ジロデイタリア

ジロデイタリア

2007ジロデイタリアはこっちのブログ


そんなこんなで「ほぼ毎レース」1コマから4コマまで、まったりと更新した今年のジロデイタリア。ひとつひとつ振り返ってみると、そのときのレースがよみがえってくるような気もしますし、あんまりよみがえってこない気もします。
まぁなんだかんだ言ってなにより自分が楽しかったからいいんですけどね
サッシャさんと栗村さんかいてるステージもあったり
なにより「ジロデイタリアは8日からだ」となぜか決め付け、1,2ステージを見事に見逃したことなどもあり
いろいろあったなぁジロデイタリア

上の絵は「ランスザセヴェン ジロデイタリア特別トップ絵」なんですが
「CSC(バッソ)が逃げてダントツで勝つ」とゆう僕の予想は当たっていましたね。見事です。
しかし「その次にディスカバリー(サヴォルデッリ)」という予想は見事にはずれ、フォナック、サムニュエルデュバルにいたっては全く描いていないという有様ですが
まあ一位を当てたからいいんだい。

しかし何より今回のジロ企画で印象的だったのは「下書き無しでペンで書く」ことの怖さ。ある意味、暗闇の中、手すりのない橋を渡るような「おどおど感」があるわけですが
下書きなしでここまで描くって結構すごいよね
すごいですか
ありがとうございます。

ツールドフランスは1ヵ月後

さーて!

ジロデイタリア 最終ステージ


終わりましたわ

ジロデイタリア2006

祭りのあとの寂しさというか
ちょっとうれしくもあり さびしくもあり 

そんな最終ステージで一番印象に残ったシーンは、このジロで引退するブラマーティを選手全員が拍手でたたえたシーン
選手全員が走りながら拍手ですよ
美しかったなぁ
あのシーンで僕はぶわっと涙があふれたわけですよ
かっこいいよ
あれはきっとブラマーティをたたえることもあるのだろうけど
このいかれたジロデイタリアを見事完走した自分と、
ともに戦ったほかの選手への拍手でもあるのよ きっと
うんうん

中盤ミサーリヤが逃げたシーンで、クイックステップのメンバーがバッソといろいろ話していたシーンも、ベッティーニがステージを狙っているからというよりも、「ミラノでこういうことしたいのに逃げられたら台無しだ」ってことがあったのかもしれない。
そこいくとミサーリヤはすごく嫌なやつになるわけだが
でもおかげで「各チーム総出、マリアローザ様も加わって彼を追う」とゆう、最後にふさわしいパフォーマンスが見られたわけですけど
「ほぼ全レースで逃げたセッレイタリア」ですが、そういうこともあったのかしら。
「おらおら、みんなで追いたまえよ(笑)」ってパフォーマンス。
ミサーリヤが家族に会うために前に出ただけなのか、集団が彼を吸収したときにどういう反応を示したのか、それが気になるところだったけど、ジロデイタリアの映像は「今年の振り返り」映像で、それを見ることもかなわず。
どうもジロデイタリアの中継チームとは最後までそりが合わなかったのう。
むむむ

そして一ヵ月後にはいよいよツールドフランス

さーて!

ジロデイタリア 第19ステージ

圧倒的ですわ

「一番キツイ」ことで評判の第19ステージで
それこそ大差をつけての勝利
総合順位でも2位に9分差をつけての勝利

これはもう、バッソの完成度の高さをまざまざと見せ付けられたステージになった
先日生まれた子供の写真を掲げるほどの余裕
これはもう
ツールドフランスも取るんじゃないか
だって、バッソといい勝負ができそうな選手が思いつかないもの
ピーキングが問題になるのだろうけど
そういう不利な面を差し引いてもバッソはずいぶん強そうだぜ
どうなるんだ
どうなるんだツール。
面白くなりそうだぜツール。

そしてそのバッソに最後まで真っ向勝負を挑んだシモーニ。
おそらくシモーニは「バッソにはかなわない」っていうのは選手として感じてるわけですよ。そこであえて勝負を挑むシモーニ。
男ですわ あっぱれですよ。

