容疑者Xの献身 (2005/08/25) 東野 圭吾
長い順番待ちの末、やっと図書館で回って来ました。
オチ(トリック)には、びっくり!全く想像もしてなかった事だったので。そこは本当に凄いわ~!って唸ったのだけれど、どうもそれ以外の部分、この主人公の石神といい、靖子といい、あんまり惹かれる処のないキャラだったというか・・・。
東野さんの本は、白夜行や手紙がお気に入りなのですが、それというのも、これらの小説が、推理小説とかそういうジャンルを越えて、人間の生きざま?みたいな部分で、ガツーンと心に響く内容な処なんです。
それで、今回の「容疑者Xの献身」は、面白かったのだけれど、トリック以外の部分では、ガツンと来る処が無かったんですよ・・・。
さすがにラスト20頁くらいは、えええ!!って感じで、引き込まれ度最大になりましたが、どうもやっぱり、ああいう理由があったとしても、石神が靖子にあそこまで惹かれて、こんなに献身的な行動を起こす理由みたいなのが、すっと納得出来なかったというか。ここまでされてしまうのは、有り難い反面、どうしてここまで?って靖子の心理になって考えると、怖いというか・・・。
(あらすじ・内容)数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリー
天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか amazonより
「探偵ガリレオ」「予知夢」に、草薙さんと湯川さんが出て来ているというので、興味を持って、後日借りて来て少し読んだのですが、短編の推理小説が幾つか含まれている小説だったので、ちょっと私の好みとは違っていて・・・。元々あんまり推理小説は好きなジャンルじゃないのもあって・・。
でも、探偵ガリレオの最初の「燃える」は、トリックとかは化学系にうといので、凄い!とか言うのが良く解らなかったけれども、事件の舞台設定に凄く惹かれました。静かで、とても良い環境の場所だったのに、夜中に騒ぐ迷惑な若者グループがやって来る様になる・・。みんなが迷惑しており頭に来ているものの、誰も注意出来ない・・・そこで起こった事件・・・というのが。東野さんの推理やトリック以外での、こういう部分が好きです!そして、やっぱり東野さんは長編が読み応えがあって、もっと好きだったりします。
以前読んだ東野作品の感想
「手紙」東野 圭吾 読む価値の高い、お薦めの作品
「白夜行」小説・ドラマ比較と、「幻夜」感想
白夜行 東野 圭吾 小説読んだ感想
いやいや、映画から見て、その後小説ってのが、この場合良かったのではないでしょうか?
小説は、石神があの女性にそこまで入れ込むか??ってのが引っかかってしまっていた処を、映画版の堤さんがちゃんとそこをカバーしてくれてたそうで(未見なのが悔しい~)
そういえば、堤さんが数学の天才っていうのは、昔、松嶋菜々子主演の「やまとなでしこ」ってドラマで、堤さんがやってた役もそうだったような
そうそう、昨日本屋に行ったら、東野さんの新刊、聖女の救済と・・あと、ガリレオのなんとか・・ってのと2冊ドドーンと出ていてビックリ。売れそうですねぇ~。東野さんの本、すんごい馬鹿売れしてるけれど、その印税とか、何に使ってるんだろう?^^←余計なお世話
映画を観てから読んだので、ほとんど映画との比較になってしまった(汗)。
latifaさんは、映画を観る予定はないのでしょうか?
映画がね、意外とよかったんですよ。。原作にほぼ忠実に作られているんです。
特に石神=堤真一さんという驚きのキャスティングなんだけど、さすが堤さん、という感じでした。
東野さんの小説、ホント読みやすいよね。。新刊2冊、一気に出ましたね☆
ではでは、また来ます~。
うん、うん、やってるね。昨日は2話を放映してました。1話はちゃんと見たんだけれど、昨日は、用事があって出かけて帰って来たのが9時頃で、バタバタしてたから、ちゃんと見れなかったわ~。
小説とは雰囲気、ちょっと違うけど、でも、カッコイイ人が(福山君ね 好みのタイプって訳じゃないけど、誰が見てもカッコイイ人だと思うわ~あの年であんなに若々しくカッコイイなんて凄いな。)やってるのと、柴崎さん(こういうキャラは本には出てこなかったような・・)が出てるので、エンタメ性は凄く増えた感じ。
で、この小説。
由香さんも、イマイチだったのね・・・。同じで嬉しいー
でも、すっごく良かった!って人も結構いるのよね。
なんでも今度映画化されるとか。
誰があの主役の冴えない?男性を演じるのかな。
弁当屋の女性は、そしてその娘は誰がやるのかな?
