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映画『ツナグ』

2014-05-28 07:30:00 | 映画

映画と言っても既に2012年10月に放映された作品なので、再放送でR。

すんごくヒットした作品のようです

そんなことも、内容も何にも知らなくて、松坂桃李さんと樹木希林さんが出てると

いうだけで、録画をして見てみた

そして、記憶に残る映画の一つになった

内容は題名からでも想像できるかもしれないが、生きている人と死んだ人を

合わせる役目、よって「ツナグ」ということらしい

死者を呼び出すことができる祖母の渋谷アイ子を樹木希林さん、そして主人公は

高校生の孫、渋谷歩美を松坂桃李さんが演じている

歩美は幼い時に両親が謎の死を遂げており、周りの大人たちの無責任な噂に心を

痛めている

祖母に育てられながら、祖母の後を継ぐかどうかを自問自答し「ツナグ」の

祖母の手伝いをしている

そんな祖母が死者を呼び出す鏡が、なんと、あの卑弥呼の「三角縁神獣鏡」のような

鏡でした

以前、光彦シリーズの「箸墓幻想」に出てきた「大型神獣鏡」 なんですねぇ~

なんでも、(3D)プリンターを使って、精巧な金属製レプリカを製作したところ、

壁に投影した反射光の中に鏡の背面に刻んだ文様が浮かび上がる「魔鏡」と呼ばれる

現象が起きたそうなんですねぇ~

この鏡(?)が死者を呼び出すのに使われたのも、このあたりのことがあったからで

しようか、いやぁ~ロマンだなぁ~ 

この映画の中では、三者三様の依頼の話が軸になっている

たった一度しかその相手を呼び出すことができない条件で、生きる者と死者との

ほんの数時間の再会が実現する

結局は、残された者の心残り、後悔なのかなぁ~と思った

その点、私は会いたい人がいないということは、そのあたりの後悔がないと

いうことになるのでしょうか

死後の世界はないものと思い、そうあってほしいと思っているのに、この手の物語に

なぜか興味を持ってしまう私、相反する感情だけど、複雑ですねぇ~

土手と田んぼの間に咲いた、真っ白なボタンがきれい

すっかり咲いた他の花に遅れ、まだつぼみを残した一本

大きなマシュマロのようでした

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