憩いの家西510

入院中の備忘録、記録、思い出として

紙パンツを使う幸せ、使わない幸せ

2022-06-15 08:02:00 | 日記
今日は膀胱癌手術の当日なので
早い時間にブログのUPを
膀胱癌の自覚症状には痛みなどはあまりない
全くないわけでもないけど
主な自覚症状で知られているのは「血尿」と、「頻尿」だと思う
血尿も結石のように、身体の中のどこかに石があって、それが悪さをしてるわけではないので
痛みは全くない
僕が1番困ったのは頻尿と、最後の方では尿漏れ、軽失禁だった
尿意を感じたらその瞬間にトイレに行かないと間に合わないって事もあった
温度の変化にも弱くて、車の中から表は出た瞬間の温度変化で、猛烈な尿意を感じることも多かった
頻尿という事は、トイレのよ回数が多いということで、その分一回あたりの尿の量は少ないということになる
それでもちょっと漏れたり、間に合わなくて失禁したりするのは困るので、最初「尿漏れパッド」というのを使った
裏の剥離紙を剥がして、下着の内側に貼り付けるものだが、これ少しくらいの漏れなら対応できるけど、一回分丸々出てしまうととても対応できない
ズボンを汚したり、車のシートに染みてきたりするのが困るので
しばらくしてから今度は「紙パンツ」っていうのに変えてみた
これは字の通り紙製の下着で、
真ん中に吸水部分があって!商品によって違うけど
成人の一回の排尿の例えば2回分までなら吸水できますよなどと謳ってある物が多いと思う
まるで下着とか
履いてることを気づかれないとか
外に染み出さない抜群の吸水力
などのキャッチコピーでいろんなメーカーから売られている

もちろん全部のメーカーを試したわけではないけど
それでもいくつかの商品は使ってみた
押し並べて言えることは
普通の生活の中で使うのなら
2回分用までにした方が無難
3回分用はさすがにゴワゴワして違和感が凄い。まさしく「オムツ」をつけてる感じ
これは自尊心のためにもあまり良くない
2回分用までなら本当に普通の下着と感覚的には大差ない
一回一回使い捨てにする事を考えたら、普通の下着より綺麗かもと思ってしまうことがあるくらい
ただし、2回分までと、謳われていても信用できるのは1回までで2回目からは特に僕達のように外で立って仕事をしてるものには、外に漏れたり、ズボンを汚したりする可能性が高いと思う
頻尿で悩んでいるなら、もちろん早めにクリニックを受診するのが1番だけれど、恥ずかしがらずに
紙パンツなどを使うのも僕はおすすめ
ドラッグストアにいくと、各メーカー「お試しサイズ」の商品を出している
2枚とか3枚とか少量で値段も300円以内くらいのもの、そんなのをいくつか試して、
使いやすくて、自分に合うのが見つかったら、改めて大容量のを買えば良い
何でも慣れるということは大事なことで
慣れてみたら紙パンツもそれほど悪いものではない、
出先で汚して
新しいものと交換しようとする時、大抵コンビニなどのトイレをお借りして、履き替えるのだが
多目的トイレならいいけど、男子トイレには汚物入れが設置されていないのが少し困る
もちろんビニール袋などに入れて密封して持って出られないことはないけど、それが難しい事もあるので、男子トイレにも汚物入れを設置する法案を国会に提出して欲しい
多目的トイレを他の目的で使用した者はお尻百叩きの刑に処する法案も同時の提出を望む
入院してからは、トイレもすぐ近くにいくつもあるし、別に何もせず安静にしてるだけの人生なので、間に合わない事もなく
家から持ってきた普通の下着に切り替えた
久しぶりに履くトランクスは快適である
紙パンツを履くのももちろん幸せであるが、履かない人生もこの上なく幸せだ
この世は幸せづくめなのである
膀胱癌になるって本当に素敵だ
素敵だがお腹が空いた、手術に向かって昨夜から絶食しているからだ
この際一刻も早く麻酔をかけて、意識を飛ばして欲しいと願っている

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