はじめは、母の手の中で。
しだいに巣立ち、友だちを得る。
そして愛する人といつか旅立つ…
そんな示唆の多いライブラリーとなりました。
○ちいさなヒッポ
作者は マーシャ・ブラウン、三びきのやぎのがらがらどん と同じです。
世界各地を回って人々と生活をともにして絵を描き、本をつくる作家です。
作品には動植物や、人の伝説の息づかいがあります。
親子のカバの結びつきのたしかさ、母の愛の強さが、胸にグッときますね。
○おおきなのはら
自然や小動物の生き生きとした姿をうたいあげる
美しい絵とことば。
英語は押韻、日本語はオノマトペ。易しい色使いで写実的な自然描写。
ぜひにも親子で一緒に見て、
音声をきいてほしいものです。
絵本は耳からきくものである、と福音館の松居直氏もいっています。
まさにこれは、そういう作品。
小さな頃からセンスオブワンダーを育てていきたいものですね。
○ふたりはともだち
音楽を編集した谷川賢作氏が、男同士の友情ものは新鮮だったといっていました。
がまくんと、かえるくんの何気ない日常の、いつもの出来事が
あたたかで、クスッと笑えてホッとします。
自分と誰かさんみたいで、元気をもらえます。
○ラン・パン・パン
昔話なので、やはり力強い。
奥さんを取り戻すため王さまと戦うクロドリの決意には、拍手するしかありません!
こういう心意気をもった人間になってほしいものですね、我々自身もです。
○ちいさな仕立屋さん
舞踏会と王子様と結婚式。
女の子の憧れの三大要素がファージョンによって細やかに綴られています。
花嫁衣装を縫い上げる少女は、夢見たように若い王さまと結婚するのでしょうか?
心の表現がとても素敵な作品です。
英語の詩が、今回のライブラリーには物語と組み合わせて入れられます。
東京こども図書館の先生が、おはなしに詩を組み合わせることを薦めていて、
その効果を実際に感じる私としては、
この英語の詩がとても楽しみです。
ことばの響きを、ご家族で味わってほしいと思います。
推奨ライブラリー GT13『ドゥリトル先生 海をゆく』
20世紀児童文学の傑作といわれる12冊のシリーズの一つがライブラリーになっています。
動物のことばが話せる、というところに私はこども時代に憧れました。
話す動物たちはどれも魅力的、先生とやりとりや行動が
愛や正義や平和をことばで説明する代わりに読者にしみこませていく作品ではないでしょうか。
男の子、お父さんにも好かれるようです。
小学生年代に、ぜひ出会いたい物語。
しだいに巣立ち、友だちを得る。
そして愛する人といつか旅立つ…
そんな示唆の多いライブラリーとなりました。
○ちいさなヒッポ
作者は マーシャ・ブラウン、三びきのやぎのがらがらどん と同じです。
世界各地を回って人々と生活をともにして絵を描き、本をつくる作家です。
作品には動植物や、人の伝説の息づかいがあります。
親子のカバの結びつきのたしかさ、母の愛の強さが、胸にグッときますね。
○おおきなのはら
自然や小動物の生き生きとした姿をうたいあげる
美しい絵とことば。
英語は押韻、日本語はオノマトペ。易しい色使いで写実的な自然描写。
ぜひにも親子で一緒に見て、
音声をきいてほしいものです。
絵本は耳からきくものである、と福音館の松居直氏もいっています。
まさにこれは、そういう作品。
小さな頃からセンスオブワンダーを育てていきたいものですね。
○ふたりはともだち
音楽を編集した谷川賢作氏が、男同士の友情ものは新鮮だったといっていました。
がまくんと、かえるくんの何気ない日常の、いつもの出来事が
あたたかで、クスッと笑えてホッとします。
自分と誰かさんみたいで、元気をもらえます。
○ラン・パン・パン
昔話なので、やはり力強い。
奥さんを取り戻すため王さまと戦うクロドリの決意には、拍手するしかありません!
こういう心意気をもった人間になってほしいものですね、我々自身もです。
○ちいさな仕立屋さん
舞踏会と王子様と結婚式。
女の子の憧れの三大要素がファージョンによって細やかに綴られています。
花嫁衣装を縫い上げる少女は、夢見たように若い王さまと結婚するのでしょうか?
心の表現がとても素敵な作品です。
英語の詩が、今回のライブラリーには物語と組み合わせて入れられます。
東京こども図書館の先生が、おはなしに詩を組み合わせることを薦めていて、
その効果を実際に感じる私としては、
この英語の詩がとても楽しみです。
ことばの響きを、ご家族で味わってほしいと思います。
推奨ライブラリー GT13『ドゥリトル先生 海をゆく』
20世紀児童文学の傑作といわれる12冊のシリーズの一つがライブラリーになっています。
動物のことばが話せる、というところに私はこども時代に憧れました。
話す動物たちはどれも魅力的、先生とやりとりや行動が
愛や正義や平和をことばで説明する代わりに読者にしみこませていく作品ではないでしょうか。
男の子、お父さんにも好かれるようです。
小学生年代に、ぜひ出会いたい物語。