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感想「終わりの感覚」ジュリアン バーンズ

2020-07-30 | 小説・漫画他

以前、「ベロニカとの記憶」という映画を見て、原作にも興味を持ったので読んでみました。
映画の感想は、こちら
シャーロット・ランプリング目当てで見たのですが、映画はあっと驚かされる展開があって、その年のマイベスト10に入れたはず。

さて、読んだ感想はというと、最初の方、とっても読み難くて、挫折しそうになってしまいました。
途中から、もう解らない処があっても良し、と自分を甘やかし?ずんずんと読み進めて行きました。

ただ、映画で先に見てる分、読みやすかったのかもしれません。
映画では語られておらず、原作の本のみで分かった事って、そんなには無かったかと・・・。

この作品って、2011年度ブッカー賞受賞作だったのですね・・・
なんだろう、後で知ったのですが、翻訳の日本人の方が「日の名残り」と同じと聞いて、なんだか納得したというか・・・
やっぱり英文で読めたら、良いんだけどなあ・・・。
違う作家さんでも、同じ翻訳の方が担当すると、どこか似た感じが漂うっていうのは、きっとあるかと思います。(そんなことないのかな? 私の勝手な思い込みかも)

うーん、、、なんというか、このジュリアンバーンズさんって人、、、エリートで賢いんだろうけど・・・なんか、ちょっと苦手かも・・。カズオ・イシグロを読んだ時は、そんな事は全く思わなかったんだけれど・・・。

終わりの感覚 2012/12/1
ジュリアン バーンズ

内容(「BOOK」データベースより)
穏やかな引退生活を送る男のもとに、見知らぬ弁護士から手紙が届く。日記と500ポンドをあなたに遺した女性がいると。記憶をたどるうち、その人が学生時代の恋人ベロニカの母親だったことを思い出す。託されたのは、高校時代の親友でケンブリッジ在学中に自殺したエイドリアンの日記。別れたあとベロニカは、彼の恋人となっていた。だがなぜ、その日記が母親のところに?―ウィットあふれる優美な文章。衝撃的エンディング。記憶と時間をめぐるサスペンスフルな中篇小説。2011年度ブッカー賞受賞作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
バーンズ,ジュリアン
1946年、イギリス・レスター生まれ。オックスフォード大学卒業。OED(オックスフォード英語大辞典)の編集者等を経て作家に。2011年、『終わりの感覚』で、四度目の候補にしてブッカー賞を受賞
今年(2013年)の「このミス」海外編第8位。文芸評論家の池上冬樹氏がトップにランクし、「素晴らしい純文学であると同時に緊張感のある巧緻なミステリー」と評しているのを読んで、興味が湧きました。そして、「大人向けの本屋」として名高い「代官山蔦屋書店」の方もトップに
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2 コメント

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読みました (こに)
2020-08-01 12:48:09
でも内容はすっかり忘れていて姉様の映画を観てからパラパラ読み直したのでした。
イギリス文学特有の雰囲気がありますよね。
私もカズオ・イシグロ氏はちょっと苦手です。原文で読めればイシグロ氏の思いをバッチリ読み取れるのだろうと思うのですが如何せん…(*´▽`*)
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こにさん☆ (latifa)
2020-08-03 08:29:14
こにさん、こんにちは!
そうですか、本→映画→再読 だったのですね。
そういう作品って、思い入れ強くなったりしませんか?

そうそう、いかにもイギリス文学っていう感じがありました(そんなに一杯知らないけど・・ 汗)

外国文学、原文で読んでみたいですよね。やっぱり翻訳者のクセとか言葉使いとか、かなり影響大ですもん・・

あ、そうそう、映画のハイヒールを履いた女ですが、まだ書いてないんです!
近々アップしたらTBさせて下さいね。
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