脳内メモ ver.G

書きたい事、書かせてください。最下層です。

煉獄。書かなければ良かった。ごめんなさい。

2005-02-12 23:57:16 | 思いつき


時は西暦X000年。時代は進化し、自律型ロボット「A.D.A.M」(アダム)が作られ、一般家庭に普及していた。人間、いや人間以上の行動が出来るアダムは各家庭にて様々な用途で使われていた。トイレットペーパーを三角にする、トイレットペーパーを交換してくれる、トイレットペーパーを買ってきてくれるなど、アダムは人々によって必要不可欠な物となっていた。

しかし、平和な時代も続かず、国と国との戦争が開始された。そしてアダムは戦争に駆り出される事になった。隊員の為の朝飯の仕度、昼食の仕度、夕食の仕度、夜食の仕度など戦争の為に使われていった。

その戦争も終わり、人々は戦争の傷跡を癒している中アダムは必要と無いものとなっていた。処分するにも自律型な為、処分がしにくい。よって政府は一つの建物を築いた。

その名は「煉獄」、各家庭にて使われていたアダム、戦争に使われたアダム。全てのアダムがこの「煉獄」に集められた。
アダム達は「煉獄」に入れられる前に、アダム達が集まり反乱を起こさせないが為にアダムの製作者の手によって一つの指令だけをこなすようにさせられていた。
しかし、製作者の一人が隙を見て一体のアダムに手を加え「煉獄」に入れさせてしまった。


全てのアダムが「煉獄」に集められた。そしてアダム達はただ一つの指令「笑わせる」をこなしていく。ボケるアダム、突っ込むアダム、アダムの中にはコンビやトリオをで活動するアダムもいた。様々な小道具を身にまとい、様々な笑いの形を作っていった。
しかしそのアダム達の一体だけは「笑わせる」という指令をこなそうとしなかった。

一人の製作者の手によって「破壊」という指令を持った一体のアダム。完全に空気が読めていないアダムである。もの凄く場違いである。浮いている存在だ。油断をすると登校拒否しそうなぐらい孤独になっていた。


「煉獄」の頂点に立つのは一体どのアダムになるのだろうか。
アダム達の戦いはまだ始まったばかりだ。