珈琲おいしい

日々の日記の予定だったけど最近ゲームコラム風。いまとなってはレゲーレビューブログかな。

フュージョンは!【素人】

2008-05-30 01:45:49 | 素人視点のゲーム業界
手元に無いときはあんなに欲しいのに
実際手元に持ってみると・・・未プレイゲーム棚に積み上げたり。
買ったことでいつでもプレイできるっつー事に
なんか満足しちゃう状況。

皆さんご存知ですかね。

この、手元に無いときの欲する感覚。ってのは人として
往々にして持つ感情だと思えますが・・・

自分は小学生の頃、これがありました。
『イー・アル・カンフー』というゲーム。
しまいにはあまりにもプレイしたいという思いが先行しすぎて
脳内でかなりの名作になったモンです。

実際にプレイしたら…意外とたいした事無くてへこみましたが。

そんな話をふまえて。

~~~~~

ゲームの売上げが最も伸びるのが、いわゆる
『発売日』と言うやつですね。
この日を境にゲームソフトはバンバン売れるわけですから・・・
そりゃ売上げが伸びるのは当たり前なのですが。

そもそも発売日までに、各雑誌や、テレビCM、インターネットによる
情報の小出し。広告などなど。
まだ見たことの無いゲームソフトに対しての紹介をこれでもか!
って程に企業側が打つわけですよね。

そりゃ当たり前の戦略であり、別にこれはゲームに限った話でも
なんでもないのですけれども。

しかし、これがつらい。
たとえば物語をメインに置いたゲームソフトであった場合。
たとえば『推理物』とか『RPG』とか。

基本的に宣伝時には効果的な演出として派手な戦闘シーンとか
新しい『カガク捜査』みたいな物で目を引くようにしないと
あまり見向きもされないような感じもします。

映画で言う所の「このクライマックスは、誰も想像出来ない・・・」的な
事をうたわないと、物語に興味を持つことも難しい感じがします。
要は、物語の良さは広告、広報だけでは全く伝わりません。

しかし、昨今。
ビジュアル優先の時代となってきましたら、この物語がステキであるにも
関わらず、イラストの好みが分かれるとか、戦闘シーンがショボイ。
と言うのも購入要件としては大きな材料になるわけですね。

『バテンカイトス』が良い例だ。まぁあれはGCだったってのもあるかな・・・

~~~~~

さて、こうなってきた時にイラストのデザインとか戦闘エフェクトの
個性的さとか、シリーズ物が良かった、システムが斬新。と言った
材料でソフトを選択する人々。

この人たちにとっては発売日はやはり大きなイベントの日となるようです。
もちろん管理人も含みます。

どんなソフトだか分からないけども、発売日に欲しい!
もう欲しくて欲しくて仕方ないのだ!

逆にみればこれは『企業側』の販売戦略に見事にやられているわけですよね。
だって、ソコまで全くプレイしたことが無いのですから。

にもかかわらず、出ている情報のみで購入を決めるのですから。

まぁそこにはソフト会社との信頼関係みたいなものもある程度あるとは
思うんですけどね。今日はソコはちょっと抜きで話します。

要は何が言いたいのかと言うと・・・
人が「欲しい!」と思ってそれを手に入れるまでの衝動って言うやつ。

これって凄いなぁと思えたんですよね。

そしてそれを煽る広告媒体。

まったく知識の無いもの。無関心な物であれば、それを必要とする
動機が無いのです…

未プレイのゲームを買うという行動は…

ソコまで出ている広告媒体を鵜呑みにして購入を決定している。

と言う所になります。

こうなってくると(ある程度ゲーム性のよめる続編とかは置いといたとして)
もはや「欲しい!」が優先しすぎるものになっているように思えます。
ゲームをプレイして楽しい時間を過ごす。
と言う事とはまたかけ離れた所に居るという事です。

