絵本とおはなしと子ども英語♪ゆったり・まったり・ドキドキしよ♪

「昔むかしあるところに」今ではない此処ではない別の世界へ。
わくわくするお話の中に入って、自由に心をひろげてみない?

クロドリは飛んでいく

2014年07月11日 | 英語教室


インド民話『ラン パン パン』。評論社の絵本が、学校の図書室にあると今日1年生が教えてくれた。

彼はラボに来ると、竹のモノサシを持って剣にして、
シートクッションを二つ身体に巻き付けるようにして、
頭にタオルハンカチかぶって、
スタンバイ。

主人公のクロドリになっている。
おはなしの音声CDをかけると、太鼓や笛の音が、いろいろに聞こえてきて楽しいから、
歩調も軽く、笛の音を歌い
「ホントは飛んでるんだけどね」だって。

ランパンパン、ランパンパン、ランパンパンパンパン
…はクッションの太鼓を叩いて、
その後に続く タララ~♪というような笛は口で唱える。

声に出して口で唱えるって、
気持ちがすごくスッとする。
CDを聞きながら聞こえたことばを自分の口から

「王様とたたかいに。女房がさらわれたんだ」とか
「クロドリ将軍だ。王様にさらわれた女房を取り返しにきた」とか言うとき
シャキッとする。ことばの気持ちが乗り移る。

それにクロドリはいろいろな生き物を耳に入れて進んでいく。
耳に入れるって、やっぱり
そのものの声を聞く、聞き流すんではなく、中まで入れるくらいによく聞く。。。
ってことなんじゃないかな?
その立場になる。
耳に入れて連れていったものたちは、いざという時、ものすごい協力者になる。

日本昔話の桃太郎は、きび団子を分け与えた。
こっちのクロドリは自分の中にいれちゃった!

示唆がたくさんある。

さて、こんどのラボライブラリーも、お話の前後に詩が入っているのだけれど、
おはなし会でも、詩はよく使われる。
お話の前後や、合間に、声で語りかけることばの栞
やはり心に響くんだなあ。

それに詩は、声に出して読むのがやはり良い。
今日、わたしはどちらかというと、心が沈んでいたけれど
詩の音読は、とても楽にしてくれた。

たとえば、こんなの。

ことり

ことりは
そらで うまれたか
うれしそうに とぶよ
なつかしそうに とぶよ
ことりが
そらの なかを

ことりは
くもの おとうとか
うれしそうに いくよ
なつかしそうに いくよ
ことりが くものそばへ

(まどみちお詩集 "くまさん"より)

軽くなった。
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