新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

総雨量2000mmの時代

2011年09月09日 | 日記
 台風12号で大きな被害を受けた和歌山・奈良では、今夜も大雨になるという。土砂崩れで被害が広がらないように祈りたい。

 近年は、春と秋はスルーされて、夏と冬だけになってしまったようだ。ゲリラ豪雨やころころ変わる天気は、まるで台北のようだと思う(まだ二度しか訪ねたことはないが)。

 1月の台北は、朝夕は10度台で冷え込むのに、真昼は30度を超え、雨が降ったりギラギラ日が差したり、天気の変化もせわしない。真夏のような日差しの下、哈日族なのか、レザーコートにふわふわファーのブーツの完全武装で歩く女子が、何ともけなげだった。

 気候が台湾に近づいてきたというのは、感覚的なものではなくて、データの裏付けもあるらしい。100年後には日本も現在の台湾なみに亜熱帯化していそうだ。

◇総雨量2000mmの時代を迎えて
一般財団法人日本気象協会
http://www.jwa.or.jp/content/view/full/3995/

 <現在、台湾付近と日本の南海上とでは海面水温に2度近く差があります。しかし、100年後のシミュレーション結果では、日本の南海上の海面水温は、現在の台湾近海並みになると予想されています。
 台風の進行速度や海面水温の変化を考えると、今後は日本付近でも、台湾と同様、2000mmを超える大雨を想定した対策が必要であるといえます。>

 この気候の変化はなんだろう。地球温暖化の議論はさておき、地球が長いサイクルで温暖化と寒冷化を繰り返してきたのはまちがいない。7000年前の大阪は、上町台地のみが陸地で、あとはラグーン(潟湖)だった。縄文中期以降に寒冷化により、海退が始まり、陸地が広がっていった。今は不便な(失礼!)大和や河内から古代王権の歴史が始まるのも、まだ河内湖が広がっていて、瀬戸内海から船で行き来していたからだね。

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