで確信できるのは当たり前として、より生に近い再生環境で接することでも触れられるだろう。これが現代最強のロックだと、素直に思えるハズ。
インタビューはここから (hot express music magazine)
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一月ほど前に出たニューアルバムらしいですが、聴いたことはありませんでした。
でも、バンド名を一度聴いたら忘れられない(笑)
《凛として時雨》、めちゃめちゃかっこいいじゃないですか。
いろんな分野に関して無知で、音楽畑も例外ではなく、
ずっと好きなものに固執してて、
稜線を広げてゆこうの気概がなくて情けないのですが、
言葉でひっかかると気になってしようがないんですわ(笑)
なので、youtubeで聴いてみました。
最近のはまだUPされていないようです。
2002年だっけな、結成されたのは。
メンバーのひとりがイギリスと日本を行ったりきたりしてた時期があるという。
なるほどなと思ったのはヴォーカルさんのヒステリック?ともとれるような、
怒りがコップで表面張力によって支えられている印象。
神経質でちょっと暴力的な、きゃしゃな労働者階級みたいな。
(ステロタイプな固定概念、すみません)
特筆すべきはおよそ3ピースとは思えない、バンドの超弩級の迫力。
これはすごいですね。骨太ですね。
ライブで圧倒的なうまさの、その演奏に飲み込まれたら気持ちいいだろうなと思います。
歌詞がまったく聴き取れない(私の責任、たぶん)ので、
バンドの哲学っぽいものはまったくわかりませんが、
持ってるんだろうなって感じ、ひしひし。
すでにすっごい人気者なんでしょうか、音楽界を席捲する勢いの。
私はこないだから時折聴いているサカナクションの山口さんが
感性鋭い人だなあと感嘆しております。
劇団ひとりさんに似てるとかは、頭のなかから追い出してます(すみません:汗)