*無人兵器開発に本気で取り組んでいるアメリカ軍・・。
つける薬がないのか・・。
(ニュース)
米陸・海・空軍、期待の無人兵器で開発主導権争い
8月13日11時54分配信 産経新聞
偵察のほか攻撃にも使われる無人飛行機(UAV)など無人兵器を一堂に集めた展示会が8月上旬、米東部メリーランド州にある海軍パタクセント川航空基地で開かれた。テロ対策や国境警備のため一層の需要が見込まれるなか、軍関係者らが多数詰めかけた。一方で、米軍内部では無人兵器開発をめぐる主導権争いが展開されている。(有元隆志)
展示会は2年ごとに開かれ、今回で4回目。展示されたのはイラク戦争でも使われたグローバルホークや無人自動車(UGV)など、米国やイスラエル製の約30の無人兵器。
無人ヘリコプターが滑走路から離陸し、基地上空を飛行し、再び同じ場所に着陸する実演も行われた。大手軍事企業のブースでは、米軍関係者や各国駐在武官、日本も含めた企業関係者が、担当者から熱心に無人兵器の性能説明を受けていた。
米海軍の兵器調達の責任者であるデローレス・エッター次官補は記者会見で、無人兵器に関し「将来にわたり非常に重要な役割を果たす」と述べ、開発の意義を強調した。
次官補の後方には海軍が8月はじめに研究開発を承認したノースロップ・グラマン社製の無人戦闘機X-47Bの実物大の模型が置かれていた。同機の開発には約6億3600万ドル(約750億円)が拠出される。
開発に成功すれば空母からの離着陸も可能となり、現在開発が進められている有人でステルス機能を備えるF35戦闘機(ロッキード・マーティン社製)に匹敵するとの指摘もある。
米議会調査局がこのほどまとめた報告では、日本政府が次期主力戦闘機(FX)の有力候補としているF22Aラプターの供与が米議会の反対で困難になった場合の代替機として、F35とともに無人攻撃機も挙げていた。
海軍で無人兵器計画の広報を務めるジョン・ウィルマン氏は「無人兵器ならば人命を危険にさらすこともなく、長時間の任務にも堪えうる」と述べ、イラクなどでの偵察のほか、国境警備にも効力を発揮すると強調した。
米軍UAVの滞空時間は、2001年の2万時間以下から06年には約16万時間へと増えた。
米国防予算に占めるUAV開発費も大幅に伸びている。上院歳出委のウェイン・アラード議員(共和党)によれば、01会計年度予算では無人兵器全体で6億6700万ドル(約780億円)だったのが、08会計年度では空軍の無人機計画だけで130億ドル(約1兆5000億円)近くが計上されたという。
議会多数派の民主党も、無人兵器計画については賛成している。展示会の来賓としてあいさつした民主党のステニー・ホイヤー下院院内総務は、無人兵器の開発はついて「非常に重要だ」と語った。
ただ、イラクやアフガニスタンでの戦費で米軍全体の予算が圧迫されるなか、今後海軍や空軍がそれぞれ無人兵器を開発すると重複するため、国防総省内では一元化すべきだとの議論がおきている。
空軍は中心的な役割を果たすことに意欲を示しているが、「無人兵器の任務は国土防衛、災害救援など幅広い」(陸軍担当者)だけに、陸軍や海軍などはこれに強く抵抗している。イングランド国防副長官のもとで検討作業が続けられているが、結論がいつでるかは未定という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070813-00000910-san-int
つける薬がないのか・・。
(ニュース)
米陸・海・空軍、期待の無人兵器で開発主導権争い
8月13日11時54分配信 産経新聞
偵察のほか攻撃にも使われる無人飛行機(UAV)など無人兵器を一堂に集めた展示会が8月上旬、米東部メリーランド州にある海軍パタクセント川航空基地で開かれた。テロ対策や国境警備のため一層の需要が見込まれるなか、軍関係者らが多数詰めかけた。一方で、米軍内部では無人兵器開発をめぐる主導権争いが展開されている。(有元隆志)
展示会は2年ごとに開かれ、今回で4回目。展示されたのはイラク戦争でも使われたグローバルホークや無人自動車(UGV)など、米国やイスラエル製の約30の無人兵器。
無人ヘリコプターが滑走路から離陸し、基地上空を飛行し、再び同じ場所に着陸する実演も行われた。大手軍事企業のブースでは、米軍関係者や各国駐在武官、日本も含めた企業関係者が、担当者から熱心に無人兵器の性能説明を受けていた。
米海軍の兵器調達の責任者であるデローレス・エッター次官補は記者会見で、無人兵器に関し「将来にわたり非常に重要な役割を果たす」と述べ、開発の意義を強調した。
次官補の後方には海軍が8月はじめに研究開発を承認したノースロップ・グラマン社製の無人戦闘機X-47Bの実物大の模型が置かれていた。同機の開発には約6億3600万ドル(約750億円)が拠出される。
開発に成功すれば空母からの離着陸も可能となり、現在開発が進められている有人でステルス機能を備えるF35戦闘機(ロッキード・マーティン社製)に匹敵するとの指摘もある。
米議会調査局がこのほどまとめた報告では、日本政府が次期主力戦闘機(FX)の有力候補としているF22Aラプターの供与が米議会の反対で困難になった場合の代替機として、F35とともに無人攻撃機も挙げていた。
海軍で無人兵器計画の広報を務めるジョン・ウィルマン氏は「無人兵器ならば人命を危険にさらすこともなく、長時間の任務にも堪えうる」と述べ、イラクなどでの偵察のほか、国境警備にも効力を発揮すると強調した。
米軍UAVの滞空時間は、2001年の2万時間以下から06年には約16万時間へと増えた。
米国防予算に占めるUAV開発費も大幅に伸びている。上院歳出委のウェイン・アラード議員(共和党)によれば、01会計年度予算では無人兵器全体で6億6700万ドル(約780億円)だったのが、08会計年度では空軍の無人機計画だけで130億ドル(約1兆5000億円)近くが計上されたという。
議会多数派の民主党も、無人兵器計画については賛成している。展示会の来賓としてあいさつした民主党のステニー・ホイヤー下院院内総務は、無人兵器の開発はついて「非常に重要だ」と語った。
ただ、イラクやアフガニスタンでの戦費で米軍全体の予算が圧迫されるなか、今後海軍や空軍がそれぞれ無人兵器を開発すると重複するため、国防総省内では一元化すべきだとの議論がおきている。
空軍は中心的な役割を果たすことに意欲を示しているが、「無人兵器の任務は国土防衛、災害救援など幅広い」(陸軍担当者)だけに、陸軍や海軍などはこれに強く抵抗している。イングランド国防副長官のもとで検討作業が続けられているが、結論がいつでるかは未定という。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070813-00000910-san-int