その不思議な感覚を『発売日』というイベントではもたらしてくれる
ような気がしてならんのですよ。

だって発売日を過ぎれば過ぎるほど・・・

「なんであんときあんなに欲しがったんだっけ・・・?」

って思っちゃったりするんですから。
ほんとに人の衝動って不思議ですよね。

~~~~~

ただ、これは『発売日』にガツンと売上げが上がり、発売後
3週間もすると売上げランキングから消えてしまう類のソフトを
言っているのです。

どういうことか!?

発売後、何週間も、何ヶ月も、何年もランキングに残るゲームとは
質が全然違う・・・ように思えてきたのです。

たとえば『WiiSports』や『パーティゲーム』系がその傾向が
強いのではないでしょうか。

要は家族が楽しめる。とか、複数人で盛り上がれる『MHP』。とかです。
または、凄く大衆性の高い昨今の『任天堂ソフト群』とか。

この差を考えてみた時。
ゲームの質が以下の3ジャンル程で分かれる様にに思えてきました。

<大衆性の強い/家族で楽しむ・複数人で楽しむ/個人で楽しむ>

もしかしたら「ネットで楽しむ」と言うのもあるとは思えますが
今回の考察には無いのでパスします。


発売日に急激セールスを記録する類のソフトは・・・
いわゆる「個人で楽しむ」事を前提にして作られているゲーム。
であるが故「欲しい」感で購入される事が多く、多く積みゲーになったり
未完のままゲームをやめてしまう人のほうが多い傾向にある。

逆に大衆性の高い。とした方は『脳トレ』を筆頭とした
いわゆる『カジュアルゲーマー』向けのゲーム。
ゲーマー向けには作られていないタイプのゲームだけども
大衆にウケる事が前提で作られているので、割と中毒性などもあり
そのゲームをひたすらやり続ける傾向がありうる。


そのように仮定した時、先ほどの3つのジャンルは以下の傾向で
質が分かれる。

<大衆性の強い/家族で楽しむ・複数人で楽しむ/個人で楽しむ>
【楽しくプレイしたい<---------->欲しい欲求でソフトを買う】

と言う事。
“楽しくプレイしたい”と“欲しい欲求からゲームソフトを買う”

では、意外と質が異なるのですよね。

ですから言わずもがな『発売日』から1ヶ月ほどで上位をキープできない
ゲームは、いかに広報を行おうが結局は大衆ウケは悪そうな気がします。

逆に発売日にこだわらず、長期休暇的なイベントやクリスマスなどの時期に
売上げを伸ばす作品は『大衆性』が強いゲームは、楽しむ時間を提供する。
というゲーム性なのですね。

~~~~~

昨今『カジュアルゲーマー(ゲームライト層)』と
『ハードゲーマー(コアゲーム層)』という階層について、多く
知識人は語っていて、実はこの二つの階層を統合することが
ゲーム業界の将来的な光と言われることが多くあるように思いますが。

この二つは似ていて、実はまったく異質なゲーマーだと
今回思いました。
そのため、金銭感覚や時間の使い方もまったく違っている。
この二つの階層を統合していく展開っていうのは。

正直ムリなんじゃないか。

と思いました。
だからってコレが諦めだとは思いません。なにか別の方法があるはずでしょう。

個人的には、解決策として『ドラゴンクエスト9』や
『モンスターハンター』あたりが…妥協案にならないかなぁ。と
思えるのですが…
いまどきの『ドラクエ』もやっぱり敷居がたかそうだしなぁ。

『ゼルダ』はコアゲーマー層を取り込むには…なんかカラーが違うし。

やはり今後の企業側の動きに注目していくしかないのかなぁ。
と、素人のたわごとを書き記してみました。

まとまりも無いですが。今日はこの辺で。



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2 コメント

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Unknown (au21st)
2008-05-30 20:46:11

僕の場合、発売日ではないのですが、最近まったく同じ状況になってしまいました。

ゴールデンウィークに「マリオストライカーズ チャージド」を購入しましたが、その日以来、いっさい手にしてません・・・

・・・というか「なんであんときあんなに欲しがったんだっけ・・・?」と思うのは、僕は年がら年中ですね・・・

ついさっきも、バーチャルコンソールで「スーパーマリオRPG」が配信されるのを見て、一瞬で欲しくなってしまいました・・・

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Unknown (kuroo0)
2008-05-31 21:00:41
そうそう。買ってもプレイしない状況が
続いちゃうと…次の新作に目がいっちゃったり
発売日に買わないと…あまり欲しくなくなっちゃったり…

人間は不思議なモンですね。

ちなみにバーチャルコンソールもポイントが貯まってたりすると…
サクサク買ってしまうのでアレも危険ですね(笑)
返信する

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