非実在動物愛護条例？

　「まんぺくん」騒動があったせいだろうね。こんなニュースが。

◇「ひこにゃん」の画像と一緒に政治的・宗教的意見は掲載しないで――彦根市呼びかけ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1109/06/news100.html

　ひこにゃんのイメージを損なわないよう、ブログやTwitterでひこにゃんの画像と一緒に政治的・宗教的な発言を掲載しないでほしいと彦根市が求めているという。

　「ひこにゃんは、公益性を有する彦根市のキャラクターであり、そうした誤解を与える表現についてはご遠慮いただきますようよろしくお願いします」

　フリーひこにゃん！　ひこにゃんに思想及び良心の自由、信教の自由、学問の自由を！　彦根市の猫権抑圧を許さないぞ！

　と、思わず糾弾闘争を仕掛けたくな。一種の非実在動物愛護条例のつもりかもしれない。いたいけなネコによろいかぶとを着せて、人殺しの道具を持たせた上に、炎天下の彦根城で観光客に見せ物にしている時点で、立派な動物虐待だけどな。

　ドワンゴが来年4月に開催予定の「ニコニコ超会議」の広報キャラのTwitterアカウントを、元“まんべくんの中の人”に運用を委託したそうだ。広報キャラは「歴史と政治の話がキライ。特に戦争の話は一切しません」という設定に笑ってしまったが、二次元キャラにさえ「沈黙」を強制しないではいられない社会は、表現の自由はありえない。