新型コロナの回復者は何処にでも行ける

緊急事態宣言が解除された直後、緊張が走った。
北九州市で新型コロナウイルスの感染拡大が起きたのである。4月30日から5月22日までの23日間陽性者ゼロが続いていたのが、23日に3人の陽性者が出て29日までに69人と急増している。２か所の病院や特別養護施設での施設内感染もあるが、27人については感染経路がわかっていないのはちょっと心配だね。
東京都も解除した翌日から10人、11人、15,人、22人と増加している。
1週間の感染者の1日平均が11.7人(２０人未満)、感染経路不明が54.9%(５０%未満)、感染者増加率が1.55人(１未満)で、２項目が基準オーバーとなっているが、東京アラートは出さないようである。
それでいいと思う。もう経済封鎖には反対だ。
それぞれが注意して感染しそうな場所を避けて行動すればいい。感染してもすぐ検査が受けられれば心配ない。

韓国で新型コロナウイルスの感染から回復した後、再び陽性となった285人の濃厚接触者790人を対象に、最短で14日間観察したところ、再陽性の人から感染した濃厚接触者はいなかったと発表している。再び陽性となった患者のうち126人は喉の痛みやせきなどの症状があったらしい。症状があっても感染させなかったのだ。
つまり感染から回復した人は社会活動の免許をもらったことになるのだ。その他にも無症状で回復した人が陽性者の倍以上いるはずである。

経済封鎖はせず、すぐ検査できる体制をしっかり構築しておくことだ。重篤化する人を素早く見つけ治療にかかればいい。軽症者は10日間隔離してお終い。
医療崩壊を招かないようにするには、大阪府が計画しているトリアージ病院のようなものを各自治体、市区町村にせめて1か所設け、発熱や感染の疑いがある人を積極的に検査して重篤・軽症・無症状をそれぞれの施設に振り分けていくのである。
こうしてどんどん回復者を社会に出して行けば、抗体のあるなしに関わらず集団免疫となっていくのである。

政府の専門家会議の議事録は取ってないという驚くべきニュースが届いた。会議の議事録を残していなんておよそ国家の体をなしていない。この安倍政権は後ろ暗いことばかりしているのだろうか？公文書もなければ、名簿もない。
とても恐ろしいことだと思うけど。