この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

国としての節操がないんじゃないかい

2020-05-25 13:33:00 | 新型コロナウイルス
政府は午前中の諮問委員会で、残っていた首都圏と北海道の緊急事態宣言解除の了解をもらった。
昨日の東京の新規感染者は14人、神奈川県は5人だった。神奈川県は政府の基準である10万人あたりの感染者数0.5人未満を0.70人でクリアしていない。しかし、感染者のほとんどが院内感染によるもので感染経路不明の割合が50%未満にあるとして解除対象にした。
一方、東京都は一週間の感染者数はクリアしているが、感染経路不明が50%を上回っている。
ダブルスタンダートじゃないか!?
外出自粛、休業にうんざりしている人が多いから誰も反対しない。責めはしないが、国として節操がないんじゃないかい。

上海の復旦大学の研究に面白いデータがあった。
175人の感染者を高齢(60~85)、中年(40~59)、若者(15~39)のカテゴリーに分け、血液サンプルを取って調べてみたら、中和抗体(特定の病原体に対抗すべく生成される限定的な獲得免疫)が感染から10日~15日後にピークを迎え、退院してから2週間後も安定していた。
また、抗体の量は高齢者グループが若者グループより3倍以上あった。
中高年グループは自然免疫の活性を示すリンパ球の値が低く、炎症の度合いを示すCRP(C反応性タンパク質)の値が若者グループよりも高かった。研究チームは、年齢が高くなるにつれてより高いレベルの中和抗体が治癒に必要だったのではないかと推測している。
一方、約30パーセントの患者からは非常に低いレベルの中和抗体しか検出されていない。10人にいたっては、検出可能な最低レベルを下回っていた。
研究チームは、検出するうえで十分な量の抗体を獲得しなかった10人の患者について、T細胞やサイトカインを含むほかの免疫反応が回復に寄与している可能性があるとしている。(WIRED.jp SANAE AKIYAMAより)

つまり白血球やT細胞などの自然免疫が働いて免疫抗体の出番がなかったということらしい。
中和抗体まではつくられていないがすでに感染をブロックした人もいるということだ。若い世代にかなり免疫が築かれているのではないかと思われる。
また、これまで感染して回復した人は人に感染させないと言われている。抗体検査をしていないからなんとも言えないが、しっかり中和抗体ができていると考えられるのではないだろうか?
そして、韓国で報告されている再陽性の感染者も感染させないとお墨付きをもらっている。
沖縄で3人の再陽性者が出たが、発熱や咳が見られたことから検査をして判明している。
果たしてこのような症状が出ても感染させないと断言できるのかちょっと疑問だが、一応信じておこう。

こうしてくると、案外われわれは気づかないうちに新型コロナウイルスをブロックしていて、知らず知らず集団免疫が出来上がっているのかもしれない。
秋冬の第3派はコントロールできそうな気がする。問題は外国からの水際戦略だ。

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