圧死したのは誰かのせいなの？

韓国の梨泰院の圧死事故についていろいろ報道されているが、事件前に「危険だ」とSNSで発し、また、警察にも通報したということが報道されていた。
当時の警備が手薄だったということなど、警察や自治体の責任を追及する動きも出ている。果ては尹錫悦政権に大きなダメージとなるだろうという見解もあるらしい。

何か違和感がある。
何でもかんでも誰かのせいなのだろうか？
第一義的には自己責任だと思うのだ。そんな場所に行って、喜んで大混雑の中に身を置いた者の責任だと思うのだ。
渋谷のスクランブル交差点で、サッカーの大きな試合やハロウィンのたびにバカ騒ぎが起こる。
警察は事故を避けるために懇切丁寧に規制する。
若者が酔い潰れるだけじゃない。ゴミを散らかす。喧嘩もする。その仲裁に入る。「ポリ公はあっち行け！」と生意気を言う。

規制されるのは嫌なのだ。自由に騒ぎたいのだ。ほっといてくれと思っているのだ。
そうしてあげようよ。
ほっといて、怪我するなり、凍死するなりしたらいいと思う。（乱暴だけど）
商店街や地域住民、警察関係者は迷惑だし、うんざりしている。
彼らが彼らの責任で始末をつければいいのだ。死んだ責任を警察や行政に求めてはいけない。
成人式のバカ騒ぎも、急性アルコール中毒になって死ぬのも自己責任だ。もう、成人したんだからね。

何でもかんでも、誰かに責任を取らせようとする過保護無責任社会はゴメンだ。
花火大会が終わって帰宅しようとして大集団が駅に集まる。地震で電車が止まり駅前で帰宅困難者が出る。
それを行政の責任に転嫁してはいけない。
一杯飲んで時間をずらすこともできるし、カラオケで時間を潰すこともできる。
ちょっとひと呼吸置けば、あっという間に混雑は解消しているはずだ。

わたしは混雑しているところが大嫌いだから、努めてそんなところを避けようとしている。
だからこんな事故に遭う危険は少ないが、賑やかなところが好きな人や、大勢が集まるイベントやテーマパークが大好きな人は、万が一を考え、いざというときにどう命を守るかをよく準備していた方がいい。