「だから、あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。」(マタイによる福音書 6:6)
イエス様と父なる神様を知ることから、今日生きる力や知恵、そして、永遠の命が与えられます(ヨハネ17:3)。そのためには、毎日神様と共に過ごす時間を持つことが必要です。聖書の学びと祈りからなる、神様との静かな時を毎日持ちたいと思います(詩編5:4,マルコ1:35,マタイ4:4)。
今回の牧師室便りでは、その為のガイドラインの例(合計15分)をご紹介させていただきます。とりあえずほんの小さな変化でもいいですので、ぜひ始めてみてください。小さなことでもコツコツと! まず始めましょう。
ステップ1:心の準備をします(1分)
聖書を用意し開きます。そして、心も神様に対して開きましょう。あなたに対する神様の愛を感謝し、聖書を通じて神様があなたと共にいてくださり、あなたの心に語りかけてくださるように、お祈りしましょう。
ステップ2:神様に話していただきましょう(8分)
聖書は人の言葉で書かれた、生きる神様の言葉です。御言葉は、生きており力があります。そして、聖霊の神様は、御言葉を理解できるように助けてくださいます。3分あれば聖書をゆっくりと1ページ読むことが出来ます。しかし、読む量にこだわることはありません。読んだことについて考えてみましょう。また、浮かんできた考えをノートに書くことをおすすめします。
ステップ3:聖書を写しましょう(1分)
今読んだ聖書の箇所の中で心に残る聖句をノートに写してみましょう。その聖句を思い出す助けになります。
ステップ4:神様に話しましょう(5分)
祈りを持って神様と交わりましょう。祈りは神様との会話です。このときの祈りには、次のことを含むことをおすすめします。
a) 讃美…創造主であり、救い主である神様の愛と恵みを感謝しましょう。あなたの人生に神様が持っておられる計画を感謝しましょう。あなたがどんなに神様を愛しているかも忘れずに申し上げましょう。
b) 告白…告白するというのは、私が過ちをおかしていることを認め、その赦しを願うことです。自分では気づかないこと、あるいは、過ちと思わないことでも、神様の目にはそう映らないこともあります。神様に決めていただきましょう。
c) 感謝…神様の愛、み子イエス様、赦し、寛容、力、導き、守り、聖書、家族、教会、友達等を具体的に感謝しましょう。困難も感謝しましょう。信じて委ねるとき、神様は困難を通して私たちを強くしてくださいます。
d) 執り成しの祈り…今度は、人々の必要のために祈りましょう。心や体を病んでいる人々、困難の中にいる人々、個人的に神様を知らない人々、家族や友人のために、教会や指導者たちのためにも祈りましょう。
e) 願い…最後に自分自身の必要や希望、あるいは計画のために祈ります。霊的、身体的、あるいは物質的な必要のためにも祈りましょう。また、イエス様の弟子として成長させてくださるように祈りましょう。勉強、家族、仕事、あるいは個人的な霊的成長のためにも祈りましょう。
山口 平賀和弘
(No.80.09,1,17.防府教会牧師室便りより)