そしてチマコッピを堂々と取って、山岳賞ジャージを手にしたガラーテ
あっぱれ
あっぱれ あっぱれですよ

やっぱり自転車ロードレース面白いよ

そこには男気があふれてるよ。

明日のミラノには、このいかれたジロデイタリア2006を見事に完走した選手が
誇らしげにパレードをすることだろう
どんなパフォーマンスを見せてくれるのかしらん

そしてベッティーニ

ジロデイタリア 第19ステージ


後半から「エース級選手」が逃げを決めていた
「あの中にシモーニとかクネゴも入ってろよ」とか思ったんだけど
まあそれはバッソが許さないのかしらと
きっとシモーニは「現時点ではバッソにはかなわない」と感じて、もう目標をツールに絞っているに違いない シモーニってツールにも出るよね?
ピエポリに「お前が行け」っていうのも、結局精神に「逃げ道」を作っておきたいからなのかもしれない。「何度もバッソと真っ向勝負してどっちもボロ負けした」ってことになると、立ち直るのにだいぶ時間を要するだろうから。負け癖がつくときつくなる
「へへへ、俺は最初からバッソとやる気なんか無かったんだよ、ピエポリに行かせたからな、だから負けたわけじゃあないんだよ」ってことかもしれない
バッソてめぇツールではみてろよ

という事を思いつつ、レースは番長ガラーテとCSCアシストのフォイクトの一騎打ちとなった。といっても、フォイクトはまったくガラーテの前を引くことはなく、風を切ってがんばっているのはガラーテだけであった。

あの日のことが思い出される

仁義を大事にする男ガラーテは、ことごとくその志を若いもんに打ち砕かれたのであった
そして同じく仁義を大事にする男、クイックステップ組組長のベッティーニさんは、自らその身をもってして、もはやガラーテのためにレース前半を引いてくださったのである。その恩義に答えるべく、ガラーテは絶対に今日のこの日のレースを逃すわけにはいかぬ。

しかし、後には「ずっと後ろにいて脚の余っているフォイクト」が
金魚の糞のようについている。
あの日と同じだ。
あの日、山岳ポイントをろくに引かなかったやつに奪われたあの瞬間
しかし今日はレースの勝利がかかっている
山岳ポイントの比ではない。

残り1KM。

フォイクトはギアを重くした。
いつでもアタックを仕掛けられる状態だ
まさか。
ガラーテはあせった。
喘ぐようにアタックを仕掛けた。
しかしフォイクトはすぐ後ろにつく
勝負は見えている。
まさか
今日も、今日もなのか
ガラーテの頭に絶望がよぎった

その刹那。

誰かが背をたたいた。
フォイクトであった
「いけよ」というフォイクト
ああ
本当か、フォイクト。
俺に、勝利を譲ってくれるというのか。
お前も
さぞ勝ちたいだろうに。
ましてや今日は厳しい山岳コースだ
お前も
さぞかしつらいだろうに
しかしフォイクト、
それでもお前は
俺に今日の勝利を譲ってくれると言うのか
フォイクトよ
お前も
お前も、仁義を大事にする男だったんだな


というような感動の男のドラマが繰り広げられたわけですが
「これで勝ったらカッコわりいよなぁ」と思っていた僕はフォイクトの事を何もわかっていなかったとしか言いようがない。まあたしかにフォイクトのことはほとんど何も知らないわけだが、かっこいいよ。
かっこいいよフォイクト。あんた男だよ。

ジロデイタリア 第18ステージ

いやーアツかった

生で観たかいがあったお!

特に後半10キロですよ
「勝利を狙う5人」がテンションの下がる「お見合い」をするでもなく、
全員がアタックを仕掛け、そしてそれを全力でつぶし、そしてまたアタックが始まる!

ほんとに最後の最後まで誰が勝つのかわからない展開!
いやーアツかった。

そして勝ったのはこっちのシューマッハーであった!

これで彼は一勝目のことも「いい思い出」になったことだろう。
「いやー、俺、初めてジロで勝ったときにはあっちのシューマッハーの質問しかされなかったんだよ(笑)」とか言えることだろう。

はっはっはっ!

何でも聞くがいい!
「今年は総合優勝狙えますか」とか
「いつ引退するんですか」とか
「セナとどっちが速いんですか」とか 何でも聞くがいい!

そして彼は、
やはりまだあっちのシューマッハーほどシャンパンファイトは苦手であった。

ジロデイタリア 第17ステージ

シモーニよりも速いピエポリ

ディルーカも切られ、
サヴォルデッリも全然ダメ
クネゴはいるのかいないのかもわからないし
一位バッソの後に5分遅れで2位、その5分遅れで3位、
「逆転できるかできないかのひとつのタイム差の基準が5分」と言われる自転車ロードレースにおいて、上位3位のタイム差が5分刻みといいまして
意外な展開というかなんというかの今年のジロデイタリア

むむむ

バッソ以外のエース級の選手の目標は「2位争い」になった感のあるジロデイタリア
(観る方からすると)残念なことに、悪天候のために「一番キツイ」登りがふたつも消えた第17ステージだけど、
シモーニあたりが一番「よかった」と安心してるのではなかろうか。
たぶん、コース変更がなかったらそれはもう悲惨な結果になっていたのではなかろうか。
どうしたんだバッソ以外。調子悪いのか、それともバッソが速すぎるのか
もうジロはあきらめてツールに絞ってきているのか
でも「ツールではバッソに勝てる」においは全然しないぞ

おい、そこ!バッソのトラブルを願ってないで思い切ってアタックしたらどうだ!

