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この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

トランプは本当は馬鹿なのか?

2025-04-05 07:44:30 | 意見がありますけど
4月3日、トランプ全世界に向かって関税砲をぶっ放した。全世界に喧嘩を吹っかけた形である。
少ない国で20%、多い国は50%を超える。日本は24%で日経平均が一時1600円以上下落したとテレビ局は慌てていた。
トランプは貿易赤字の是正と国内産業の再建を図るとしているが、はたして関税だけでそれは可能なのか?
アメリカでも昨日(4日)にかけてダウ平均株価が一時2200ドル近くの値下がりをみせた。

トランプは一体なにをしたいのだろうか?
単純に考えても、全輸入品に50%もの関税をかければ物価は上がる。
輸入する企業も利益を失うわけにいかないから転嫁する。国民が負担することになる。
金持ちはいいが低所得者層は贅沢品から買い控えが始まる。消費の冷え込みだ。
景気は悪化し、倒産が増える。雇用者は減り、ますます貧乏人が増加する。
こんな構図も想像できないほどトランプは馬鹿なのか?

たとえば自動車産業を見てみよう。
外国車をはじめ、あらゆる部品にも関税をかけている。
ということは外車(アメリカ以外の車)の値段は上がるけれど、おなじくらい国産車の値段も上がるのだ。価格差がそれほどないとしたら、外車を止めて国産車を買おうという意欲がわく穂わけがない。
思うように売れなければ設備投資の意欲もわかない。外国の自動車業界も売り上げに大きな影響がなければ、新たにアメリカに工場を作ろうとも思わない。

これまでにも日本をはじめ多くの自動車企業がアメリカ工場は作ってきている。
まず、アメリカの自動車産業の復興はありえないのだ。
そもそも安いから日本車が売れていたわけじゃない。いいものだから売れていたのだ。
こんなこともわからないくらいトランプは本当に馬鹿なのか?それとも二の矢があるのか?
一次、ディール(取引)の材料に使うのではないかと言われていた。いまのところその気配はない。滅亡へまっしぐらの感じだ。

日本は報復関税をかけるのかとマスコミは気をもんでいたが、わたしは報復関税は掛けない方がいいと思う。
報復関税をかけたとしてもトランプが引っ込めてくれるわけじゃないし、それによって日本にメリットがあるわけじゃない。まったくもって無駄弾でしかない。
そもそも日本の関税は国が必要に応じてかけているわけだから、これ以上関税をかけて物価を押し上げることはやめて欲しいのだ。
政府は物価を上げず、(むしろお米の関税を撤廃して欲しいくらいであるが)静観して景気に悪影響を及ぼさないようにして欲しい。

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