風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽描き水彩画「定年後個展のファイナル展と彩游会展」

名古屋市民ギャラリー栄で絵仲間たちが開いている2つの水彩画展を見てきました。20回佐藤英機水彩画ファイナル展と、第9回彩游会水彩画展。いずれも19日(日)まで。

【第20回佐藤英機水彩画ファイナル展】

ファイナルとある通り、名古屋市緑区在住の佐藤英機さん(83)が定年後、毎年開いてきた個展を20回目の今回で完了するという目出度い催しです。

佐藤さんは定年後、①旅を楽しみ絵を描く②年に1度は個展を開く③地元の絵画団体の会員になる、といった目標を立てました。
東へ西へ南へ北へと旅に出て絵に仕上げ、2003年から市民ギャラリーで8号大から50号大までの作品を毎年数十点ずつ展示する個展を開催。ほぼ独学ながら、区民展や水彩協会展などでも受賞を重ねてきました。

コロナ禍で2年間の開催中止も余儀なくされましたが、水彩協会の会員にもなることができました。
しかし、「年齢とともに体力、気力、創作力などが衰え、個展は今回を区切りのファイナル展にしました」と佐藤さん。そして続けました。
「個展をこれだけ続けられたのは、搬入、展示、会場での接客、搬出作業まで妻や娘夫婦ら
の支援と協力があってのこと。感謝しています」「個展をやめても、絵は描き続けます」。

 

【第9回彩游会水彩画展】

絵仲間の大坪信之さんらのグループ。11人のメンバーが月2回集まって互いの研鑽に努めており、8号サイズの風景画を中心に数点ずつ展示しています。

 

 


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