ジロデイタリア 第16ステージ


事実上の総合優勝争いが終結したと見ていい感じの第16ステージ。
だって、「総合ライバルの」シモーニに大差をつけてのゴールですよ。
他の選手はゴールしたときに「ハアハア」言ってるのに、バッソは「もう一個山越えたろか」ぐらいの涼しい表情。
別にそんな大差つけずに無難にゴールすりゃいいのに、あえて後を引き離したのは「お前らは僕の眼中にないよ」というアピールだろうか。「俺のターゲットはジロとツールの2冠ですよ」と。「そしてそのために一番大事なことは、君らと勝負することではなく、自分が好調を維持できるか、ですから」ってか?
圧倒的ですよ。
13ステージでの「防寒具無くてもよかったのか」などと思ったのは、まさにいらぬ気遣いであった。本物だわ。速いわ。強いわ。うーん。

「2位争い」は今日からどんどん激しくなってきそうな感じで
「今日の第17ステージの超厳しい山岳が、今年のジロ一番のカギ」という選手も多いらしく、総合優勝争いで「一発逆転」を狙うなら今日しかない、って感じで、まだまだ目を離せないジロデイタリア2006ですが
昨日の山岳で「全然話にならなかった」バッソ以外の選手が、今日バッソに勝てるとは到底思えないし…。
さーて!

ジロデイタリア 第15ステージ


やっと勝てたねベッティーニ

今日勝てなかったらずいぶん彼は落ち込んだことだらう

しかし、今日はイタリア人からしたら楽しくてしょうがない日になりましたね
表彰台はイタリア人だらけ!

表彰台が日本人だらけ!
っていう日が、いつか来るといいでつね

しかし勝った選手をたたえたい気持ちは山々なんですが
両側のお姉ちゃんの長い脚のものすごく短いミニスカートのおかげで
選手に集中できません。
特に選手のいる壇上に上る瞬間。

ジロデイタリア 第14ステージ

眠い

眠いわ

いや、栗村さんがじゃなくて
いや、栗村さんも眠かったのだろうけど

レース展開が眠いわ

メイン集団は特に何をするわけでもなく終始CSCのコントロール体制で
実に穏やかにレースを終えたわけですが
おいCSC以外。
まさか、これからずっとその調子で行く気じゃあるまいな
ちょうど去年のツールのランスアームストロング以外のように
「もう総合優勝は無理だわ現状維持でいいや」とか思ってないだろうな
たしかにバッソとの差は結構あいている。2位でも3分ぐらいあいている。
だからこそがんばれと
アタックしろと
もう眠い展開は嫌だ

ジロデイタリア 第13ステージ


2006 バッソ楽勝宣言

やはりバッソ以外はダメであった
唯一の頼みの綱のサヴォルデッリもふがいない形でレースを終えることとなった。

勝負が決したその瞬間は、イタリア人の中継スタッフのおかげで全く見えなかったが、
もう、ほんとに、もはや敵なし!!状態。
CSC対その他連合軍
でも「全然無理」なんですもん。

さあて、バッソはツールドフランスも勝つことができるのか!!!

と言いつつ、ちょっと心配なのがバッソの体調
一級山岳を終え、「もはや勝負あった」状態なのに防寒具をつけないままゴールまで下ったのよね。
普通は新聞紙やら何やらで寒さをしのぐもんだと思うんだけど、「まったくなし」で超寒い中、5キロに及ぶ坂を下ったバッソ。
去年、お腹をこわしたということがあるのに、ちょっと無用心?

ジロデイタリア 第12ステージ

そんなバカな話があるかと

そういうレースとなったジロデイタリア第12ステージ

特にセラ側から言ったらまさに「何が起こったの?」状態

あんまり引く気がない人たちが集まった先頭集団
総合順位を上げるためにセラはがんばってた。
ほぼ一人で集団を引き、少しずつ集団の人数を削っていった
「そこそこやる気があるけど、引くのはちょっと、、、」という人数にまで集団は淘汰されたものの、「この調子だと後のメイン集団に差を縮められる」程度の集団の意思に、行き詰まりつつあったセラの前に現れたのは、同じイタリア人のモーリであった。
彼は今日の勝利に並々ならぬ強い意思を持っていた。
「俺は総合の順位をあげられればそれでいいから、ステージ勝利はお前にあげるつもりでいる」セラはきっとそういう話をしていたに違いない。
お互いに利害関係の一致したセラとモーリの二人は、それこそまるでひとつの身体のように統一された意思で集団から飛び出し、その差を広げつつあった。
モーリは自分のドリンクをセラに分け与えるぐらいのいい感じであった。