え~っ、由香さん、すごい!トリック早い段階で、解っちゃったのね?
TVで湯川&草薙シリーズのドラマをやっているようですね~
でも小説と雰囲気が違うかな?
ところで・・・大人気のようなこの作品ですが、私もイマイチでした~
あまり純愛って思えなかったのよね~
トリックも意外なことにはじめの内に分かっちゃったし(笑)『歯形はどうしたんだ・・・』とは思ったのですが。
短編ではありましたが、『探偵ガリレオ』が1番面白かったです♪
東野さんの作品って、すっごく人気があるせいか、また長編が多いから、すぐ読み終わらないで、回転が遅いせいか(爆)、順番回って来るのが遅いんですよー。
次は東野さんの何を読もうかな?
東野さんはほんとに多作なので、「これが好き!」っていうのはきっと人それぞればらけますよね。いろんな味があって私はいつも読むのが楽しみです。今度はどれでくるのか?!みたいな…(笑)。
やだ~ミチさんったら^^
でも、この作品凄く評判良いですよー!
読み終わって、あちこちのブログさんを覗いたら、大半の方が5つ☆とかつけていたような・・。
でも、読んですぐレビュー書くと、興奮状態やら何やらで、ポイント高くなるっていうのありますよねー!
私もそういう処があります!
確かにね・・この容疑者は、誰が演じれば良いか浮かびませんな・・。特に石神が浮かばない!
ミチさん、本を読みながらキャスティングを考えてしまうっていうの、面白いです~! 私今までそういうの考えて読んだことが無かったのです。今度から、やってみようかな!!楽しそう~~
多分読んですぐ、コーフン状態で感想を書いたのでしょうね。
今思い出そうとしてもあまり思い出せない・・・(認知症?)
私は「手紙」は未読ですが、やはり「白夜行」が一番好きなので、それに比べると・・・という感じです。
本を読んでいる時は自然にキャスティングというのをしてしまうのですが、この「容疑者~」では私の好きな俳優さんたちはどの人物にも当てはまらず、そういう楽しみも剥奪されていたように思います。
その点「白夜行」は亮司と雪穂のキャスティングが楽しかったもの(笑)
これは、白夜行とかよりも厚さが半分くらいですよー☆
あんまり一杯人も出て来ないし、読みやすいかと思います!!
ただ、やっぱり白夜行がすっごかったので、少々もの足りないような・・・。(これで賞を取ったっていうので、期待し過ぎたんだと思います)
考えてみれば、白夜行読む気になったのも、手紙も、honeyさんのお陰なのですよ~
そうなんですよね・・・純愛って言葉を、この本の宣伝文句に、頻繁に使われていたみたいなのですが、私には、これが純愛っていうのは、ちょっと・・・
そういう感じとは違っていたんですよね・・・。
どうして彼女にそこまで??って部分で、丁度その時石神は・・って説明がなされていましたが、それじゃ、別に靖子じゃなくっても、他の人でも良かったのかな??みたいな気持ちも沸いたりして・・・。
でもトリックは凄かったです!さすがでした。全く予想つかない展開でビックリでした
幻夜も読みたいのですが、なかなかあの分厚さに手が出せず・・・(笑)
(といいつつ、白夜行はあっさり読みましたが)
最近読みたい本がたくさんあって、時間が足りません~っ
純愛というよりも、何か危ういものを感じます。
トリックはおもしろかったけれど、そのあたりが
同じくひっかかってしまいました。