昨日、11時に手術室へ歩いて向かう
何度も言うけど
全身麻酔を施しての手術は
生まれての初めての経験
何から何まで珍しく、キョロキョロしてしまう
手術台に乗って、オペ室の看護師さんや、麻酔医さんなどが入れ替わり立ち替わり、
酸素のマスクみたいなを被せられたり
その内お願いしてあったように左腕に点滴のルートを取ろうとする看護師さん、ところが血管がうまく見つけられないのか、何度かチャレンジするも、諦めて右腕に変えようとする
右腕は嫌やなぁと、思っていると先輩風のもう1人が現れて、交代し今度は1発でルートを確保してくれて、点滴開始
偉いぞ先輩、
でも記憶があるのはその辺りまでで
次に意識が戻ったときにはどうやら手術も終わってたらしい
主治医のT先生の顔が目の前に
「らんぷさん、無事終わりましたよ
、癌が大きくて量も多かったので、予定より時間かかって3時間かかりました」と、言われたのは覚えてる
おぼろな意識の中で、11時半から始まった手術が3時間かかったんなら、今は15時前かな?夕食まで何時間やろ?
と、夕食の心配をする食いしん坊の私
強烈な尿意と吐き気と、悪寒
意識は空、でもかねて計画の一言をここで放つ
「皆さんありがとうございました、楽しかったです」
楽しかった手術は終わった
大勢の皆さんのお世話になり
お願いをしていただき
おさづけのお取次をしていただき
こんな幸せな事はない
夕食も半分ほどは食べられた
夜遅くには歩いてもいいってことになり、これもテレビなんかで見た事あるぞ〜
点滴のぶら下がったポールをガラガラ引っ張って、病棟の廊下を歩く
憧れていた病人姿^_^
スタッフステーションで仕事してたお兄ちゃんの看護師君に
「見て見て、まるで病人みたいやろ〜」
「いや、立派な病人ですよ」
このジジイ麻酔の影響で頭おかしくなりやがったな⁉️と、思ったに違いない
60年の人生で初めて尽くしの出来事が起こった楽しい1日は終わった
楽しかった
膀胱癌になるって本当に素敵だ