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風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「名古屋の旧中村遊郭街『稲本』を描く」

2014-11-10 15:33:08 | アート・文化

                                     

今回掲載したのは、教室のスケッチ会で出かけた名古屋の旧中村遊郭街跡に残る娼家の1軒です。


中村遊郭は1923年にできました。約1万5000平方㍍の敷地に、娼家140軒、娼妓2000人がいたと言われています。
1958年(昭和33年)の売春防止法施行で廃業・転業。跡地にはマンションや病院、スーパーなどになり風景は一変しましたが、往時を偲ばせる娼家4軒が名古屋市の都市景観重要建造物に指定されて現存しています。

その1軒が絵にした「稲本」。料亭として営業されたあと、現在は高齢者向けのサービス施設になっています。
べんがら塗りの壁、門に掲げた看板の文字の書体などに歴史を感じます。
その味を出すことができれば、と少し黄土がかった色でペラペラの薄い画用紙を使ったのですが、この紙は絵の具をのせるのが難しくて思うように彩色できなかったのが残念です。



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