ある程度に逃げが決まったかと思われたそのとき、悲劇は起こった。
モーリがコーナーにオーバースピードで進入、落車。その後ろにいたセラはそれにつられるようにガードレールに突っ込んだ。
しかし幸いにも二人は何事もなかったかのように走り出した。
モーリは一位をキープしたが、もはや彼の感情は常軌を逸していた。
とにかく勝ちたかったのであろう
そしてまたコーナーにオーバースピードで侵入、また落車した。
そしてそのモーリに、まるでその身体はひとつにつながっているかのように突っ込んだセラ。悲劇は繰り返された。
彼らのレースは、事実上そこで終わった。

かと思ったら、モジモジやってる先頭集団に追いつき、「もしかするといけるかも」という希望がセラとモーリの頭をよぎったとき、彼らの前でゴールした者は、全体を通して集団を引くことの無かった、どこの馬の骨かもわからないようなやつであった、、、。

ドハー 三連発

コレがレースか、セラよ

ジロデイタリア 第11ステージ

ウルリッヒがダントツで一位!!!

、、、と手放しには喜べない結果となったタイムトライアル。

とゆうのも「今まで、これからガンガンに総合を狙ってくる」バッソが後半壮絶な追い上げをみせ、「場合によっちゃ一位になってたんじゃないか」ぐらいの存在感を見せ付けたからだ。
(上の絵の中では)ウルリッヒは「全然びびってないよ」とは言っているものの、
実はかなりびびっていたに違いない。

「え、俺、コレだけに集中してるのに負けるの!?」

まあどちらにせよウルリッヒの身体はいい感じに来ている風なので、
ダブルツール制覇を狙うバッソ
ランスの次に勝ちたいウルリッヒ
その他モロモロ
今年のツールドフランスは面白くなりそうだぜ。

バッソがジロをとる方向で言ってますが

ジロデイタリア 第10ステージ

市川さんのおきついお言葉
実際問題、本場を知ってる人の言葉っていうものは重いよね

僕は自転車競技者を目指しているわけではないが、
全国の世界を目指してる諸兄は正座してジロデイタリアを見るように!

あまり恵まれていない環境を経験してこそ、「恵まれた環境」で活躍できるのだ
世界のトップクラスに集う選手というものは、それこそ体力的な差っていうのはいうても、あんまりないと思うんですよね。
じゃあそこでぬきんでるためには何が必要かといえば
経験と精神
よなぁ。
そういうことでいいですか市川さん。
しかし僕、市川さん好きだなぁ。解説もものの見事に的を得てるし

ヨーロッパ遠征に参加する方々
市川さんがキツイ事を言うかもしれないが、それもひとえに皆さんの将来を思ってのことであるので、ブチブチ言いながらでもついていくように!!

しかし、第10ステージの舞台、すばらしくきれいなところだったなぁ
行ってみてぇ!!食べ物もおいしいらしいし!


肝心のレースはいまいち印象薄かった

ジロデイタリア 第9ステージ


違うんだ、悪気があったわけじゃないんだ
マキュアンに
マキュアンに勝てたことがうれしかったんだよ
ほんとだよ
決して勝ったと勘違いしたわけじゃないんだ
それもコレも全部
マキュアンが速すぎるからだ ちくしょう
穴があったら入りたい


そのマキュアンはやはり9を取れなかった。
「なんちゃって山岳」の第9ステージはやはり鬼門であった。
最初の方は思い通りにいって、最後の最後で失敗するのは一番嫌なパターン。
ここで終わるのは嫌だと思うが
15ステージが平坦だけど
13,14がなぁ…
さてマキュアンはこれからどうするんだ

ジロデイタリア 第8ステージ



やはりきたね。

やはりバッソ。

やっぱりバッソ。

ここまで早く仕掛けてくるとは、やはりCSCとバッソの「ジロ取るぞ」とゆう意気込みは相当強いと見た。

そこいくと、後半の早い段階からひとりになり、チームメイトの援護がまったくなかったサヴォルデッリ。
「こんなんじゃ去年と一緒じゃねぇか!!」と怒り心頭だとは思うが、
一体どうしたディスカバリー!
ランス様も見てるのに!!

しかしバッソは表情がわからんね。
どう考えてもきついはずなのに微笑んでいるように見える。
コレはきっと顔の構造上の理由なのだろうけど、微笑みながら山岳を登るバッソは不気味!「微笑みバッソ」
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